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2007年3月31日 (土)

いざない 〜ディレクター編〜

“大河ドラマへのいざない”の第4回目です。

前回は“クレジット編”と銘打って、
出演者紹介のクレジットについてお話ししました。


スタッフ・出演者紹介のクレジットで、
最も最後に紹介される人物は誰か?

そう、演出家。
つまりディレクター、監督です。

というわけで、
今回は“ディレクター編”をお届けします。


大河ドラマは1作あたり49回程度放送されますが、
基本的には、
3人のディレクターで全体の8〜9割を担当します。

ディレクターの順位付けとして、

  • ファーストディレクター(=チーフディレクター(以下CD))
  • セカンドディレクター(以下2D)
  • サードディレクター(以下3D)
となっています。

これらはもちろん、ドラマによって変わりますので、
CD、2Dの2名体制で撮った大河ドラマもあれば、
CD、2D、3D、4Dという4人体制で撮った大河ドラマもあります。


先ほど、
“3人のディレクターで全体の8〜9割を担当します。”
と書きましたが、
残りの1〜2割を、アシスタントディレクター(以下AD)たちが担当します。

ADは通常、先に紹介した演出陣(CD・2D・3D)を補佐する役割ですが、
ドラマ終盤で、演出にチャレンジできる機会を与えられます。
先輩Dたちの背中を見て育ったADたちの技量が、
ここで問われるわけです。

ただ、いくら肩書きがADとはいえ、役者も他のスタッフも、
この時ばかりはAD扱いはしないようです。
本気勝負なんですね。


まず、この基本をおさえておいて、
過去20作分の大河ドラマの、
チーフプロデューサー(以下CP)と演出家たちを表にまとめてみました。
「スタッフ一覧」を表示


この表の水色で塗った部分がCDなのですが、
CDになるためには、
やはりドラマで下積みをしていかなければなりません。

従来は、ADに始まり、
AD → 3D → 2D → CD → CP
という流れで出世(?)していきます。

最近の例で最も分かりやすいのは、
昨年の『功名が辻』CD・尾崎充信氏でありまして、

青矢印で示したように、
『太平記』でAD、『八代将軍吉宗』で3D、
『葵 徳川三代』で2D、そして『武蔵』でCDへ。
だから、『功名が辻』は、
CDとしては2度目の登板となります。


ちなみに、今年の『風林火山』CD・清水一彦氏は、
大河ドラマでは『八代将軍吉宗』の2Dからデビューしています。
赤矢印で示したように、
『八代将軍吉宗』で2D、そして『新選組!』でCDへ。
だから、『風林火山』は、
CDとしては2度目の登板。

これは、清水氏が大河畑で活躍した御仁ではなく、
もともとは別枠のドラマ制作班だったからだと思われます。
平成5年の、仲代達矢さん主演の金曜時代劇『清左衛門残日録』や
平成6年の、高嶋政宏さん主演の金曜時代劇『はやぶさ新八御用帳』などは、
清水氏がCDとしてドラマを引っ張っていっています。

1年間にわたって放送される大河ドラマに比べれば、
1〜2クール(13〜24回程度)放送される、規模が小さい金曜時代劇ですが、
ドラマ作りという観点では共通でしょうから、
平成8年に大河ドラマへ移ったときに、
2Dからのスタートとなったのでしょうね。


ここで、何を言いたいのかといいますと、
放送前であっても、CD(またはCP)が誰か分かれば、
そのドラマのおおよその出演者が予想できる、ということです。


CDになるためにはドラマでの下積みが必要、と書きましたが、
ウワサによれば、CDは公募制なんだそうです。
自分はこういうドラマを作りたい、という、
自己推薦状といいますか、企画書のようなものを提出する。

CDやCPは、ドラマ制作に関して、
放送終了までに短くとも2〜3年間は携わりますから、
けっこう早い段階から始動しているわけです。
その分、いざCDに選ばれ、ドラマを立ち上げていくときの
意欲たるや、並大抵なものではありません。

だから、自分の思いを確実にモノにしてくれるような、
信頼の置ける俳優たちに、出演してほしいというのが
人情というものですよね。


先ほど例に挙げた『功名が辻』の尾崎CDですが、
尾崎CDと、主演の仲間由紀恵さんとのお付き合いは
大河ドラマでは『葵 徳川三代』から。

仲間さんは、
『葵 徳川三代』では最終回、将軍家光の側室・お楽の方役で出演し、
しかもピンクレジット(詳しくはコチラ♪)ではありませんでした。

次の『武蔵』では、佐々木小次郎の恋人・八重役/琴役(二役)で出演。
ここで初めて、レギュラー陣の仲間入りです。

そして『功名が辻』を迎えるわけですが、
それまでも、民放ドラマ『TRICK』・『ごくせん』や、
CM女王の異名をとるほどの活躍をしてきたのは周知の通り。

『功名が辻』制作にあたって、
今までの『葵 徳川三代』と『武蔵』2作の仲間さんの演技、
それから民放ドラマでの役のイメージから、
尾崎CDが思い描く千代像と、仲間さんの姿が
ピッタリと重なったのかもしれません。


特に、演出スタッフは
何度もドラマで一緒に仕事をしたことのある役者さんに対しては、
初めて仕事をする役者さんよりは、安心していられますよね。

その証拠に、『功名が辻』に出演した主要な登場人物たちは、
過去、尾崎CDが演出したドラマに数多く出演されています。
その一例が↓コチラ。

  • 西田敏行さん(徳川家康役)
      →『八代将軍吉宗』徳川吉宗役(主演)
      →『葵 徳川三代』徳川秀忠役(主演)
      →『武蔵』内山半兵衛役

  • 津川雅彦さん(千代の養父・不破市之丞役)
      →『八代将軍吉宗』徳川綱吉役
      →『葵 徳川三代』徳川家康役(主演)
      →『武蔵』本阿弥光悦役

  • 柄本 明さん(豊臣秀吉役)
      →『太平記』高 師直役
      →『八代将軍吉宗』徳川宗直役

  • 勝野 洋さん(柴田勝家役)
      →『太平記』赤橋守時役
      →『葵 徳川三代』井伊直政役

  • 阪本浩之さん(小早川秀秋役)
      →『八代将軍吉宗』松平頼方役(吉宗の少年時代)
      →『葵 徳川三代』松平忠輝役
      →『武蔵』細川忠利役
……こんなふうに。

CD(またはCP)が誰か分かれば、
そのドラマのおおよその出演者が予想できるわけです。
こういうスタッフラインから、
出演者の大予想をしてみるのもおもしろいと思いますよ。


さてさて、来年放送の『篤姫』では、
大河史上最年少での主演・宮崎あおいさんが登場しますが、
どんな俳優さんが登場するのでしょう???

今のところ、Kassyの元には
佐野元彦氏がCPとしてドラマを制作する、
という情報しか入ってきておらず、
どなたがCDを担当されるかは分からないのですが、
佐野氏が関係した大河作品をご紹介しておきましょう。

スタッフ一覧表の黄色で塗った、以下の作品です。

  • 平成9年『毛利元就』サブデスク
  • 平成11年『元禄繚乱』サブデスク
  • 平成14年『利家とまつ』サブデスク

何ぶん情報量が少ないので、当たる確率は低いとは思いますが、
少しでも出演する可能性がある俳優さんは、

3中村橋之助さん
菅原文太さん
松平 健さん
片岡鶴太郎さん
高嶋政宏さん
辰巳琢郎さん
涼風真世さん
磯部 勉さん

あたりですかねぇ♪

(ちなみに、『篤姫』主演の宮崎あおいさんは、
『元禄繚乱』では、矢頭さよ役で出演されています)

もし当たったら、拍手してくださいね〜。

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コメント

はあ~!!相変わらず、大河ドラマについて、すごい、知識ですね~!!なあんにも、知らず、「ぽかーん」と、見ていた、うるるにとって、カッシーさんの、情報は、ただただ、感心するばかりです。でもねー!!あっ!こんな見方もあるんだって、結構、大河ドラマに対する姿勢が、変わりましたよー!!
これからも、色んな情報、お願いしまーす!!

──────────

うるるさーん。こんにちは♪
コメントありがとうございます。


そう言っていただけると、
Kassy、書き甲斐がありますね♪

この記事に関しては、若干ひとりよがりなところもありますが、
まぁ気負わずぼちぼちがんばります〜。

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