大河ドラマ風林火山・(13)招かれざる男
今回の 山本勘助 vs 原 虎胤(とらたね)。
原 虎胤は、一度火がつくと、脇目もふらずに一直線。
良く言えば実直。
悪く言えば……?
↑Kassyみたいね♪
その実直男・虎胤に、山本勘助が頭脳戦で挑みます。
女優の小西真奈美さんが
「入っちゃったの! ……鹿児島スイッチが♪」
って言いながら、
ただひたすら職場から鹿児島へ向かう
JR九州のCMが最近放映されていますが、
原 虎胤バージョンでいえば、
「入っちゃったの! ……たたかいスイッチが♪」
って言いながら、
ただひたすら勘助を倒すために躑躅ヶ崎の館から裏手の湖へ向かう
ような感じでしょうかねぇ。
原 虎胤という御仁は、
鬼のような気性の荒い性格と、美濃守(みののかみ)という任官名から
“鬼美濃”
というニックネームがついていました。
鬼美濃は、勘助憎しのかたまりなので、
早く倒したいわけです。
思い出してみれば、
第1回「隻眼の男」で、勘助は鬼美濃に捕らえられているので、
お互いを見知っています。
勘助を倒せば、晴信から褒美がもらえます。
足軽大将の鬼美濃とすれば、これほどオイシい話はありません。
今回の勘助の戦法は、
そんな鬼美濃の性格を上手くついた“戦い”でしたね。
天晴れ! 勘助!! これぞ、国盗りの極意!!
ってところでしょうか。
ちなみに、鬼美濃役は宍戸 開さん。
19年前の大河『武田信玄』では、
父親の宍戸 錠さんが演じておられました。
ついでながら、宍戸 開さん自身も『武田信玄』に出演されており、
その時は、信玄武田晴信の臣下・塩津与兵衛役でした。
……脱線、失礼。
ドラマの後々のお話ですが、
山本勘助の軍略アイデアと、
この原 虎胤らの強力な軍事力とを合わせていくことで、
武田軍が連戦連勝を重ねるほど、強い軍勢に成長していきます。
勘助が武田家に仕官した際、当初100貫で召し抱える約束が、
晴信の粋な計らいにより、
知行200貫・足軽大将召し抱えとなります。
武田館・躑躅ヶ崎からほど近いところに
住む屋敷を頂戴しますが、
そこに、葛笠村でミツやんとともに出会った
葛笠太吉と再会します。
河原村伝兵衛以外、ほとんど仲間のいなかった勘助ですが、
こういう仲間が屋敷にいるっていうのは、
どれほど心強いことでしょう。
太吉っつぁんが、勘助のアイデアにどうからんでいくのか?
今から楽しみです♪
原作:井上 靖 (『風林火山』新潮社 刊)
脚本:大森 寿美男
音楽:千住 明
題字:柿沼 康二
語り:加賀美 幸子
──────────
[出演]
内野 聖陽 (山本勘助)
市川 亀治郎 (武田晴信)
池脇 千鶴 (三条夫人)
金田 明夫 (飯富虎昌)
田辺 誠一 (小山田信有)
高橋 和也 (教来石景政)
宍戸 開 (原 虎胤)
──────────
佐々木 蔵之介 (真田幸隆)
清水 美砂 (忍芽)
浅田 美代子 (萩乃)
──────────
加藤 武 (諸角虎定)
小日向 文世 (諏訪頼重)
小林 勝也 (諏訪満隣)
竜 雷太 (甘利虎泰)
風吹 ジュン (大井夫人)
千葉 真一 (板垣信方)
──────────
制作統括:若泉 久朗
演出:磯 智明
◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆
NHK大河ドラマ『風林火山』
【放送時間変更のお知らせ】 来週4月8日放送の『風林火山』第14回「孫子の旗」は、 以下のように放送時間帯が変わります。 ご注意ください♪
|
| 固定リンク
「NHK大河2007・風林火山」カテゴリの記事
- vol.46 風林火山(2008.12.17)
- 大河ドラマ風林火山・(51-2)総集編・第二部 〜林の巻〜(2007.12.31)
- 大河ドラマ風林火山・(51-3)総集編・第三部 〜火の巻〜(2007.12.31)
- 大河ドラマ風林火山・(51-1)総集編・第一部 〜風の巻〜(2007.12.31)
- 大河ドラマ風林火山・(50)決戦川中島 [終](2007.12.16)
コメント
きゃー!!今回の、勘助は、格好良かったすねー!!血を、流さずして、敵に勝つ!兵法かあ・・・。これから、どんなドラマが、始まるのか、楽しみですね。カッシーさん、引き続き、楽しい「大河ドラマ、ブログ」お願いしまーす。
──────────
うるるさーん。こんにちは♪
武田家に仕官が決まって、
これからが勘助の本領発揮ですね。
「お手並み拝見!」
……なんて書くと、
M崎県の東K原知事のように
「勘助をいじめないで!!」
という声が、どこからか聞こえてきそうですが〜。
投稿: ★うるる | 2007年4月 2日 (月) 08:06