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お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2008年2月10日 (日)

(06)女の道

今回は、ひとつの大きな吉報がきっかけで、
ふたつの悪い結果を生んでしまうという、
何とも後味の悪い(というべきか?)45分になりました。

すべてはこの「おんなの道」

橋田壽賀子先生っぽく、あえて平仮名でかきましたが(^ ^;;)


菊本:お殿様の……養女に!?

菊本の驚きを超えた声が、屋敷内にこだまします。

於一を養女にしたいという斉彬の突然の申し出は、
今和泉島津家を大きく騒がせます。
父の忠剛はひどく感激し、
於一が生まれたときからのお世話役・菊本は泣き出し、
今にも腰を抜かさんばかりです。

大名の養女ともなれば、他の大名の正室、もしくは
公家として入内ということも考えられるわけで、
一大名の分家の娘という立場とは雲泥の差なわけです。

いわば、幕末のシンデレラとでもいいましょうか。
於一の運命の歯車は少しずつ、しかし確実に、
音を立てて回りはじめています。

しかし、養女に望まれた当の本人の於一は、
その話が断れないことであると頭で分かっていながら、
なぜ自分が養女に望まれているのか分からず、
そしてその疑問への解決方法を見いだせず、
首を傾げているばかりです。


今和泉島津家に吉報がもたらされた日の夜。
居室で休もうとしている於一の寝顔を
ジッと見つめている菊本がいました。

「今日はなぜか、姫様のお顔を見ていたい気分なのです」と言いますが、
於一にはそれが、くすぐったくって寝られたものではありません。
「床を並べて寝るか? 昔のように」と、心優しい於一は菊本に提案。

しかしこの時、菊本は、胸の中である決意をしています。


一方、眠れないのは忠剛も同じであります。

「大変なのはこれからなんですよ」とお幸がたしなめます。
浮ついている忠剛に対し、しっかりと地に足をつけているお幸。
このシーンだけでも、この夫婦の関係が分かるような気がします。

しかしその瞬間、屋敷が崩れるかというぐらいの忠剛の大声。
肝付尚五郎からの婚儀申入れの件をすっかり忘れていたわけです。


翌朝。
肝付家を訪問した忠剛は事情を説明し、肝付父子に許しを請いますが、
島津分家とは格が違うようで、訪問者である忠剛が上席に迎えられています。

「ついオーケーしてしもうた」という忠剛のセリフにビックリしましたが、
ホントは「つい“お受け”してしもうた」と言っていたんですね!(^ ^;;)

ともかく、尚五郎はあまりのショックで呆然……。

父の兼善は「殿が望まれたこと」と忠剛に気を使っていますが、
ようやく己を取り戻した尚五郎は
夫婦になることが決して叶わない身分に於一がなってしまうことを悟り、
「私のことなど、お気遣い無用にございます」というのがやっと。

於一への愛情をキレイさっぱり忘れ、
黙って身を引く覚悟をした尚五郎ですが、
忠剛の退散後、かなりヤケになっています。

一方、今和泉島津家では、
於一が養女に選ばれたお祝いをしています。
菊本は、なぜかぐったりしていて、
その様子がおかしいことにお幸は気付いています。


ジョン万次郎と再開した尚五郎。
諸外国を見聞してきた万次郎に、尚五郎は思い切って切り出します。

尚五郎:好きだった人を……奪われました。

すると、万次郎は意外な答えを尚五郎に出します。

万次郎:奪い返したらええ。

偶然その場に居合わせた小松清猷の妹・お近にも、
尚五郎の於一への気持ちを聞いてもらいます。

自分の気持ちを伝えることで、
於一を一層苦しめたくないと考える尚五郎に、
万次郎は「ワシも自由! 気持ちも自由じゃき!」と、
つまり、ダメもとで気持ちを伝えてごらんなさいとアドバイスします。

ついでながら、
尚五郎は小松家に養子に入り、小松帯刀と名乗ります。
そして、この時話を聞いていたお近と夫婦になる間柄なんですけどね。
傷心の尚五郎を、お近がサポートするのでしょうか(^ ^;;)


尚五郎にとって“於一との囲碁の日”というのがあるようで、
思わず「ゴミの日かいっ!?」とツッコミを入れたKassyですが(^ ^;;)
その“囲碁の日”、尚五郎は今和泉島津家の門前でウロチョロ。
しかし、最近のゴタゴタがありすぎて、門をくぐるのを躊躇しています。

そこへ運良く現れたのが、於一の兄・島津忠敬。

いつもは、まれに見るKYぶりを発揮している忠敬ですが、
尚五郎の於一への愛情を知らない彼は、
「おっ!? 今日は囲碁の日であったなぁ!」と
強引に尚五郎の手を引っ張り、屋敷内に入っていきます。
彼のKYぶり、今回は良いように如何なく発揮されたようです。

尚五郎から、斉彬養女の一件を祝われますが、
於一は未だに納得がいっていません。
囲碁を囲みながら、疑問を尚五郎にいろいろぶつけています。
もしも養女になったら──尚五郎さんにも会えなくなるし、と言われて
思わずはにかむ尚五郎ですが、

「斉彬に直接尋ねてみられてはいかがでしょう?」と尚五郎は提案。
養女にする、と指名した相手が訪ねてきたのに、
会わないという道理はないでしょう、というのです。

途中、菊本が“ふくれ菓子”を持ってきますが、
空箱を持ってきてしまったようで、於一にとがめられます。
やはり、菊本の様子は少しおかしいです。

「参りました──」と於一。
於一との囲碁対決は、ようやく尚五郎の勝利に終わることができました。
(とはいえ、於一が気を利かせたのでしょうけどね(^ ^;;))

結局、尚五郎は
最後まで於一への想いを伝えることができませんでした。


なぜ養女に選ばれたのか、どうしても納得出来ない於一は、
理由を教えてもらうために斉彬と直接会いたいと忠剛に懇願します。
お幸からも、於一の気持ちも分からぬでもないと助け舟があるものの、
それでも「もってのほか!!」と取り合わなかった忠剛でしたが、

お幸の「のちに、父と娘になる間柄なのですよ」というセリフが
忠剛の気持ちを動かしたようです。
とりあえず、斉彬に話だけでもしてくることになりました。
於一も、幼い頃のように勝手にお城に忍び込んだり……
といった無謀なことは、
しなくなっただけでもマシになった方ですね(^ ^;;)

忠剛のとりなしがきいたのか、再び於一に会いたいと思ったのか、
斉彬から対面することを許された於一であります。


西郷の祝言の日。

身分は上ながら、西郷に招待された尚五郎は酒に飲まれております。
まぁ、傷心気味の尚五郎にとっては、
この祝言はタイミングが悪かったのう としか言えませんね。
竹馬の友・無二の親友である大久保は未だ謹慎中の身のため、
この祝いの場には来ていませんが、心を尽くした贈り物を届けさせます。
その気持ちに、西郷は涙ぐみます。

尚五郎は、自分の手の届かないほど
遠くへ行ってしまう於一への気持ちに
ぽっかり穴があいたようで、思い余って泣き崩れています。


斉彬へのお目通りの日の朝。
菊本は体調不良を理由に同行を辞退し、
侍女のしのを代わりに派遣することにします。

菊本がついてくるものだと思っていた於一は、
ちょっと意外で残念そうな顔を浮かべますが、
菊本の様子が最近おかしいことを於一も知っていますので、
無理強いはしません。

於一を見送った菊本は、
「これで私は、いつでも下がらせていただけまする」と
姿の見えなくなった於一に深々と頭を下げています。
お幸は、菊本の言動に一抹の不安を覚えたのか、
心配そうに見つめていました。


於一は、斉彬の前で平伏しています。

斉彬が於一を養女に望んだ理由は、
己の道を人任せにせず、
納得するまでとことん突き進む性格だからだそうです。
この性格を、どうやら斉彬は“面白い”と評しているようです。

そして、於一は自身が思ったことをそのまま伝える、
二心ない性格だから、だそうです。
己の裏の気持ちを隠して、表向きだけでお付き合いすることに、
斉彬は嫌気がさしていたのかもしれません。

更に、於一が斉彬の母御前に似ているからだそうです。

去年の『風林火山』でも、
確か似たようなシチュエーションがあったような覚えが(^ ^;;)
長尾景虎(上杉謙信)が伊勢姫を人質にとったときも、
自分の母親に似ているから、といった理由でしたよね。

於一にとっては、母親は3人くらいいますね。
一人は実母のお幸、そして母親代わりの菊本、
直接の縁はないですが、大久保正助の母・フクも
於一に大切なことを教えてくれた母親のようなものです。

斉彬の情愛溢れる気持ちを知って、於一は決心します。

於一:私をぜひとも養女にしていただきとうございます!


今和泉島津家に戻った於一は、自分自身の意思で、
斉彬の養女になる決意を固めたことを父母に報告していました。
そんな平穏な空気をぶちこわしにする大事件が。

しのが大慌てで、菊本自害の報を伝えます。

あまりの急報に於一はにわかに信じられず、
急いで菊本の居室へ向かいます。
最初は冷静さを装っていた於一でしたが、
菊本の居室が近づくに連れて、取り乱しています。

そこには、すでにこと切れた菊本の遺体が横たわっていました。

「見てはならぬ!」と忠剛が静止するのも聞かず、
しのが引き止めるのも振り払い、
於一は菊本のそばに寄り添って、
大粒の涙を流して泣きじゃくっていました。

恐れていたことが起きたと、お幸の顔は蒼ざめています。


城に向かって出発する時の、

菊本:養女の件、お迷いなのは分かりますが、

 女の道は、一本道にございます。

 さだめに背き引き返すは、

 恥にございますよ。

  行ってらっしゃいませ──。

於一:──行ってまいる。

この会話が、於一が菊本と最後に交わした言葉になりました。


原作:宮尾 登美子 (『天璋院篤姫』講談社 刊)
脚本:田渕 久美子
音楽:吉俣 良
題字:菊池 錦子

語り:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
宮崎 あおい (於一(篤姫))
瑛 太 (肝付尚五郎)
小澤 征悦 (西郷吉之助)
原田 泰造 (大久保正助)

長塚 京三 (島津忠剛)
樋口 可南子 (お幸)

岡田 義徳 (島津忠敬)
佐々木 すみ江 (菊本)
──────────
沢村 一樹 (小松清猷) ※ クレジットなし
ともさか りえ (お近)
的場 浩司 (有馬新七)
勝地 涼 (ジョン万次郎)

榎木 孝明 (肝付兼善)
──────────
山口 祐一郎 (島津忠教)

高橋 英樹 (島津斉彬)
──────────
制作統括:佐野 元彦
制作:屋敷 陽太郎
演出:堀切園 健太郎


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『篤姫』
第7回「父の涙」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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