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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2007年10月14日 (日)

(41)姫の死

神妙な面持ちの晴信の前で、勘助は
「何事かございましたか」と聞くと、

晴信が音を立てずに勘助に近づき、告白します。

「由布が……血を吐いた」

実は前から、由布姫の体調は悪かったらしいのですが、
勘助は由布姫の病状については気づかなかったらしく
(無論、勘助にバレないように由布姫は隠していたのでしょうけど)
初耳であります。


諏訪・小坂観音寺──。

急ぎ見舞った勘助に
「私は、もう長くは生きられませぬ」と静かに語る由布姫。
ただ、心残りは四郎勝頼の行く末だけであります。

「姫さまには、生きていただかねば困ります」と勘助は涙目です。
勘助にとって、ミツやんと同様に由布姫も永遠の女性なので
冷静沈着な勘助も、珍しく感情的になっているわけです。

しかし、「ほら、桃の花が綺麗ですこと……」と
勘助の前で、由布姫はあくまで明るく振る舞います。


一方、酒の席で晴信は由布姫に、
越後と木曽のどちらを先に攻めるか? を尋ねます。

由布の意見は木曽攻めですが、
その目的が晴信と勘助の考えも及ばなかったことらしく、
勘助は早速、木曽攻略に向かうことにします。


鉄砲を磨いている伝兵衛の元に、葉月がやってきます。
何度か顔を合わせている二人ですが、何だかんだ言っても、
お互いを認めあっている間柄のようであります。

独り身である伝兵衛は、嫁取りを考えなくもないのですが、
主人である勘助が独り身を通しているので、
家来の分際で……と遠慮しているわけです。

実は伝兵衛にとって、葉月は気になる存在のようで、
葉月の前でもじもじしています。
ただ、素波のディープな仕事内容を葉月から直接聞くと、
涙を浮かべて「聞きたくねぇだ……」と抵抗します。

そんな純情な伝兵衛を見て、
葉月はキュンキュン♪ ときたようです。


出発の日。
挨拶にやってきた勘助に、由布姫は
戦から戻り次第、嫁を取るように約束させます。

これまで、勘助に言いよっていたリツとの祝言を
頑なに拒み続けてきた勘助ですが、
「自らを大事にせぬものに、四郎の行く末は頼めませぬ」と
由布姫は強く迫り、勘助はようやく嫁取りを約束します。

勘助に迫っている時の由布姫は、明らかに鬼の面構えでありまして、
見ているKassyも(ほんの少し)背筋が氷るような表情でした。
( ̄□ ̄;;)あわわ

ただ、勘助が承知したとたん、
普段の柔らかい表情&声に戻っていましたけどね!

勘助にとっては由布姫の遺言のようで、
永遠の訣別を意味しているものに思えてなりません。
ただ、永遠の訣別という意味では由布姫も同じで、
勘助のいない所で、こっそり涙を流している由布姫であります。


出兵後。
木曽攻めの最中に景虎が挙兵し、善光寺平に兵を進めてきます。
勘助は晴信と共に出陣しますが、両軍はにらみ合ったまま、
すでに200日。

いわゆる「二百日の対陣」であります。

これ以上の長期戦を嫌った勘助は雪斎に仲立ちを頼み、
両軍は和議を結びます。


駿府に戻り、松平元信に酌をしてもらいながら
元服した元信の凛々しい姿を見て、目を細めている雪斎。
元信は雪斎の弟子なので、雪斎も気持ちよく酒を飲めるわけです。

すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、
元信は後に松平元康と名を改める武将。
つまり後の徳川家康でありまして、

『風林火山』を初回から見続けてきたものの、
イマイチ時代が分からなかったお茶の間桟敷のみなさまも、
戦国時代のメジャーな人物がこれから出てくるので、
ここでようやく年代関係が分かるようになってくると思います。
そのうち、織田信長も出演するらしいので、どうぞお楽しみに。

脱線、失礼。

高齢にも関わらず、大酒をあおっていた雪斎は
目を回し、その場で倒れて大イビキ。

雪斎はそのまま、この世を去りました。


11月。

晴信は二百日の対陣から直接諏訪に戻ります。
ただ、今回勘助は戻ってきていません。
木曽攻めをしようと出陣して、途中で景虎にジャマをされたので、
勘助は再び木曽攻めをすべく、出陣したままなわけです。

由布姫は晴信に、四郎のことや侍女・志摩のことを託します。

志摩がよよよ……と泣いているのですが、
そんな志摩の姿を見て、由布姫は
「私はもう……死んだのですか」と口走っています。

時折、勘助の名をつぶやきながら。


勘助は再び木曽に向かっていました。
木曽を完全に降伏させたと由布に報告しようと思っていた
勘助のもとに、伝兵衛が悲報を届けます。

「勘助……諏訪の姫さまが……亡くなられたそうじゃ」

不意に逆襲してきた敵兵たちを不乱に討ち取りながら、
勘助の雄叫びだけがこだましていました。


原作:井上 靖 (『風林火山』新潮社 刊)
脚本:大森 寿美男
音楽:千住 明
題字:柿沼 康二
語り:加賀美 幸子
──────────
[出演]

内野 聖陽 (山本勘助)

市川 亀治郎 (武田晴信)

ガクト(Gackt) (長尾景虎)

金田 明夫 (飯富虎昌)
高橋 和也 (馬場信春)
有薗 芳記 (河原村伝兵衛)
嘉島 典俊 (武田信繁)
──────────
佐々木 蔵之介 (真田幸隆)

紺野 まひる (於琴姫)
大森 暁美 (志摩)
前田 亜季 (リツ)

柴本 幸 (由布姫)
──────────
伊武 雅刀 (太原崇孚雪斎)

西岡 徳馬 (直江実綱)

松井 誠 (北条氏康) ※ クレジットなし
谷原 章介 (今川義元)
近藤 芳正 (相木市兵衛)
大橋 吾郎 (大熊朝秀)
金田 賢一 (柿崎景家)
加藤 武 (諸角虎定)

藤村 志保 (寿桂尼)

緒形 拳 (宇佐美定満)
──────────
制作統括:若泉 久朗
制作:中村 高志
演出:清水 一彦


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『風林火山』
第42回「軍師と軍神」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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