vol.13 元禄太平記
いよいよ、Kassyが生まれた年の大河ドラマまで
行き着いてしまいました(^ ^;;)
◆舞台の時代
[平安][鎌倉][室町][戦国][江戸初期][江戸中期][幕末][近代][昭和]
元禄元(1688)年〜宝永6(1709)年
◆放送データ
- 放送期間:昭和50年1月5日〜12月28日(全52回)
- 毎週日曜 午後8時〜8時45分
- 初回視聴率:29.9%
- 最高視聴率:41.8%
- 平均視聴率:24.7%
◆番組放送日と各回サブタイトル
- 1/-5 栄光の座
- 1/12 大奥の女たち
- 1/19 世嗣暗闘
- 1/26 虚と実
- 2/-2 将軍お成り
- 2/-9 観桜の宴
- 2/16 光圀乱心
- 2/23 兵庫参上
- 3/-2 昼行灯 出陣
- 3/-9 内蔵助ふたり
- 3/16 陽にそむく男
- 3/23 女ごころ 男ごころ
- 3/30 染子憂愁
- 4/-6 世直し事始め
- 4/13 出世屋敷
- 4/20 運命の影
- 4/27 柳沢殿御内意
- 5/-4 刃傷松の廊下
- 5/11 嵐の中の人々
- 5/18 悲愁赤穂城
- 5/25 山科風韻
- 6/-1 両国橋の襲撃
- 6/-8 江戸からの刺客
- 6/15 挑戦
- 6/22 大石東下り
- 6/29 心の証し
- 7/-6 吉保上洛
- 7/13 再会
- 7/20 裏切り
- 7/27 伏見撞木町
- 8/-3 内蔵助遊蕩
- 8/10 呪い
- 8/17 罠
- 8/24 最後の嘆願
- 8/31 決断の時
- 9/-7 吉良邸探索
- 9/14 追われる立場
- 9/21 旅立ち
- 9/28 策謀
- 10/-5 最後の出府
- 10/12 二つの影
- 10/19 影の同志
- 10/26 布石
- 11/-2 時ぞ至れる
- 11/-9 連署血判
- 11/16 十二月五日の襲撃
- 11/23 女人哀慕
- 11/30 吉報
- 12/-7 討入り前夜
- 12/14 満願の雪
- 12/21 内蔵助最期
- 12/28 落日の人
12/30 総集編 前編・栄光の章 (午後7時20分〜9時00分) →(1)〜(28)
12/31 総集編 後編・落日の賞 (午後7時20分〜8時50分) →(29)〜(52)
◆あらすじ
徳川が天下をとってからほぼ100年、世はまさに藩幕、封建制の成熟期を迎えた5代将軍綱吉の元禄時代。将軍家の世嗣をめぐる大奥の葛藤。そして将軍綱吉の寵愛を一身にあびて立身出世していく側用人・柳沢吉保の権謀術策の施政を軸に、多彩な文化でいろどられた元禄の爛熟した世を背景に、さまざまな人間模様をくりひろげる。元禄の庶民のエネルギーを前面に押し出した作品。
昭和39年『赤穂浪士』以来の忠臣蔵ものではあるが、浪士側ではなく幕府側の視点で物語は進んでゆく。
◆トピック
- 江戸時代初期の大河は、昭和46年「春の坂道」以来4年ぶり4作目。
- 忠臣蔵を扱った作品としては、昭和39年「赤穂浪士」以来11年ぶり2作目。
- タイトルバックは、元禄絵巻を流れるように映し出し、元禄文化に彩られた華やかな様子を描いている。
◆主要スタッフと出演者
原作:南條 範夫
脚本:小野田 勇・小幡 欣治・土橋 成男
音楽:湯浅 譲二
演奏:東京コンサーツ
テーマ演奏:NHK交響楽団
テーマ指揮:若木 弘
時代考証:相馬 皓
振付:今井 栄子
殺陣:林 邦史朗
語り:福本 義典 アナウンサー
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石坂 浩二 (柳沢吉保(保明))
竹脇 無我 (柳沢兵庫)
[5]中村 勘九郎 (大石主税)
有島 一郎 (堀部弥兵衛)
関口 宏 (堀部安兵衛)
竜崎 勝 (大高源吾)
垂水 悟郎 (原惣右衛門)
目黒 祐樹 (不破数右衛門)
加藤 嘉 (小野寺十内)
中村 伸郎 (吉田忠左衛門)
綿引 洪 (寺坂吉右衛門)
宗近 晴見 (潮田又之丞)
福田 豊土 (前原伊助)
岡田 茉莉子 (陸)
今福 正雄 (八助)
片岡 孝夫 (浅野内匠頭)
松坂 慶子 (阿久里)
三国 一朗 (大野九郎兵衛)
庄司 永建 (安井彦右衛門)
飯沼 慧 (落合与左衛門)
柴田 侊彦 (高田郡兵衛)〈にんべん+光〉
大門 正明 (小山田庄左衛門)
磯部 勉 (毛利小平太)
粟津 號 (萱野勘平)
佐々木 孝丸 (矢頭長七)
大塚 周夫 (小山源五右衛門)
安部 徹 (大石無人)
風間 杜夫 (赤穂家臣)
若尾 文子 (染子)
松原 智恵子 (町子)
小澤 栄太郎 (吉良上野介)
辻 萬長 (小林平八)
森本 レオ (左右田源八)
芦田 伸介 (徳川綱吉)
草笛 光子 (お伝の方)
木村 功 (甲府綱豊(徳川家宣))
森塚 敏 (阿部豊後守)
成田 三樹夫 (荻原重秀)
渡辺 文雄 (南部直政)
中条 静夫 (島津綱久)
渥美 国泰 (荒木十郎左衛門)
内藤 武敏 (土屋主税)
下條 正巳 (内田三郎衛門)
金田 龍之介 (隆光)
中野 良子 (右衛門佐)
北村 和夫 (堀内伝右衛門)
山形 勲 (鶴見内蔵助)
古谷 一行 (間部宮内)
久米 明 (細井広沢)
花柳 喜章 (中島五郎作)
村井 国夫 (羽倉斎)
高松 英郎 (堀内源太左衛門)
神山 寛 (栗崎道有)
藤岡 琢也 (紀伊国屋文左衛門)
清水 綋治 (猿橋)〈いとへん+宏〉
三林 京子 (とき弥)
竹下 景子 (お妙)
池上 季実子 (お美乃)
小栗 一也 (朽野縫殿助)
南風 洋子 (万里小路局)
蟹江 敬三 (生駒十蔵)
平田 守[[6]歌澤 寅右衛門] (茶坊主宗伯)
梅野 泰靖 (倉林出雲守頼時)
平泉 征 (辰五郎)
鷲尾 真知子 (たみ)
草薙 幸二郎 (神尾主膳)
菅井 きん (お兼)
峰 竜太 (弥之)
黒柳 徹子 (吉弥(おしん))
江波 杏子 (おげん)
林 邦史朗 (用心棒)
堅田 喜三久 (用心棒)
[10]市川海老蔵 (その他)
森繁 久弥 (水戸光圀)
江守 徹 (大石内蔵助)
──────────
演出:斎藤 暁・岡本 喜侑・大原 誠
榎本 一生・加藤 郁雄・東海林 通
美術:小林 喬・佐藤 武俊・岡本 忠士
技術:門 弘・三村 三三郎
効果:川崎 清・村田 幸治・後藤 伸行
制作:古賀 龍二
◆この年の日本と世界
この年、岡山〜博多間が開通し、ビデオカセットが新登場。5月にはエリザベス城王が来日した。
この「元禄太平記」で主演を務めた石坂浩二さんと、当時サードディレクターだった大原誠さんが、放送後四半世紀を経て、雑誌上で対談なさっています。
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──石坂さんは「元禄太平記」では柳沢吉保を演じていますが、どんな吉保像をもっていますか。
石坂 元禄をやるまでは柳沢は悪い奴だと思ってました。考えてみると忠臣蔵のトバッチリのようなところがあるんですよ。映画で裏話をしようとすると、たちまち登場するのが柳沢と吉良。柳沢は賄賂をとったといわれているけれどもよく分からない。お父さんは600石の勘定奉行でした。柳沢は成り上がり、大抜擢されたんです。
大原 柳沢は官僚の第一号ですよ。格式も何もない者が幕府の中枢に行く、非常に能吏だった。
石坂 将軍綱吉がだんだんおかしくなっていくと、柳沢も巻き込まれる。それが下から上がって来た者の弱さだと、柳沢を演った時思ったんですよ。寝返りをうてない、サラリーマン的なものを感じました。吉良はそういうものから離れている。
<「NHK大河ドラマ・葵〜徳川三代〜 完全ガイド」158頁より一部抜粋の上引用>
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次回は「vol.14 風と雲と虹と」(昭和51年放送)です。
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