2026年10月16日 (金)

プレイバック独眼竜政宗・(40)大船造り

【アヴァン・タイトル】

ニューヨーク証券取引所。世界最大の金の先物市場で、毎日100トンもの金が売買される。海外市場の動きに対応して、日本でも即座にその日の金の売値が決まり、それはネックレス1つの値段にまで反映する。金は華麗な装飾品であると同時に、世界経済の動向を決める重要なカギである。政宗はこの金を巧みに利用した一人である。金を使った派手な演出で、さまざまな政治的危機を乗り越えた。

ドラマの舞台である慶長・元和(げんな)年間は、明治以前の我が国金銀生産の最盛期でもあり、徳川幕府の財政はここ佐渡の金山によって支えられていた。1年に金100貫、銀15,000貫が、佐渡小木港から海を越えて、江戸へ送られていたという。

幕府の命を受け、この佐渡金山を完全支配したのが大久保長安である。長安は忠輝の付家老でもあり、金の財力を背景に海外交易に乗り出そうとした。忠輝と政宗は、五郎八姫を挟んで婿・舅の間柄である。政宗はこの2人を通じて、いよいよ海外への夢を羽ばたかせようとしていた──。

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2026年10月12日 (月)

プレイバック琉球の風 -DRAGON SPIRIT-・(22)兄と弟

いつもの朝です。家から啓泰が出府する際、襁褓(むつき)が用意されているのに気づきます。もしやと思って、水くみから戻ってきた阿紀に確認すると、「生まれてくる赤ちゃんの産着よ」と照れ臭そうに笑っています。産まれる予定は夏が終わるころ、啓泰は阿紀を抱きかかえて大喜びし、父の楊 邦義と継母の富にも知らせます。

──今から4年前、薩摩は3,000の軍勢を率いて琉球に攻め入りましたが、その時この寺に避難した多くの琉球人たちが薩摩軍の犠牲となったのでございます。

その日の夜も潮明寺では舞台が設えられ、啓山による羽儀踊りが披露されていました。啓山が穏やかに舞い、浦添百千代が三線を弾き、見る琉球人たちは息をのみます。翌日、中原松之助はこれを指摘し、啓山と百千代の逮捕を命じたはずだと激怒します。従わなければ薩摩への反逆と見なし、両名の逮捕がなるまで啓泰と名護良寧は出仕に及ばずと、松之助は首里城からの退去を命じます。

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2026年10月11日 (日)

大河ドラマ豊臣兄弟!・(39)茶々の本心

【アヴァン・タイトル】

天正13(1585)年7月、関白となった秀吉は天下人としての立場を確固たるものにしていた。天下一統を進めていくにあたり、一番の課題は徳川家康への対応であった。小牧・長久手の戦いで和議を結んだものの、秀吉への態度を明らかにしていなかった──。

 

大和郡山城主の豊臣秀長が大坂城に3ヶ月ぶりに凱旋し、豊臣秀吉は両手を広げて迎え入れます。大和は難しいと送り出した秀吉ではありましたが、秀長の差配はなかなかのものでした。朝廷の権威の下で万民のための政を行うために帝から新たな氏「豊臣」を賜り、秀長から見ても順調のようです。一方で秀吉の嫡男・於次秀勝は重い病に伏せており、秀吉は、つくづく子に恵まれないと自らの運命を嘆きます。

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2026年10月 7日 (水)

プレイバック琉球の風 -DRAGON SPIRIT-・(21)妻たちの王国

最愛の羽儀を虫けらのように殺され、中原松之助と啓泰に銃口を向けた啓山。中原美矢が飛び出して啓山を止めますが、啓山は美矢を突き飛ばします。啓泰は、松之助ひとり殺しても何も変わらない、羽儀も生き返らないと諭しますが、啓山の怒りは膨れ上がるばかりです。そっと近づいた啓泰は、鉄砲から火縄を取って撃たせないようにしますが、啓山は「兄貴も薩摩も……俺は許さない」と睨みつけ、飛び出していきます。

羽儀を殺されて、奇羅波丸も黙ってはいません。松之助と美矢を殺すと鉄砲を手にします。阿紀が近づき銃を取り上げようともみ合ううち、弾が発射されて地面を跳ね返ります。奇羅波丸にとって羽儀はおなり神(兄弟や一族を霊力で守護する信仰)であり、ひとりになってしまったと座り込みます。阿紀は、あなたを独りぼっちにはしないと、羽儀の代わりに私が妹になると言って奇羅波丸を励まします。

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2026年10月 4日 (日)

大河ドラマ豊臣兄弟!・(38)和を以(もっ)て、大和をなす

帳簿を見て、うんうん頷いていた羽柴秀長は、金が足りず半年ほどで立ち行かなくなると羽田正親に説明されます。せっかく丸く収めた興福寺への寄進も、辞めてしまっては元も子もないと辞めるつもりはなく、もっと根本から見直す策を講じなければなりません。秀長は大和で商いをすることを思いつきます。そうすれば銭は自ずと集まってくると考えたのです。

しかし、秀長の想定よりも町は活気づかず、物を買うにも奈良に人をやらねばならず、米はまずいままで、娘の末は大坂に行かせてくれと慶(ちか)に訴えます。秀長は、施策は始めたばかりでこれから人も集まってくると秀長はなだめます。末はよい筆が入ったからと、気晴らしに文を書くと立ち上がります。「誰に書くんじゃ? 大坂に告げ口したら承知せんぞ!」

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2026年10月 2日 (金)

プレイバック琉球の風 -DRAGON SPIRIT-・(20)羽儀の死

琉球・中原松之助の家──。啓泰を呼んだ松之助は、なぜ薩摩の邪魔ばかりするのだと激怒しています。尚寧王のご落胤の一件です。島津家久は尚寧の次の王として尚豊を決めており、そこに武樽を差し挟んだ啓泰の行為は薩摩への反逆だというのです。琉球の王位の継承については、薩摩に口出しされる謂(いわ)れはないと啓泰は反発します。

武樽を尚寧の嫡子としないというのは薩摩の命令だと松之助は態度を崩しません。啓泰が尚寧に言えないなら、自分が直々に言い渡すと啓泰を見据えます。さらに薩摩に反抗する奇羅波丸に軍資金を提供していたのが妹の羽儀であることが判明し、もう容赦はしないと松之助は羽儀も捕らえるつもりです。啓泰の顔がみるみる青ざめていきます。

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2026年9月28日 (月)

プレイバック琉球の風 -DRAGON SPIRIT-・(19)生みの親育ての親

エスパニアやポルトガルが台湾に侵攻し、与那国島を防波堤として大和を守るというのが徳川家康と薩摩の考えですが、その根底には琉球を自分のものにしようとする考えがあると啓泰は警鐘を鳴らします。しかし尚寧王は完全に無気力状態で、血は見たくないと政務を名護親方に任せて出て行ってしまいます。名護は啓泰に、これ以上尚寧を責めてはならないと警告します。

琉球の中原松之助の家では、啓泰は薩摩に与那国から手を引くように求めます。啓泰は、今はそれよりも琉球本島の立て直しが急務だと説明しますが、琉球人は怠け者が多すぎて遅々として進まないようです。松之助は、琉球人が薩摩に従わなければ“掟十五箇条”の徹底はもとより、踊りや音曲などすべて取り上げると明言します。さらに王の座も、尚寧から尚豊に代わってもらう予定です。

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