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2008年4月23日 (水)

vol.8 樅ノ木は残った

◆舞台の時代

[平安][鎌倉][室町][戦国][江戸初期][江戸中期][幕末][近代][昭和]

寛永18(1641)年〜寛文11(1671)年


◆放送データ

  • 放送期間:昭和45年1月4日〜12月27日(全52回)
  • 毎週日曜 午後8時〜8時45分
    (14)風の前触れ は午後8時45分〜9時30分
  • 初回視聴率:27.6%
  • 最高視聴率:27.6%
  • 平均視聴率:21.0%


◆番組放送日と各回サブタイトル

  1. 1/-4 野のふたり
  2. 1/11 竹そよぐ
  3. 1/18 わかれ道
  4. 1/25 会津の宿
  5. 2/-1 再会
  6. 2/-8 広い世界
  7. 2/15 雪の綿帽子
  8. 2/22 夜の雨
  9. 3/-1 露地裏の人びと
  10. 3/-8 盤上の戦い
  11. 3/15 花の行方
  12. 3/22 横ぐるま
  13. 3/29 雪の香華
  14. 4/-5 風のまえぶれ
  15. 4/12 もの言う樹
  16. 4/19 夕なぎ
  17. 4/26 闇の音
  18. 5/-3 まなざし
  19. 5/10 影絵
  20. 5/17 盃の中
  21. 5/24 狐灯のかげ
  22. 5/31 氷のくさび
  23. 6/-7 不意の客
  24. 6/14 こがらし
  25. 6/21 小ひつじ
  26. 6/28 むかしの声
  27. 7/-5 闇に向かって
  28. 7/12 蔵王
  29. 7/19 氷雨
  30. 7/26 くびじろ
  31. 8/-2 青根愁色
  32. 8/-9 毒と炎と
  33. 8/16 片羽鳥
  34. 8/23 やまびこ
  35. 8/30 吉日の膳立
  36. 9/-6 ぐみの実
  37. 9/13 嘘とまこと
  38. 9/20 もみじの手
  39. 9/27 外様のこころ
  40. 10/-4 三つの道
  41. 10/11 西からの密書
  42. 10/18 密契の証文
  43. 10/25 二つの手文庫
  44. 11/-1 凶報
  45. 11/-8 燈明ひとつ
  46. 11/15 無念の士
  47. 11/22 のちの世に
  48. 11/29 破局の前夜
  49. 12/-6 みぞれの出府
  50. 12/13 最後の賭け
  51. 12/20 鶴ヶ峰
  52. 12/27 断琴断歌


12/30 総集編・第一部 (午後7時20分〜9時00分)
12/31 総集編・第二部 (午後7時20分〜8時50分)


◆あらすじ

 伊達六十二万石の藩主・伊達綱宗に突如くだった隠居の命令。藩内で権勢をふるう綱宗のおじ・伊達兵部の不穏な動き。そして兵部に対抗する伊達安岐。お家の複雑な事情に何やら策略をめぐらす江戸幕府。ひたすらお家安泰を願う家老の原田甲斐。このドラマは、伊達はんのお家騒動を題材に、原田甲斐の青春時代から“伊達騒動”に至るまでの波乱の人生を描いたもの。山本周五郎の同名小説を原作に、第十三回までのオリジナルを加えたドラマである。
 主人公・原田甲斐を演じる平 幹二朗と、その恋人・たよ役の栗原小巻は、かつて俳優座の先輩・後輩。制作開始の船岡ロケでの不慣れな乗馬シーンなどでも互いにいたわり励まし合い、息もピッタリの二人だった。この作品は、原田甲斐という人物に新たなスポットを当て、現代に復権させたドラマ。吉永小百合、田中絹代の好演が人気を呼んだ。


◆トピック

  1. 江戸時代前期の大河は、昭和39年「赤穂浪士」以来6年ぶり2作目。
  2. 茂木草介脚本は、昭和40年「太閤記」以来5年ぶり2作目。「太閤記」で組んだ演出の吉田直哉とのペアも同時に復活している。
  3. タイトルバックは、風に揺れる竹林をバックに、さまざまな能面の表情を重ねて映し出しているもの。お家騒動のザワザワを表現したものか。
  4. 総集編全編をDVDで視聴することができる。(→◆この作品を楽しむためには を参照)


◆主要スタッフと出演者

原作:山本 周五郎
脚本:茂木 草介
音楽:依田 光正

演奏:東京室内楽団
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
指揮:岩城 宏之
笛:福原 百之助
時代考証:稲垣史生
殺陣:大内竜生

語り:和田 篤 アナウンサー

──────────

平 幹二朗 (原田甲斐(宗輔))
長久 勲雄 (甲斐の少年時代・弁之助)

吉永 小百合 (宇乃)

栗原 小巻 (たよ)

三田 和代 (律)
水野 久美 (伊久)
宮口 精二 (原田民部)
田中 絹代 (津多(慶月院))

[2]尾上 松緑 (伊達政宗)
林 成年 (伊達忠宗)
佐藤 慶 (伊達兵部)
森 雅之 (伊達安芸(宗重))
佐竹 明夫 (片倉小十郎(景長))
高橋 昌也 (茂庭周防(定元))
河村 稔[志垣太郎] (茂庭主水)
乙羽 信子 (初乃)
安井 昌二 (伊東新左衛門)
近藤 正臣 (伊東采女)
若林 豪 (古内義如(志摩))
巖 金四郎 (奥山大学)
志村 喬 (里見十左衛門)
内田 朝雄 (大条兵庫)
小栗 一也 (蜂屋六左衛門(可広))
梅野 泰靖 (渡辺金兵衛)
伊吹 吾郎 (伊東七十郎)
鳳 八千代 (塩沢たつ)

[2]中村 又五郎 (徳川秀忠)
甲 にしき (雅楽頭の側室・萩の方)
徳大寺 伸 (阿部豊後守)
加賀 邦男 (稲葉美濃守)
岡田 英次 (久世大和守)
戸浦 六宏 (加藤明成)
神山 繁 (水野十郎左衛門)
田崎 潤 (堀主水)
下條 正巳 (河野道円)

坪内 ミキ子 (遊女 薫)
吉行 和子 (宇乃の母・のぶ)
佐藤 友美 (みや(滝尾))
左 時枝 (ふじこ)
大和田 伸也 (沖田鉄平)
江守 徹 (轟木三平)
河原崎 建三 (小助)
岡崎 友紀 (みね)
草薙 幸二郎 (四郎右衛門)
石井富子 (およし)
臼間 香世 (やす)
宗近 晴見 (用人 柿本)
久富 惟晴 (中黒達弥(黒田玄四郎))
金内 吉男 (宇乃の父・畑与右衛門)
蜷川 幸雄 (宮本又市)
高田 敏江 (おこん)
山本 耕一 (村山喜兵衛)
日下 武史 (柿崎六郎兵衛)
花沢 徳衛 (たよの父・与五兵衛)
藤岡 重慶 (太田弥兵衛)
内田 稔 (松平内記)
曽我廼家一二三 (洞光堂手代 助二郎)
玉川 伊佐男 (井川頼之)
小林 昭二 (渡辺七兵衛)
名古屋 章 (政右衛門)
御木本 伸介 (津島)
井上 孝雄 (柚木孝之進)
藤岡 琢也 (雁屋新助)
香川 京子 (新助の妹・くみ)
金田 龍之介 (新妻隼人)
中村 伸郎 (仏師未了)
加藤 嘉 (寺の和尚)
西村 晃 (猿足)
芥川 比呂志 (なにがし様)
[8]市川 中車 (吉岡一玄)
加東 大介 (善左衛門)
澤村精四郎[[2]澤村 藤十郎] (宮本新八)
大出 俊 (塩沢丹三郎)
南 治 (百姓)
林 邦史朗 (刺客)
冨士 真奈美 (その他)
三国一朗 (その他)
千石規子 (その他)
草野大悟 (その他)
尾形伸之介 (その他)
中尾彬 (その他)
北村総一郎 (その他)
菅井きん (その他)
渡辺冨美子 (その他)
田村亮 (その他)
財津一郎 (その他)

[17]中村 勘三郎 (歌舞伎舞台・仁木弾正)
[7]尾上 梅幸 (歌舞伎舞台・政岡)
[3]市川 猿之助 (歌舞伎舞台・男之助)

[4]尾上 菊之助 (伊達綱宗)

辰巳 柳太郎 (洞水玄察)

北大路 欣也 (酒井雅楽頭(忠清))

──────────

制作:古閑 三千郎

技術:浅川 登・設楽 国雄
美術:富樫 直人・岸川 淳一
効果:桜井 芳男・大和 定次
フィルム撮影:岩井 橲周・佐竹 三典

演出:吉田 直哉・沼野 芳脩・大原 誠


◆この年の日本と世界

 この年の3月14日から9月13日までの半年間、77ヶ国の参加のもと、大阪で日本万国博覧会が開かれた。3月末には日航機「よど号」ハイジャック事件。11月25日に三島由紀夫氏が市ヶ谷・自衛隊で割腹自殺を遂げた。


◆この作品を楽しむためには

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次回は「vol.9 春の坂道」(昭和46年放送)です。

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