大河ドラマどうする家康・(11)信玄との密約 ~駿河侵攻~
三河平定を成し遂げた我らが神の君は、正式に三河国の主に任官されることに。君は由緒正しき源氏の末裔(まつえい)でございますれば、その資格は充分。何の問題もなく。といいつつ、家康自身は松平家が源氏の流れをくんだ家柄とは信じていません。酒井忠次は、朝廷と室町幕府のお墨付きをもらえる絶好の機会だと、家康に叙任してもらうよう説得を重ねます。
松平家の家系図をひもとく登譽上人(とうよしょうにん)によると、さかのぼって祖父清康が世良田姓を名乗り、さらにずっとさかのぼると、義季が得川姓を名乗っています。世良田も得川も源氏の流れをくんでいるので、家康が源氏の末裔と名乗っても問題なさそうです。忠次は、いっそ徳川に変えては? と提案しますが、登譽は「ただし、これがかかる」と、毎年300貫を朝廷に納めなければならないと説明します。
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