2024年6月23日 (日)

大河ドラマ光る君へ・(25)決意 ~宣孝から恋文 迷うまひろは答えを~

雪の舞う中を、藤原為時とまひろは紙を作る村に見学に来ます。秋は男が山で雁皮(がんぴ)を集め、冬は女が紙をすく。越前は寒いので、キッと目の詰まった艶のある美しい紙が出来上がるのです。これが越前の紙すきの技であり、為時は出来上がりの高級そうな紙を手に取り大きく頷きます。まひろは興味津々に作る工程を見ています。

国府に納品された紙の束を見て、これがあの紙かとまひろは目を輝かせます。1枚いただこうかしら、とまひろは紙を手に取りますが、為時はならぬとたしなめます。これらは民人が納めた租税であり、すべて都に送ることになっていて、そう言われれば仕方ないと、まひろは残念そうに手にした紙を元に戻します。

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2024年6月21日 (金)

プレイバック風と雲と虹と・(50)藤太と将門

太郎貞盛は、常陸国府軍に加わっての敗戦以来、以前の領民たちの家を渡り歩いていた。民人たちは平 将門に気兼ねして、自分を喜んでは迎えないと貞盛はつぶやきますが、貞盛を待っていた村の女は、父親たちが何と言おうと貞盛は自分が守ると、笑顔で貞盛を迎え入れます。彼はいつも女たちに愛される。そのいわば特技が彼の身を安全にしていたのである。

太郎貞盛の妻・小督(こごう)。彼女は貞盛を探し求めていた。だが、次々と隠れ家を変える彼に追いつくのは、容易なことではなかった。貞盛がいる隠れ家を探し当て、対面する小督と貞盛ですが、貞盛には悪びれた様子は全くありません。「あなたに見つかるようでは、ここもいよいよ危ないかな」と笑います。

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2024年6月18日 (火)

プレイバック風と雲と虹と・(49)大進発(だいしんぱつ)

伊予守・紀 淑人(よしと)と一対一で対面した藤原純友は、「仲間になりませんか」と淑人を勧誘します。純友は公を滅ぼすためにすでに軍勢を日振島(ひぶりじま)に集結させていて、淑人も一定の理解を示します。坂東では平 将門が常陸国府を占領し、東からと純友の西からで公を攻めれば……。戦のない穏やかな暮らしを望む淑人は、「私を、滅びるべき公とともに滅ぼさせてください」と返答します。

天慶2(939)年師走半ば、日振島に集結した海賊船団は、純友の指揮下、ついに出動した。軍勢が立ち上がり、京の都を震え上がらせてやると季重は鼻息荒いですが、そうしているうちに坂東の様子も分かってくるでしょう。きっと鹿島玄明が知らせに来ると武蔵はつぶやきますが、純友は玄明が武蔵の実弟だと知っておもしろがります。

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2024年6月16日 (日)

大河ドラマ光る君へ・(24)忘れえぬ人 ~揺れるまひろの心に周明が~

長徳3(997)年、藤原為時の赴任地・越前国を電撃訪問した藤原宣孝は、その帰り際、まひろに「都に戻ってこい。わしの妻になれ」と突然の求婚です。動揺するまひろを見ていて宣孝は笑えるし心が和むわけですが、まひろとしては決して誰かを安心させたり和ませたりさせているわけではありません。ムキになって反論するまひろを置いて、宣孝は都へ帰っていきます。

周明がやって来ました。宋人として生きるものの実は日本人であったことで、居場所がない周明ですが、まひろは励まします。宋の国に興味を持つまひろは機会があれば宋に行ってみたいと思いを募らせますが、周明はまひろに一緒に宋に行こうと笑顔を見せます。「そのためには宋の言葉をもっともっと学ばねば」

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2024年6月14日 (金)

プレイバック風と雲と虹と・(48)坂東独立

この公然たる叛逆を、見捨てることが公にできようはずはない。やがて必ず──。興世王の指摘にも平 将門は動じません。日の本の軍勢がこの将門を討ちに寄せてくるとき、それを防ぐ手立ては足柄と臼井、この二つの峠を切りふさぎ、坂東八か国を固めるよりほかに道はありません! と将門は立ち上がります。

将門は常陸の民人を国府に集め、自分は国司に代わろうと考えて兵を起こしたのではないと説明します。貢ぎも、それを取りたてる国司がいなくなったのだから必要ないと笑います。「国司はこの国における公の代理だ。それがなくなったということは、公もなくなったということだ。この坂東には坂東の空があり大地がある。そこで働く人々がいる。それでやっていけるはずだ」

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2024年6月11日 (火)

プレイバック風と雲と虹と・(47)国府占領(こくふせんりょう)

常陸国の不動倉襲撃で重傷を負った玄道は、小次郎の元に匿われた。これに対して常陸国司 藤原維幾(これちか)・為憲親子は兵4,000を集め、その威を背景に玄道・玄明を差し出せと将門に執拗に迫って来ていた。将門は、常陸国では多くの民人たちが飢えているというのに、国府や公は何をしているのかという怒りもあるわけです。

常陸国府の所在地、すなわち常陸府中は、今日の茨城県石岡市である。常陸府中に姿を現したのは、将門の命を受けてやって来た三宅清忠です。将門の使者と聞いて維幾は震えあがりますが、為憲は使者であれば維幾が会う必要はないと助言し、維幾は郎党に用向きを聞いておけと命じます。

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2024年6月 9日 (日)

大河ドラマ光る君へ・(23)雪の舞うころ ~周明の秘密にまひろが…~

「話があって来た。朱さまは通事を殺していない。証人だ」 藤原為時とまひろの前に、周明が駆け込んできます。気の弱そうな証人の男は、国府の人に朱が通事の三国若麻呂を殺したと言うように脅されたと明かします。越前介・源 光雅と大掾(だいじょう)・大野国勝が駆けつけますが、証人は脅したのがこの光雅であると指をさします。為時は、反論する光雅を黙らせ、誰が通事を殺したのか? と問い、証人は武生(たけふ)の商人・早成(はやなり)であると告白します。

為時はさっそく早成を呼び、事情聴取します。早成は、宋と商いをしたかっただけで殺すつもりはなかったと弁明します。朱に取り次いでほしいと金(きん)を渡したら、若麻呂があまりの少額に難色を示したようで、砂金なら5袋出せと提示してきたわけです。食い下がる早成が若麻呂の肩を掴むと、後ろに転んだ若麻呂が頭をぶつけ、そのまま命を落としたというわけです。

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