2020年9月20日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(25)羽運ぶ蟻(あり) ~~

永禄9(1566)年、覚慶は還俗して足利義昭を名乗り、
近江六角領の矢島御所から朝倉義景を頼って越前へ向かいます。
しかし一行は一乗谷からほど遠い敦賀に留め置かれ、
3ヶ月、半年と時間だけがむなしく過ぎていきます。

細川藤孝は、なかなか態度を明らかにしない義景に苛立ちますが、
義昭のライバル・四国の足利義栄は左馬頭(さまのかみ)に任ぜられつつも
摂津で足止めされていていまだに入京できてはいません。
三淵藤英は、まだ打つ手はあると冷静に動こうとしています。

義昭は庭に這いつくばり、死んだ蝶の羽を蟻が運んでいる姿に感動しますが、
その姿に自分自身を重ね合わせています。

義景は、上洛を迫る藤孝に会いたくないようで、仮病を使っています。
しかしその態度は、明智光秀が義景に上申した
「次の将軍職の大任、あの御方ではいかがかと存じます」という返答にあったのなら
光秀としてもなんとかせざるを得ません。

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2020年9月13日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(24)将軍の器 ~~

「夏は終わった…わしの夏は…」
求めてもだれも上洛しようとせず、失意の将軍・足利義輝は
永禄8(1565)年5月、三好義継によって住まいの二条御所に襲撃を受けます。
京を揺るがす前代未聞の大事件でした。

世にいう「永禄の変」です。

敢(あ)えて暴虎(ぼうこ)せず、敢えて馮河(ひょうが)せず、
人は其(そ)の一を知るも、其の他(ほか)を知ることなし──。
「戦戦兢兢(きょうきょう)、深き淵に臨むが如く、薄氷を履(ふ)むが如し」
義輝は刀を手にして立ち上がり、襲撃の兵たちに立ち向かいます。

しかし多勢に無勢、あっという間に敵兵に囲まれ、くし刺しにされます。
「麒麟が来る道は…遠いのう…」
室町幕府第13代将軍・足利義輝は、30年の生涯を閉じました。

その知らせは、明智光秀のいる越前にももたらされます。
「将軍が…義輝公が…二条御所にてお討ち死にあそばされたと!」
朝倉家からその知らせを受けた明智左馬助が急ぎ知らせてくれたのです。
何ゆえじゃあ! と光秀は天に向かって叫びます。

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2020年9月 6日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(23)義輝、夏の終わりに ~~

永禄7(1564)年9月、畿内に絶大な権力を誇った三好長慶が生涯を閉じ、
将軍足利義輝は復権を図り、京は再び戦乱の時代に入ります。
その方策を尋ねられた明智光秀は、織田信長の名前を上げ、
信長が上洛して義輝を支えるなら大いに力になる、と励まします。

そのころ信長は美濃攻めの最中でしたが、国境の土豪たちに手を焼き
とりかかってはや3年が経とうとしていました。

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2020年8月30日 (日)

大河ドラマ麒麟がくる・(22)京よりの使者 ~今夜いよいよ放送再開!~

「桶狭間の戦い」から四年後──。

永禄7(1564)年・冬、越前では、明智光秀が書物を読み漁っています。
台所では熙子と牧が夕餉の支度の最中で、その横では
光秀と熙子の間に生まれた4歳のお岸が、母親の手伝いを頑張っています。
そして、生まれたばかりのたまが泣き声をあげて何かを訴えています。

このころの京都は平穏な時を迎えていました。
三好長慶が京や畿内の実権を完全に掌握していたからです。
長慶の配下である松永久秀は大和国を任され、三好一族の支配体制は盤石。
時の将軍・足利義輝は、長慶の完全な傀儡(かいらい)となっていました。

この年は60年に一度の「甲子(きのえね)」でありまして、はるか昔から
必ず改元が行われてきたという曰く付きの年なのですが、
それにも関わらず義輝が改元の申し出をしないことを、
関白・近衛前久はとても疑問に感じています。

天皇への改元の申し出は将軍の務めであり、それをしないのは前代未聞だと、
「将軍の名に傷がつくぞ」と義輝に催促をするわけですが、
義輝は、将軍など名ばかりで、将軍の家臣である長慶に娘を人質に出すほど
自分は落ちぶれてしまっていると自嘲します。

そもそも義輝は天皇を信用していないのですが、そのきっかけは
義輝が朽木に避難していたころ、天皇は将軍への断りもなく
勝手に「弘治」から「永禄」へ改元してしまったわけで、
それを後から知った義輝は屈辱的で、とても悔しかったわけです。

「帝が何ほどのものですか。私は改元など知りませぬ!」
怒りに任せて、義輝は関白との対面の座を蹴って出ていきます。

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2020年8月23日 (日)

「麒麟がくる」まであと1週! 総集編・第三集「誇り高く」

第21回までの前半部を、3回にわけて総集編に。第3集の「誇り高く」は第16回から第21回までを再編集。道三と高政の親子対決「長良川の戦い」織田信長VS今川義元の「桶狭間の戦い」と合戦祭り!光秀が縦横無尽に走ります!

大河ドラマ麒麟がくる・(16)大きな国 ~~
高政(伊藤英明)を討つべく出陣する道三(本木雅弘)。国を二分する戦に、明智家はどちらにつくべきか光安(西村まさ彦)は思い悩む。一方、光秀(長谷川博己)は戦を回避すべく、尾張の信長(染谷将太)と帰蝶(川口春奈)の元へ向かった。道三に肩入れして戦に手出しをしないこと、その代わりに織田との同盟を破棄せんとする高政を一命をかけて押しとどめると訴える光秀。しかし弟・孫四郎(長谷川 純)に手を貸さず死に追いやったとして光秀に対する不信感が拭えない帰蝶は、光秀を厳しく突き放す。

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2020年8月16日 (日)

「麒麟がくる」まであと2週! 総集編・第二集「動乱」

第21回までの前半部を、3回にわけて総集編に。第2集の「動乱」は第9回から第15回までを再編集。尾張へ嫁入りした帰蝶をめぐり、光秀と信長との出会い、それによる美濃と尾張の同盟をめぐり、駿河の最強大名・今川義元とのパワーゲームが展開。歴史の大きなうねりの中を光秀が奔ります。

大河ドラマ麒麟がくる・(09)信長の失敗 ~いよいよ本格信長登場~輿(こし)入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈)は、ようやく翌朝帰ってきた信長(染谷将太)と顔を合わせる。奇妙な出で立ちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在をわびる信長に興味をもつ。婚儀に上機嫌な信秀(高橋克典)と土田御前(檀 れい)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら自分も父がときどき大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。一方、美濃の光秀(長谷川博己)はのちの正妻となる熙子(木村文乃)と懐かしい再会を果たしていた。

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2020年8月 9日 (日)

「麒麟がくる」まであと3週! 総集編・第一集「旅立ち」

第21回までの前半部を、3回にわけて総集編に。第1集の「旅立ち」は第1回から第8回までを再編集。若き光秀が斎藤道三の導きで広い世界に旅立つ過程を描きます。

[新] (01)光秀、西へ ~若き明智光秀の旅がいま、始まる~
領地を荒らす野盗を撃退した際、明智光秀(長谷川博己)は、その頭領が持っていた「鉄砲」という見たことのない武器に興味を持つ。美濃守護代・斎藤氏の名跡を継ぐ斎藤道三(本木雅弘)に掛け合い、ある約束と引き換えに、鉄砲がどういうものか探る旅に出る。堺ではひょんなことから三好長慶の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎)に気に入られる。次に向かった京では、名医と名高い望月東庵(堺 正章)と出会うが、大のばくち好きで、本当に名医なのかヤブ医者なのかわからない。そんな中、大名同士の抗争が始まり、町は大火事になる。

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