プレイバック武田信玄・(50)神々のたそがれ [終]
長篠城から甲斐へ帰国の途についた武田軍。
しかし武田信玄の容体が急変し、
急きょ近くの村で軍勢を止めて信玄の療養に入ります。
ずっと、信玄の手を握って介抱している里美。
「礼を申す。そなたは常に、儂の青空じゃった……」
涙をこらえきれずに、里美は外に出て
声を上げて泣きます。
信玄の枕元に集まった、
武田信廉や諏訪勝頼をはじめとする武田家家臣たち。
信玄はそのひとりひとりの名を呼びます。
「あとを頼むぞ」
自分の死を3年間秘め、
その間に勝頼を中心とした
新しい武田を作れ、と遺言します。
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