プレイバック独眼竜政宗・(40)大船造り
【アヴァン・タイトル】
ニューヨーク証券取引所。世界最大の金の先物市場で、毎日100トンもの金が売買される。海外市場の動きに対応して、日本でも即座にその日の金の売値が決まり、それはネックレス1つの値段にまで反映する。金は華麗な装飾品であると同時に、世界経済の動向を決める重要なカギである。政宗はこの金を巧みに利用した一人である。金を使った派手な演出で、さまざまな政治的危機を乗り越えた。
ドラマの舞台である慶長・元和(げんな)年間は、明治以前の我が国金銀生産の最盛期でもあり、徳川幕府の財政はここ佐渡の金山によって支えられていた。1年に金100貫、銀15,000貫が、佐渡小木港から海を越えて、江戸へ送られていたという。
幕府の命を受け、この佐渡金山を完全支配したのが大久保長安である。長安は忠輝の付家老でもあり、金の財力を背景に海外交易に乗り出そうとした。忠輝と政宗は、五郎八姫を挟んで婿・舅の間柄である。政宗はこの2人を通じて、いよいよ海外への夢を羽ばたかせようとしていた──。


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