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2008年7月 2日 (水)

vol.20 峠の群像

◆舞台の時代

[平安][鎌倉][室町][戦国][江戸初期][江戸中期][幕末][近代][昭和]

元禄6(1693)年〜元禄16(1703)年


◆放送データ

  • 放送期間:昭和57年1月10日〜12月19日(全50回)
  • 毎週日曜 午後8時〜8時45分
    (1)高田馬場発赤穂行 は午後8時〜9時10分
    (50)伝説のはじまり は午後8時〜9時
  • 初回視聴率:31.3%
  • 最高視聴率:33.8%
  • 平均視聴率:23.7%


◆番組放送日と各回サブタイトル

  1. 1/10 高田馬場発赤穂行
  2. 1/17 眠れない夜
  3. 1/24 内蔵助勉強
  4. 1/31 大石初陣三十六歳
  5. 2/-7 内蔵助 対 内蔵助
  6. 2/14 水戸黄門がんばる
  7. 2/21 七郎次泥まみれ
  8. 2/28 内匠頭あぶない
  9. 3/-7 内蔵助ほえる
  10. 3/14 近松、大石すれ違い
  11. 3/21 われら浅野消防団
  12. 3/28 おのれ上野介
  13. 4/-4 内匠頭がまん
  14. 4/11 遺恨覚えたか
  15. 4/18 内匠頭切腹
  16. 4/25 悲報赤穂へ
  17. 5/-2 近松、赤穂取材中
  18. 5/-9 内蔵助決めた
  19. 5/16 囚われた内蔵助
  20. 5/23 七郎次怒る
  21. 5/30 大石斬られるか
  22. 6/-6 さよなら、赤穂城
  23. 6/13 石野組できるか
  24. 6/20 石野組できた
  25. 6/27 仇討ちはさせぬ
  26. 7/-4 大石傷だらけ
  27. 7/11 片岡斬り込む
  28. 7/18 大石動く
  29. 7/25 内蔵助、記者会見
  30. 8/-1 仇討ち組を引き抜け
  31. 8/-8 大石暗殺計画
  32. 8/15 あの中に、吉良が
  33. 8/22 主税の恋人
  34. 8/29 一人ぬけ二人ぬけ
  35. 9/-5 素良と男ふたり
  36. 9/12 大石家離散
  37. 9/19 内蔵助あそぶ
  38. 9/26 おゆう裏切り
  39. 10/-3 仇討ち決定
  40. 10/10 仇討ち連合成る
  41. 10/17 江戸へ向かう
  42. 10/24 吉良の抜け穴
  43. 10/31 上野介は偽者
  44. 11/-7 第一次討ち入り計画
  45. 11/14 その日の朝
  46. 11/21 仕度はできた、いざ
  47. 11/28 吉良邸突入
  48. 12/-5 上野介最期
  49. 12/12 大石勝った
  50. 12/19 伝説のはじまり


12/28 総集編第一回 なつかしの日日 (午後9時40分〜11時10分) →(1)〜(15)
12/29 総集編第二回 迷い道 (午後9時25分〜10時55分) →(16)〜(39)
12/30 総集編第三回 伝説へ向かって (午後9時05分〜11時00分) →(40)〜(50)


◆あらすじ

 元禄七年に江戸高田馬場で起こった中山安兵衛の決闘から、元禄十六年の赤穂浪士の切腹まで、硬度経済成長の坂を登りつめた「峠」の泰平の世を楽しむ江戸、上方の町人、武士の姿と、彼らにとって赤穂事件とは何だったのかをドラマは描き、探ってゆく。作家・堺屋太一氏が、独特の現代的で斬新な視点から、赤穂阪堺駅を現代企業の倒産とオーバーラップさせ、サラリーマンに通ずる男の生き方を追究する作品となっている。


◆トピック

  1. 江戸時代前期の大河は、昭和50年「元禄太平記」以来7年ぶり5作目。
  2. 忠臣蔵を扱った作品は、昭和50年「元禄太平記」以来7年ぶり3作目。
  3. 緒形 拳の主演は、昭和40年「太閤記」以来17年ぶり2作目。
  4. 池辺晋一郎音楽の作品は、昭和53年「黄金の日日」以来5年ぶり2作目。
  5. タイトルバックは、水しぶきをあげつつ流れ落ちる滝の様子をさまざまな角度から撮影したもの。
  6. 中村梅之助・中村梅雀の父子が、昭和44年「天と地と」に続いて共演。


◆主要スタッフと出演者

原作:堺屋 太一

脚本:冨川 元文

音楽:池辺 晋一郎

演奏:東京コンサーツ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
指揮:尾高 忠明
監修:宮本 又次・脇田 修・斎藤 茂
タイトル文字:望月 美佐
方言指導:桜田千枝子
殺陣:岡本 隆
考証:白井 孝昌・磯目 篤郎

語り手:加賀美 幸子 アナウンサー

──────────

緒形 拳 (大石内蔵助)

松平 健 (石野七郎次)

丘 みつ子 (大石りく)
三田 寛子 (かる)
隆 大介 (浅野内匠頭)
岡本 舞 (阿久里(瑶泉院))
磯部 勉 ((中山)堀部安兵衛)
野村 義男 (矢頭右衛門七(亀之丞))
松井 範雄 (大高源吾)
小林 薫 (不破数右衛門)
小栗 一也 (小野寺十内)
小野 ヤスシ (神崎与五郎)
毒蝮 三太夫 (奥田孫太夫)
片岡 五郎 (早見藤左衛門)
竹本 和正 (武林唯七)
渡辺 寛次[渡辺 寛二] (間 新六)
増田 順司 (間瀬源太夫)
光石 研 (勝田新左衛門)
山内 明 (大野九郎兵衛)
藤木 悠 (藤井又左衛門)
金内 吉男 (安井彦右衛門)
名高 達郎 (高田郡兵衛)
林 邦史朗 (田中貞四郎)
[2]中村 梅雀 (萱野三平)
三浦 浩一 (橋本平左衛門)
奥村 公延 (矢頭長助)
宮内 洋 (稲村義久)
辻 萬長 (鈴田十八)
鈴木 光枝 (小野寺丹)
岩井 友見 (堀部ホリ)

郷 ひろみ (片岡源五右衛門)

古手川 祐子 (大文字屋ゆう)

伊丹 十三 (吉良上野介)
寺田 農 (小林平八郎)
錦織 一清 (清水一学)
峰岸 徹 (山吉新八)
堀内 正美 (徳川綱豊)
岡本 富士太 (柳沢吉保(保明))
吉田 日出子 (町子)
渥美 国泰 (小笠原佐渡守)
宇野 重吉 (徳川光圀)
松橋 登 (上杉綱憲)
竜崎 勝 (田村右京太夫)
薬丸 裕英 (伊達村豊)
岩下 浩 (梶川与惣兵衛)
森山 周一郎 (庄田下総守)
久米 明 (内田三郎右衛門)
白井 孝昌 (磯田武太夫)
今福 将雄 (萱野七郎兵衛)
金子 信雄 (隆光)
藤岡 重慶 (色部又四郎)
小林 稔侍 (堀内伝右衛門)
丹波 哲郎 (鶴見内蔵助)
小泉 博 (脇坂民部)
樋口 可南子 (嶋屋美波)
所 ジョージ (田原伊右衛門)
小泉 今日子 (つる)
多岐川 裕美 (竹島素良)
大門 正明 (与之介)
岡本 信人 (徳造)
滝田 裕介 (村田勘右衛門)
戸浦 六宏 (西村小次郎)
正司 歌江 (くめ)
草薙 幸二郎 (都座半兵衛)
垂水 悟郎 (杉浦彦右衛門)
及川 以造 (黒松隼人)
桜田 千枝子 (蝶)
今西 正男 (岸部屋九郎兵衛)
梅津 栄 (川口屋甚兵衛)
宮口 精二 (仲買の老人)
花沢 徳衛 (房五郎)
愛川 欽也 (飛脚屋伝平)
和泉屋仁左衛門/13片岡仁左衛門
犬塚 弘 (偽の大石内蔵助)
藤木 敬士[藤木 孝] (荻生徂徠)
あき 竹城 (茶屋の女)
野村 信次 (茅野和助)
出光 元 (読売り)
石黒 正男 (老猟師)
沼田 爆 (薬売り)
頭師佳孝 (その他)
車 邦秀 (その他)
新 みのる (その他)
北 九州男 (その他)
飯田 テル子 (その他)
頭師 孝雄 (その他)
森 康子 (その他)
藤堂 新二 (その他)
益富 信孝 (その他)
江幡 高志 (その他)
[3]三遊亭 遊三 (その他)

竹脇 無我 (徳川綱吉)

[4]中村 梅之助 (近松門左衛門)

──────────

制作:小林 猛

美術:川口 直次・宮井 市太郎・増田 哲
効果:村田 幸治・藤野 登・西ノ宮 金之助
技術:設楽 国雄・白石 健二
照明:渡辺 恒一・五十嵐 義行
カメラ:飯田 孟司・三浦 国男
音声:小玉 孝・近藤 直光
記録・編集:高室 晃三郎

演出:岡本 憙侑・小林 平八郎・田中 賢二
   松本 守正・池村 憲章・渡辺 丈太・大津山 潮


◆この年の日本と世界

2月8日にホテルニュージャパン火災、その翌日には日本航空350便が羽田沖で墜落事故。4月には500円札に換わる500円硬貨が発行された。米映画『E.T.』が公開、史上最大の興行収入を得る。


ドラマ解説本「NHK大河ドラマ・ストーリー」に、役柄にオーバーラップさせた主要出演者へのアンケートが載っていたので、ここに引用させていただきます。

──────────
緒形 拳さん(大石内蔵助役)への質問
「もしサラリーマンになっていたら?」
サラリーマンですか? ……うーん、今まで考えてみたこともないですね。

丘 みつ子さん(大石理玖役)への質問
「あなたは教育ママになりますか?」
いいえ、私はスポーツママです!

隆 大介さん(浅野内匠頭役)への質問
「浮気について?」
独身なのでよく判らないが、よろしいんじゃないですか。

樋口可南子さん(嶋屋美波役)への質問
「好きな人に“心中して……”と言われたら?」
愛があれば死ぬことなんてこわくない、とせりふでは言ってみたい。でも、死んでなんになるの、と一言冷たく言うでしょう。

岡本 舞さん(阿久里役)への質問
「夫が失職したら?」
相手が、最も望む状況を作るように努めます。

小林 薫さん(不破和右衛門役)への質問
「あなたにとって組織とは?」
ぼくがソシキであります!

野村義男さん(矢藤右衛門七役)への質問
「信頼する先生とお父さんの言うことが違ったらどちらを?」
オヤジです!

竹脇無我さん(徳川綱吉役)への質問
「独裁者は好きですか?」
自分が独裁者ならこんなにいいことはないが、独裁される方はたまらない。独裁者本人以外に独裁者を好きな人がいるか!? というところでしょうか。

伊丹十三さん(吉良上野介役)への質問
「賄賂は必要ですか?」
賄賂とは金品を使った真心の表現である、と吉良なら主張するでしょう。

愛川欽也さん(飛脚屋伝平役)への質問
「あなたにとってマスコミとは?」
ボクの職場です。

中村梅之助さん(近松門左衛門役)への質問
「近松門左衛門とは?」
日本のシェイクスピアですな。

名高達郎さん(高田軍兵衛役)への質問
「“有名”って何ですか?」
悪くはないけどとても疲れるんじゃないすか?

磯部 勉さん(中山安兵衛役)への質問
「婿に来てくれ、と言われたら?」
やはり男として、嫁に来いという立場はとりたいものです。

古手川祐子さん(大文字屋ゆう役)への質問
「恋人が死を決意したら?」
どこまでも恋人のあとを追いかけ、離れないでしょう。

吉田日出子さん(町子役)への質問
「あなたにとって貴族とは?」
ピンとこないわ。実際にはどんな生活なのかしら。

郷 ひろみさん(片岡源五右衛門役)への質問
「十年前、何を考えていました?」
無我夢中で何も判りませんでした。でも俳優生活の第一章としてとても大切な感じ。

多岐川裕美さん(竹島素良役)への質問
「仕事か恋人か選べ、と言われたら?」
今、たった今だったら仕事ですね。

松平 健さん(石野七郎次役)への質問
「好きな女性に酒をやめてと言われたら?」
やめません。

<NHK大河ドラマ・ストーリー「峠の群像」34〜47頁から引用の上転載>
──────────


◆この作品を楽しむためには

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次回は「vol.21 徳川家康」(昭和58年放送)です。

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