意外な盲点
明日はビジネス(←もうお分かりですね!)で
北K州のT畑まで行ってきます。
9:45までに来てくれ、とのことですので、
少し余裕を見て、出発時刻まで逆算していったら、
自宅出発時間は、どうやら6:40ごろになりそうです。
そして面接終了後は、
久々に相方のところに立ち寄りたいと思っています。
相方の居住地は、Kassyの居住地・D宰府と
明日行くT畑との間に位置していますので、
何もないときにわざわざ行くよりも、
どちらかというと好都合なわけです。
それよりも、相方の居住地を素通りして、
D宰府〜T畑を行き来したことを知ったときの
激怒した相方が怖いので(^ ^;;)
ただ、心配な点がひとつ。
T畑→D宰府の途中で下車するわけですから、
当然ながら、直通で(途中で下車せずに)帰るよりも
ほんの少しお金がかかってしまいます。
いくらぐらい余計にかかってしまうのか?
貯金が底をついてしまっている現状なので、
ココは悩みどころであります。
通常、公共交通機関を利用したとき、
出発地からダイレクトに最終目的地に向かった場合の運賃は
最も安いはずです。
一番分かりやすい例で言いますと、
各地で走っているコミュニティバスでありまして、
「全区間100円!!」とうたっているコミュニティバスの
始発地から終点地まで乗りつぶしたとしても100円です。
ただ、途中で下車すればするほど、
新たにバスに乗車したときに100円ずつ支払わなければならないので、
2回下車したとしたら、200円追加→合計300円、という図式です。
ところが。
今回、相方の居住地(A間駅下車)に立ち寄るという理由で調べてみたら、
“ダイレクトに向かった場合の運賃が最も安い”という、いわば「常識」が、
成立しない場合がある、ということに気づきました。
つまり、
T府楼南駅─(A間駅)→T畑駅 =1,430円
T畑駅→A間駅 =540円
A間駅→T府楼南駅=820円(合計1,360円)
で、途中A間駅で下車し、新たに乗車券を買い直した方が
70円もオトク!! という……。
たまたまなのか? と思って、7〜8パターンほど調べてみたら、
どうやらそうでもなさそう。
途中で下車し、乗車券を買い直した方が
直通で向かうよりも安くなる場合の差額は、
その7〜8パターンでは、80円でした。
なんじゃこりゃ!?
通常、電車の運賃の決め方は
段階方式といいますか、階段方式といいますか、
距離を大まかに区分した区画によって決められるのが一般的です。
1〜3(km) | 160円 |
---|---|
4〜6(km) | 200円 |
7〜10(km) | 220円 |
11〜15(km) | 270円 |
16〜20(km) | 360円 |
ちなみに、これ以降は
11km〜50kmは5kmずつ、51km〜100kmは10kmずつ、
100km〜600kmは20kmずつ、600km以上は40kmずつで
運賃が上がっていきます。
今回判明した例でみますと、
T府楼南駅〜T畑駅 は73.8km(1,430円)、
T畑駅〜A間駅 は29.3km(540円)、
A間駅〜T府楼南駅 は44.5km(820円)
となるわけです。
だから仮に、
T畑駅〜A間駅の距離はそのままとして、
A間駅〜T府楼南駅があと600m長かったら駅間距離は45.1kmで、
小数点以下は切り上げなので46kmとなり、運賃は次の区画の910円に。
T畑駅〜T府楼南駅も600m長くなりますが、
駅間距離は74.4kmで、小数点以下は切り上げなので75km。
74kmも75kmも、運賃計算では同じ区画なので、運賃は1,430円。
こうなると、ダイレクトに向かった場合(1,430円)の方が
途中で下車する場合(540+910=1,450円)よりも安くなり、
「常識の範囲内」になるわけですね。
つまり、
出発地〜途中下車駅、途中下車駅〜目的地の
それぞれの距離が区画の境界内ギリギリで計算されていて、
かつ、
出発地〜目的地の距離がそこそこ長い(51km〜100km前後?)
という場合に「常識」が崩れるようです……。
特急電車専用の往復割引乗車券を使った場合に
通常旅客運賃よりも安く行き来できることがある、
(例)H多〜S賀:通常1,080円(普通or快速電車のみ)
同区間の“4枚きっぷ”1枚あたり900円(運賃+自由席特急料金の合計)
というのは知っていましたが、
そういう特例を全く加味せず、
普通電車のみの場合でこんな盲点があったとは(^ ^;;)
こんな場合を踏まえて、最も公平な運賃の決め方は、
「距離比例方式」(←勝手に命名)でしょうか。
例えば“0.1km=20円”とあらかじめ決めてしまう。
すると、T府楼南駅〜T畑駅の73.8kmは1,476円。
一方、T畑駅〜A間駅の29.3kmは586円、
A間駅〜T府楼南駅の44.5kmは890円。(合計1,476円)
これなら、何度乗り降りしても、
距離が同じであれば合計の運賃額は必ず一緒になるわけですが、
1円単位の端数がついてきますし、
距離が長くなればなるほど割高になっていきます。
(例)T京〜H多:1174.9km→23,498円(ホントは13,590円)
──いったい何の話をしているのでしょうね(^ ^;;)
と……とにかく、
相方の居住地で途中下車した方が安上がりだと判明したので
とりあえず明日行ってきます♪
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コメント
なるほど…よく気がつきましたよねぇ~
ホントこのことは盲点でしたぁ~
一般的は通しのほうが安いはずなんやろうけど…
うちの最寄り駅からだったらどうなるんやろか?
また、路線バスの運賃体系だったらどうなるんやろうか?
あれよこれよと考え出したら眠れなくなりそうやね(笑)
同じバス運賃でも市内と○月エリアでは距離は違うみたいな気がするけどねぇ~
市内の方が断然お得なような…
何はともあれ明日の検討を祈りやす
──────────
やまさーん。
連続コメントありがとうございまーす。
>ホントこのことは盲点でしたぁ~
でしょ? でしょ?
Kassy、ビックリでしたわー。
>うちの最寄り駅からだったらどうなるんやろか?
実は、こういう運賃の例外を知ってしまったので、
Excelで例外がすぐにわかる運賃表をついつい作ってしまいまして、
M司港〜K留米間なら、表をチョチョイと細工すれば
すぐに分かるようにしています。
ちなみに、M司港、M司、K倉、T畑、Sペースワールドの5駅で
シミュレーションしてみましたが、M司駅で例外を発見しましたよ!
T畑・E光・H崎 乗り換えで80円安、
J原・O尾・C前S宮 乗り換えで70円安、
E老津・K育大前・A間・東F間 乗り換えで60円安、
S原・南F岡 乗り換えで10円安、という結果でした。
>同じバス運賃でも市内と○月エリアでは距離は違うみたいな気がするけどねぇ~
うーん、確かバス運賃の決め方も、
およそ電車と似たようなものでしたけどねー。
(1)距離に応じて運賃を決める
(2)運賃計算の基準となる停留所を決める
(3)その停留所間の距離によって運賃が決まる
電車の運賃の決め方と違うのは(2)ですかねー。
ただ、地域によって多少は変わってくるかもしれませんし、
特にF岡中心部の場合ですと、なんとかエリアに該当するとかで
このエリア内なら片道220円で行けます、とか、
事細かに決められているようです。
最も違うのは、定期券料金の計算方法でして、
電車の場合は1kmごとに決められた定期券料金で決まりますが、
バスの場合は片道運賃によって定期券料金が決まります。
だから、例えば
下O利駅〜Mヶ丘四角も、下O利駅〜Mヶ丘五丁目も、
片道180円なので、定期券料金は同じ。
でも、電車の場合、
F岡(T神)〜K日原と、F岡(T神)〜下O利は
片道280円なのですが、定期券料金は違います。
>何はともあれ明日の検討を祈りやす
ありがとうございます♪
全力を尽くします。
投稿: ★やま | 2007年8月29日 (水) 19:07
盲点と言うよりは
そんなそんな馬鹿なことが!
ですよ。
これを見た鉄道員が考えて運賃が上がるかも、
あ~あ誰かさんのせいですね。
相方さん少し遠めですね、
近くになると良いのにですね、
明日あの美人さんに会うんですね
うらやましい~
──────────
うっちゃんさーん。こんにちは!
>これを見た鉄道員が考えて運賃が上がるかも、
「大したことありませんので、ご心配なく」(←どこかで聞いた?)
うっちゃんさーん。
こんな理由では、運賃は絶対に上がるわけないですよぉ♪
断言できます。
なぜなら、今回の例外は
運賃誤表記だったり、不正だったりというものではなく、
全て正しく計算しているからで〜す。
それこそ、こういう例外を完全になくすためには、
本文でも記載した、比例方式を採用するしかありません。
よくよく考えてみれば、現状の運賃計算方法では、
ある意味仕方のない例外でしょうねー。
投稿: ★うっちゃん | 2007年8月29日 (水) 20:37
おひさでーす!
すごすぎだよぅ~。
うーー、ただものならぬkassyさん。。
ん?
T府楼南駅〜T畑駅間の定期料金と、
T畑駅〜A間駅
A間駅〜T府楼南駅で、
定期券を二枚購入した場合はどちらがお得なんですか?
お暇なときにおせーて!!
──────────
カミチィさーん。こんにちは!
お久しぶりです!! & コメントありがとうございまーす!!
>T府楼南駅〜T畑駅間の定期料金と…(中略)…定期券を二枚購入した場合
あっっっ!!
そうか。
そうですよねー。
そこも盲点でした……。
はい♪ さっそく調査いたしました。
結果は、2枚よりも通算の方がお安いですね。
ただ、T府楼南−T畑(通し)の定期代金と、
T府楼南−A間・A間−T畑と2枚に分けて購入した場合の定期合計代金との差は
一定ではないようです。
通勤定期で比較してみたのですが、
1ヶ月では差額5,000円、3ヶ月では差額14,290円。
6ヶ月ではなぜか差額4,570円という……。
普通旅客運賃は、
1〜3kmがいくら、4〜6kmがいくら、7〜10kmがいくら
……という順で、決め方に対し、
定期運賃は、
1kmがいくら、2kmがいくら、3kmがいくら
……という順で、表を見る限りでは、
100kmまで1km単位で運賃が決められているようです。
説明が難しいのですが、
普通旅客運賃は、1kmごとに運賃が決められているわけではなく、
6kmまでは3kmおき、10kmまでは4kmおき、
50kmまでは5kmおき、100kmまでは10kmおき、
600kmまでは20kmおき、それ以上は40kmおきで
運賃が決められています。
だから、本文のような例外が発生して「しまう」のでしょう。
ただ、定期運賃の場合は、1kmごとに運賃が決められているので
通しの定期運賃よりも枚数を分けて購入した方が安くなることは
100%ないのではないか? と思います。
答えになっているかどうか……。
投稿: ★カミチィ | 2007年8月31日 (金) 20:46