2023年9月26日 (火)

プレイバックおんな太閤記・(43)母、ともの嘆き

文禄4(1595)年7月8日、秀吉の甥・秀次は謀反の廉(かど)により高野山に追放された。お茶々の子・拾をめぐる凄惨な豊臣家世継ぎ争いの結末であった。が、秀次の非運はそれだけでは済まなかった。やがて残酷な知らせがもたらされることになる。7月15日のことであった。

三好吉房・とも夫婦が大坂城のねねの元を尋ねます。吉房は謀反人の親となってしまいねねに面会に訪れるなど憚られる身だと遠慮がちに言いますが、豊臣秀吉の身内だとねねは憚る必要はないという立場です。豊臣秀次のことについて伏見の秀吉に動きがあれば、すぐにねねの元に知らせが入るように手配していますが、ねねとはいえ目通りは許されず、秀吉と対面することはできていません。

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2023年9月24日 (日)

大河ドラマどうする家康・(36)於愛日記 ~忠勝号泣 さよなら愛しき殿!~

於愛の方が、書き記していた日記を見返しています。

夫の西郷義勝が出陣し、於愛と二人の子どもが見送ります。「子らのためにもひと手柄立てて見せる」と言って出て行った義勝は、そのまま戦場で帰らぬ人となります。元亀3(1572)年10月、お慕いする人が逝ってしまった。私の心もまた、死んだ。於愛は亡きがらの輿から小刀を取り、首に当てて自害しようとします。ふと振り返ると、愛娘が風車を握り締めたまま、じっと見つめています。

於愛は、お葉の斡旋で徳川屋敷で下働きに出ることになります。父母はすでに亡く、子どもたちを祖父母に預けての出仕です。その表情は暗く、もう誰にも再嫁するつもりはない於愛に、お葉は「うそでも笑っていなされ。皆に好かれぬとつらいぞ」と言葉をかけます。表で器を洗う於愛は、桶に映る自分の暗い顔を見て、ほほを上げて無理に笑顔を作ります。

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2023年9月22日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(42)秀次追放

文禄2(1593)年8月3日、秀吉の側室・淀の二度目の子、拾の誕生は、豊臣家の人々に大きな波紋をもたらした。鶴松の死で子を諦めていた秀吉は狂喜し、拾を溺愛した。が、すでに天下は秀次のものになっていた。秀吉はそれを後悔し、秀次が邪魔になったとしても不思議はなかった。叔父と甥の間でありながら、拾をめぐって次第に溝が深まっていった。

それを一番心配したのはねねであった。伏見城修築でしばらくは大坂城へ戻って来れない秀吉の代わりに、ねねが大坂城から伏見城へ出向きます。大坂城は拾の城、聚楽第は関白秀次の城、淀城は鶴松を亡くした縁起の悪い城なので破壊し、秀吉とねねが隠居をするための城として修築しています。大名屋敷も伏見に置くわけで、ねねは、隠居所とはほど遠いとチクリと刺します。

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2023年9月19日 (火)

プレイバック徳川家康・(34)渦中の人

文禄2(1593)年5月、秀吉が待ち望んだ第一次明国使節が小西行長らと日本に向かうと、三成の依頼で秀吉に和議の進言をした家康は、秀吉から講和条件のことで意見を求められていた。和議を進めながら戦場の指揮を同時に進め、かつ側室の淀が身ごもって腹の子が気になるし、豊臣秀吉には頭の痛いことばかりだとイライラを募らせます。

石田三成が差し出した秀吉による講和案に徳川家康は目を通します。明国公の姫を秀吉の妃とすること、勘合で双方の船を往来し盛んな貿易をすること、双方の大臣が誓書を交換して誼(よしみ)を通じることなど、7か条からなるものです。秀吉は朝鮮半島の南半分を手中に収めることで、文禄の役は一応のけりにしようと考えていたのである。

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2023年9月17日 (日)

大河ドラマどうする家康・(35)欲望の怪物 ~運命の大坂城へ! 三成登場~

豊臣秀吉が徳川家康を臣従させるために、正室として妹を送り込み、さらに母まで人質に送ると知った家康。亡き瀬名の目指した和平の道は、家康の手で成さねばならないのかという於愛の方の言葉もあり、家康は肩の力が抜け ついに上洛を決意します。ついに上洛を決意された我らが神の君。秀吉はその人質として母・大政所を岡崎に送り──。

三河・岡崎城。大政所の仲は出迎えた旭と再会を喜び合います。輿に揺られた労わりに、大久保忠世は用意していた足湯に案内しますが、仲の視線は美男子の井伊直政に注がれていて、忠世の案内など耳に入りません。先ほどまでぶつぶつ文句を言っていた仲でしたが、直政を見つめて鼻の下を長くしています。

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2023年9月15日 (金)

プレイバックおんな太閤記・(41)秀頼誕生

天正20(1592)年7月、九州唐津の名護屋城で大政所危篤の知らせを受けた秀吉は、急きょ大坂へ向かった。大坂城へ駆けつけた豊臣秀吉は、出迎えるねねになかの容態を問い詰めます。伏し目がちのねねが涙を流して首を横に振るのを見て、秀吉はすべてを悟ります。「間に合わなんだのか……!!」 秀吉は絶叫するとその場に倒れます。

居室で寝かされていた秀吉は、意識を取り戻しゆっくりと目を開きます。むくりと起き上がり、傍らに控える豊臣秀次を見てなぜ早く知らせなかったのかと尋ね、大陸出兵の大事に心を煩わせてはならないと配慮したと弁明する豊臣秀次を激しく叱責します。秀吉にとっては唐入りよりもなかの命の方が大事なのに、それが分からないで自分の代わりが務まるかと責め立て、顔も見たくないと追い出してしまいます。

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2023年9月14日 (木)

vol.303・ズボラ vs 几帳面

vol.303・ズボラ vs 几帳面

(パーソナリティ:Kassy)

 

第303回放送です。

オイラは基本的にはぐーたらなズボラ人間ですが、
細かく見ていけば几帳面な部分もたくさんあります。
それがO型の典型的なタイプなのです。

 

今回のListening Pointは……

モチベーション

 

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