2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« ヤッテキ!! 準備室(4) | トップページ | 基本に返って »

2007年8月26日 (日)

(34)真田の本懐

越後で囚われの身となっていた勘助が、
無事甲斐へ帰還を果たします。

帰還したときの、太吉による再会の抱擁♪
「生きた心地がせぬわ!」と勘助は嫌がりますが、
それでも帰還した実感はじわじわと湧いているようです。

武田家軍議の場に登場した勘助は、
武田家臣たちに迎えられます。
「まことにしぶといの」とは小山田の弁。
皮肉の言葉にも、安堵の気持ちが
ところどころににじみ出ているようです。

しかし、その場には真田幸隆の姿はなく──。

勘助が越後に出張している間に、
幸隆の軍略によって、武田軍は村上軍に大敗を喫しています。
須田が守る砥石城を攻略するしか、真田に残された道はありません。


真田幸隆・相木市兵衛・山本勘助。
武田家の新参者三人衆であります。

当初のKassyの予想では、
相木市兵衛はすぐに裏切るかなぁと思っていたのですが、
まぁこちらもしぶとく、真田に付き続けております。

勘助は真田に秘策を伝授します。
しかし、その秘策は真田が何度も考えた策であり、
(真田の子でさえも考えつく策であったらしい……)
真田はじめ、相木、忍芽らはガッカリ。

しかし、勘助の人と違う部分はココでありまして、
その策をどんどんと掘り下げていき、
真田の弟である常田隆永を武田に寝返らせては? というところから
真田・常田兄弟の主家である「海野家」再興というところまで行き着きます。

常田は、真田の弟ではありますが、
海野家を武田に滅ぼされ、仲の良かった兄・真田は武田へ寝返ったため、
意地を通して今は村上方に属しております。


そんな常田隆永を演ずるのは、橋本じゅんさん。

3年前の大河『新選組!』では、
近藤周助・勇父子の道場「試衛館」に入門していながら月謝も払えず、
ついには桜田門外の変で若き命を散らしてしまうという
水戸浪士・広岡子之次郎役をされておられました。

第4回「天地ひっくり返る」のみのチョイ役ではありましたが、
彼の元に取り立てにやってきた近藤 勇とのエピソードが、
芹沢 鴨(佐藤浩市さん)と斎藤 一(オダギリ ジョーさん)の
初顔合わせのシーンにつながるという、非常に重要な役回りでありました。


脱線、失礼……。

その真田と常田が再び手を結ぶため、
海野家を晴信によって再考させる必要があります。
晴信は、盲目となった自身の次男・龍芳に、
海野家の名跡を継がせては? と提案します。

その上で、真田は河原隆正に使者を送ります。

河原とは、真田の妻・忍芽の兄でありまして、
真田が武田へ寝返るときも、反対の立場をとり、
「われらは、いつか必ず武田を討つ!」と言って
真田とけんか別れした御仁であります。

今は上州で、海野家の姫を守っているようです。

河原の元に遣わした使者が、半月経っても帰ってきません。
それもそのはず、河原は武田を憎んでいるので、
一筋縄には事が運ぶはずもないわけです。

しかし、とうとう
河原の説得に成功し、真田の城に迎えることができました!


ただ、その日、河原の説得成功の知らせを聞く直前。
兄である河原が、海野家再興を了承するはずがないと考えた忍芽は
嫡男とともに、常田の屋敷に乗り込みます。

自らの命と引き換えに、真田に味方してほしいと懇願しますが
常田が応ずるわけもなく、勝手にすれば? という冷酷な態度。
それほどまでに、武田への恨みが根深いわけです。

説得失敗か──。

忍芽が刀を手にし、自害して果てようとしたその時、
真田が河原を連れて常田の元に駆けつけます。
武田の真田攻めによって真田家が空中分解する以前のように
真田・常田・忍芽・河原と勢揃いするわけです。

真田は、皆の悲願である「海野家再興」のため、
今までの恨みを捨てて武田についてほしいと常田に説得します。

真田の夫婦愛に感動した常田は、ついに武田寝返りを承諾します。
「義姉上……負けました」という一言には
常田の、積年の恨みを水に流そうという気持ちが
ぎっしりと集約されていたような気がします。


常田調略後の真田の動きは、実に早い。

砥石城に葉月を送り込み、謀反を装って城に火をつけます。
城主の須田新左衛門には、先に寝返った常田の書状を読ませ、
半ば脅しで武田に寝返らせます。

こうして、難攻不落を誇った村上軍の砥石城は
あっけなく落ちました。


論功行賞で、
須田新左衛門と真田嫡男・真田源太左衛門に新たな名を与え、
それぞれ須田信頼、真田信綱と改めさせます。

幸隆には、かねてからの約束通り砥石城の城代として城を与えられ、
本懐であった真田郷全体の領土回復を果たします。


真田郷で、懐かしそうに望遠している真田・忍芽・勘助。
勘助がふと気づくと、そこにはどこかで見た摩利支天が。

最初は勘助がミツやんに与え、
ミツやんが武田信虎に殺害されてからは形見として平蔵が持ち続け、
先日の、矢崎十吾郎が討死してヒサと再出発するときに
ココに置いていったものです。

ドラマの重要なキーアイテム・摩利支天のことなど
Kassyは、ついつい忘れかけておりましたが(^ ^;;)


越後国・春日山城──。
道安(=勘助)を釈放してすぐに砥石城を盗られた、との話を
景虎・宇佐見の両人がしています。

両者とも、含み笑いでありまして、
今後の展開が気になるところであります。

──────────

次回は、

一時期は「もとより虎王丸に諏訪の地を継がせるのが常道と考えているので、
自分の産んだ子・四郎のことは二の次と思ってい」たはずの由布姫が
(※ 第25回「非情の掟」より)

「四郎を武田家の世継ぎに!!」

血迷ったことを言い出します。
虎王丸は駿河国に追放していますので、
諏訪の領主にというのは当然としても、
それが一気に「武田家の世継ぎ」にひとっ飛び〜♪

本家・三条夫人とも火花を散らすようです。


原作:井上 靖 (『風林火山』新潮社 刊)
脚本:大森 寿美男
音楽:千住 明
題字:柿沼 康二
語り:加賀美 幸子
──────────
[出演]

内野 聖陽 (山本勘助)

市川 亀治郎 (武田晴信)

ガクト(Gackt) (長尾景虎)

金田 明夫 (飯富虎昌)
田辺 誠一 (小山田信有)
高橋 和也 (馬場信春)
有薗 芳記 (河原村伝兵衛)
──────────
佐藤 隆太 (矢崎平蔵)
河西 健司 (河原隆正)
清水 美砂 (忍芽)
──────────
佐々木 蔵之助 (真田幸隆)

加藤 武 (諸角虎定)

橋本 じゅん (常田隆永)
鹿内 孝 (須田新左衛門)
今井 朋彦 (小笠原長時)
近藤 芳正 (相木市兵衛)
永島 敏行 (村上義清)

緒形 拳 (宇佐美定満)
──────────
制作統括:若泉 久朗
制作:中村 高志
演出:田中 健二


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『風林火山』
第35回「姫の戦い」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

« ヤッテキ!! 準備室(4) | トップページ | 基本に返って »

NHK大河2007・風林火山」カテゴリの記事

コメント

今回は真田中心の巻やったよねぇ~
真田(サナダ)ったなんとなく忍者のイメージがあるんやけど…
幸隆の孫の幸村は今まで映画やドラマで脚光を浴びたりはしてるんやけどねぇ~

そこでアタチの提案
幸隆からの幸村までの真田三代記なるものを大河でしてみたらどうやろか
きっと物語的には視聴率は稼げると思うんやけど(キャストしだいかな?)

──────────

やまさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。


>幸隆からの幸村までの真田三代記なるものを大河でしてみたらどうやろか
そりゃあいい!!
賛成〜♪

やまさんがおっしゃるような「真田三代記」もそうですし、
「北条早雲」も秘かに切願しておりますし、
仮に女性ものだったら、信長・秀吉・家康に何らかの形で絡んでいる
「浅井三姉妹」なんかいいんじゃないかと思っております。

実は、昭和59年の『山河燃ゆ』以降、
大河ドラマ枠で近代モノを描こう! という時代がありまして、
その代わりに、従来の時代劇ファンのために、
水曜日の夜の時間帯に「水曜時代劇」という枠を設けたのですが、

その中で『真田太平記』というドラマを放送しているんです。

真田幸隆三男・昌幸役に丹波哲郎氏、
昌幸嫡男・信之役に渡瀬恒彦氏、
昌幸次男・幸村(信繁)に草刈正雄氏、という配役でして、

武田家滅亡のあたりから、信之の松代移封あたりまでを描いていて、
全45回シリーズなので、大河に負けじ劣らじのボリュームでした。

(昭和60〜61年)当時のKassyは小学4年生でしたので、
歴史に全然興味がなく、一話たりとも見ていないのですが、
今となっては見てみたい作品の一つであります。
(全話DVD化されたというウワサが……)

『真田太平記』の前年に放送された『宮本武蔵』(役所広司版)も、
平成15年に、同じ原作で大河『武蔵-MUSASHI-』として放送されたので、
『真田太平記』も、大河で扱う可能性はゼロではないと思われます。

結局のところ、
『山河燃ゆ』からスタートした“近代大河5部作”は、
『山河燃ゆ』・『春の波涛』の不調によって“3部作”に短縮することになり、
一方、水曜時代劇『宮本武蔵』・『真田太平記』・『武蔵坊弁慶』は
平日だったにもかかわらず、そこそこの視聴率を獲得しておりましたので、

橋田ドラマ『いのち』の翌年から、従来の時代劇大河路線に戻したところ、
爆発的な人気を得ることができました。

その復活第一作目が『独眼竜政宗』だったわけですね。

『独眼竜政宗』−『武田信玄』−『春日局』の3作品が
大河ドラマの黄金期とでもいいましょうか、
視聴率的に非常にノリにノッていた時期であります。

以前ほど、視聴率は獲得できないでしょうけど、
(1週間に4回も放送されるので、視聴者が分散してしまっている)
ジャ○ーズに頼らなければ、そこそこの数字は残せそうですね!

……脚本?

そりゃあもちろん、これなるKassyが執筆しますよ〜♪
なはは(^ ^)┓

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ヤッテキ!! 準備室(4) | トップページ | 基本に返って »