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2007年8月12日 (日)

(32)越後潜入

根来寺から買いつけてきた鉄砲を持って鉄砲商人に扮し、
勘助は伝兵衛とともに越後へ潜入します。

越後国・春日山城──。

勘助は偽名を使い、春日山城の長尾景虎と対面。
10挺の鉄砲ならすぐにでも用立てられるという勘助に対し、
景虎は100挺用意するよう命じます。
100挺揃うまで、勘助は人質として越後に止め置かれることになりました。

勘助は元々、景虎の武将としての器を見極めようとしているわけで、
鉄砲を売るつもりはさらさらありません。
勘助は、景虎や長尾家の内情を探るためのいい好機と喜んで人質となりますが、
景虎は、勘助が武田家の者であると半ば見抜いているようです。

「我の最も嫌っておるものを書く」
と家臣団の前で高らかに宣言した景虎。

其疾如風

其徐如林

侵掠如火

不動如山

景虎にとっては、
晴信は欲のかたまりで卑怯者である、というふうに思っているようで、
その「風林火山」の紙を枝に張りつけさせ、鉄砲の試し撃ちの的とします。
晴信の似顔絵じゃなくてよかったと、Kassyは安心しましたけど(^ ^;;)


鉄砲の使い方について、伝兵衛はしゃあしゃあと説明をします。
「〜でごいす!」や「〜ずらぁ」など、
信州なまりは完全かつ見事に封印しています。

彼を兵士として登用してからというもの、
伝兵衛という名を与え、自らが死するまで可愛がってきたのは
まぎれもなく今は亡き板垣信方でありますが、
まさか板垣がひそかに方言指導していたとは(^ ^;;)

板垣が遺した遺産は、計り知れないほど大きいわけです。


話を元に戻して、景虎の試し撃ち。
ものの見事に命中、家臣たちからも感嘆&喝采を浴びますが、
「神仏が我が身に乗り移った」と、
決して腕をひけらかすようなマネはしません。
さすがは禁欲の景虎ちゃんであります。

その様子を見て、勘助は不適な笑み……。
浪人生活が長かったせいか、こんなささいなことでは、
自らの素性をさらけ出してしまう失敗はしません。

ちなみに、その鉄砲試し撃ちの席では、
後に武田へ出奔する大熊朝秀(大橋吾郎さん)がいるわけで、
ストーリー上、伏線として張っているのか
「目は口ほどにモノを言う」状態であります。


勘助を人質としてとられた伝兵衛、
春日山城下をあてもなくさまよっています。
その時、勘助と伝兵衛を連れ戻しにきた葉月(真田幸隆の忍び)と
バッタリ再会するわけです。

葉月は武田が村上攻めをはじめたことなど
てきぱきと用件を伝え、伝兵衛を連れ戻します。

「京都迷宮案内」での、
とある新聞記者キャプテン(野際陽子さん)から
ダメ警官と烙印を押されているのんびり屋さんの婦人警官とは
性格が180度反対であります。


真田の策略によって義父・十吾郎を亡くした平蔵。
ヒサとともに父を弔っています。

そういえば。
平蔵、タイトルパックでは「矢崎平蔵」に変わっていましたね。
矢崎家の養子に入ったんでしょうか?
まぁ、平蔵にとっては身内のものが一人もいないので、
養子に入ったとて、誰の反対意見もないわけです。

ヒサも平蔵も、父を亡くしはしましたが、今はお互いが夫婦であり、
一人の身ではないので、孤独放浪の旅をする必要がないわけです。
ましてや「しゅわ〜」と、手のひらから湯気を出す必要もありません。

ヒサの横で、改めて武田憎しの思いを強める平蔵でありました。


その平蔵が仕える村上義清の屋敷。
村上の現況は、前回の戦で手痛い(部分的)敗北を喫したので
真逆に位置する北信濃の高梨氏と対峙しているようです。
高梨氏は景虎の叔父に当たる家でありまして、北信濃との戦いでも負けると、
信濃全土は越後に盗られる可能性大という危機的状況であります。

ここで平蔵、思い切って村上に提案。
武田に気づかれないように高梨と一旦和睦を結び、
村上攻めにやって来た武田を引きつけておいて、一気に攻めようと。

しかし、敵と和睦を結ぶとなると、危険と背中合わせの中、
敵の城に入って事を運ばなければなりません。
そんな時、白羽の矢が立ったのは、
全く存在の意味が分からない(と村上は思っているはずの)
小笠原長時であります。

最近、社名が変わったとかで、3人トリオとともに
人間アーチを作っている小笠原ですが、
それと匹敵するぐらいアピール度は強いと思われます。


勘助の忠告むなしく、晴信はついに村上方の砥石城に向けて出陣します。
真田の謀略によって、村上が劣勢だと晴信が判断したわけです。
しかし当然ながら、忠告をした勘助はそのことを知りません。
出陣した時の、不吉な雲は残ったままであります。


長尾家では、軍門に下らずに中立を保っている琵琶島城主・宇佐美定満を
味方に引き入れたいと景虎は考えています。
景虎にとって宇佐見は父の仇であり、家臣団たちの総反対にあうのですが、
「越後守護家・上杉家は絶えた」と、あくまで調略の気満々です。

景虎は、人質であるはずの勘助になぜかお供をさせ、宇佐美の居城に赴きます。
勘助を武田の者と疑う上で、長尾の内部を見せているのか、
それとも勘助が武田の者という決定的証拠をつかもうとしているのかは

自由だぁ〜!!

KAGETORA is freedom♪
KAGETORA is freedom♪

……なのですが、
とりあえず、勘助のボロを暴こうと、宇佐見が用意した酒の席で
晴信のやってきた荒行を、景虎がつらつらとあげ卑怯者呼ばわりします。
それでもワナにかからず、自らをおくびにも出さない勘助でありますが、

その場にやって来たのは軒猿(のきざる=忍びの者)。
彼の報告で、武田が砥石城に出陣した旨を宇佐見に告げるわけです。
これにはさすがの勘助も動揺してしまいまして、
景虎はちゃっかり、その表情の変貌ぶりを見逃してはいませんでした。

勘助は景虎の命令で、琵琶島城に預けられることになります。

普段の勘助なら、サササッと情報収集に動き出すところですが、
宇佐見に預けられている身とあっては、
自分が思うように自由気ままに動けないわけです。
焦りや不安を募らせながら……1ヶ月ほど経過します。


1ヶ月後。
またしても宇佐見を尋ねてやってきた景虎。
和睦うんぬんと話している景虎ですが、まさにタイミング良く、
軒猿が宇佐見に情報を持って帰って来たわけです。

──晴信、砥石城で村上に大敗!

勘助にとって聞く気はなくとも、
景虎・宇佐見の対面の席に同席している以上、
否応なく耳に入ってくるわけです。

勘助にとっては驚くべき事実であります。
しかも、伝兵衛が紀州から買い付けた鉄砲100挺も
大半を村上に奪われてしまったとのこと。

衝撃を受ける勘助に、宇佐美の一言がさらに追いうちをかけます。
「酒でも飲まぬか、山本勘助」
勘助の素性は、景虎にも宇佐見にも見抜かれていたようです。


ところで。

武田晴信は生涯で2度だけ戦に大敗しているのですが、
実はその相手はどちらも村上義清だそうですよ。
今回の砥石城の戦い、
「砥石崩れ」と呼ばれるこの戦いは実は2敗目でありまして、
1敗目は無論、板垣・甘利を失った「上田原の戦い」であります。

我らが晴信さん、どこぞの国のトップのように
戦に大敗して有力武将が落ちても今の座に居座るなんてのは悪い見本として、
求心力を失わず、「再チャレンジ法」なんかでも適用していただいて、
「美しい国」目指し、一からやり直して
甲斐国づくりを進めていただきたいと思いますね!

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特別企画!【今日のウサミー】
「禁欲も欲にとらわれた考え」

う〜ん。なるほどぉ(^ ^)


原作:井上 靖 (『風林火山』新潮社 刊)
脚本:大森 寿美男
音楽:千住 明
題字:柿沼 康二
語り:加賀美 幸子
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[出演]

内野 聖陽 (山本勘助)

市川 亀治郎 (武田晴信)

ガクト(Gackt) (長尾景虎)

高橋 和也 (馬場信春)
宍戸 開 (原 虎胤)
金田 賢一 (柿崎景家)
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佐々木 蔵之助 (真田幸隆)

佐藤 隆太 (矢崎平蔵)
水川 あさみ (ヒサ)
西田 尚美 (桃)

鹿内 孝 (須田新左衛門)
高田 延彦 (小島五郎左衛門) ※ クレジットなし
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西岡 徳馬 (直江実綱)

近藤 芳正 (相木市兵衛)

大橋 吾郎 (大熊朝秀)
木村 元 (本庄実仍)
橋本 じゅん (常田隆永)
今井 朋彦 (小笠原長時)
永島 敏行 (村上義清)

緒形 拳 (宇佐美定満)
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制作統括:若泉 久朗
制作:中村 高志
演出:東山 充裕


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『風林火山』
第33回「勘助捕らわる」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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コメント

かか景虎が、いいともに!

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うっちゃんさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。


景虎さん、出てました?
ほぅほぅ(^ ^)

Kassy個人的には、サングラスは絶対外した方がいいと思うのですが
……いや、外さなくてもいいんですけど、外してもイケると思うんですけど?
どうでしょうね?

投稿: ★うっちゃん | 2007年8月13日 (月) 15:46

そうらしいです…風の噂で聞きやしたぁ~

亀ちゃんと内野くんと拳さんから花が届いてたらしぃ~です♪
このあと風林火山シリーズになるかな?と思ったけど音楽関係シリーズのごたぁです

さぁ来週…素性のバレテしもぉ~た勘助の運命はいかに!

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やまさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。


>亀ちゃんと内野くんと拳さんから花が届いてたらしぃ~です♪
内野さんと亀治郎さんは、『風林火山』でのGacktさん撮影初日、
自らの出番はなかったにもかかわらずNHKへやってきて、
撮影の様子をモニターでチェックなさっていたという……。
これがホントの「敵情視察」ですね(笑)。

緒形 拳さんも自身のブログで、『風林火山』で共演しなければ、
Gacktさんとは一生出会えなかった人であり、
逆にむしろ運命を感じる……といったことを書いておられましたよ。

投稿: ★やま | 2007年8月13日 (月) 18:14

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