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2008年8月17日 (日)

(33)皇女和宮

天樟院は居室で、幾島から贈られた桜島の掛け軸を
またまた眺めています。

しかし、薩摩を思い出せば
大老・井伊直弼の命を奪った一部の者が
薩摩志士であった事実に行き着いてしまい、
少なからず衝撃を受けている天樟院であります。

井伊の突然の死は、幕府にも天樟院にも大きな痛手ですが、
天樟院は、そんな井伊の後を受け継いで
幕府のために働こうと意を決します。

しかし、井伊がやろうとしていた「公武合体」は、
幕府の威光をおとしめないために
将軍・徳川家茂と政略結婚することではあるのですが、
その相手が孝明天皇の妹であることを初めて聞き、
顔を歪ませています。


京──。

観行院は、娘・和宮の居室を訪れ、
和宮に、江戸行きの話を持ちかけます。
和宮は「絶対にイヤ!」だそうです。

和宮には言い交わした許嫁がいて、
将軍御台所になるどころか、
江戸行きなど、もってのほかです。

乗り気でない和宮もそうですが、
実は母・観行院も、お側に仕える庭田嗣子も
あくまでも江戸下向は反対の立場です。


天樟院も、将軍御台所の候補者である和宮に
許嫁がいることを知り、絶対反対の立場です。

天樟院自身もそうでしたが、
女性が政治の道具として扱われることに
嫌気がさしています。

天樟院は老中・安藤信正を前に
和宮降嫁に反対の立場を表明しますが、
安藤は聞く耳をもちません。


薩摩では、桜田門外の変で井伊を襲撃した
有村雄助が帰郷しました。
雄助の弟・有村次左衛門は、
変の時に切腹して、すでに果てています。

大久保正助や有馬新七らを始めとする
誠忠組の面々は雄助を喜々として迎えますが、
薩摩藩の立場として、幕府から睨まれないためにも
雄助を見逃すことはできません。

なぜなら、桜田門外の変は戦ではなく、
私怨であると見られていたからです。

雄助は切腹──。

雄助の兄・有村俊斎は、
ただだまって切腹のお沙汰を聞いています。

誠忠組の面々は、薩摩藩から心が離れようとしています。
それを何とかしようと、小松帯刀は島津忠教に対し、
組の代表・大久保に、直接言葉をかけるように直談判します。


和宮江戸行きの話は、
少しずつ、しかし着実に進められています。
孝明天皇は、岩倉具視の
「今、幕府に恩を売っておけば攘夷を実行できる」
という助言を聞き入れ、
妹・和宮を江戸へ東下りさせることにします。

和宮本人は、江戸へ下ることには反対で、
尼になったとしてもイヤなんだそうです。
孝明天皇は和宮に、
日本国のためと何とか言い聞かせています。

天樟院の場合は、薩摩から江戸へ
いわば「上って」きたわけですが、
和宮の場合は逆に、京から江戸へ「下る」わけで、
どんなド田舎にやらされるのかという不安と、
許嫁と離ればなれになってしまう失望感と、
いろいろ入り交じっていたのかもしれません。

その気持ちをなぐさめるかの如く、
孝明天皇は、篳篥(ひちりき)を演奏しています。
この時は、お茶の間桟敷のみなさんは、
孝明天皇ではなく、東儀秀樹さんとしてとらえて
見てしまいましたでしょう?
(^ ^)


水戸では、
今は亡き井伊から蟄居を命じられている徳川斉昭が
弱腰外交の幕府に対してブツブツと文句を言っています。

「慶喜が将軍になっていれば──」と
野望も捨てていない様子ですが、
この直後に卒倒し、急死してしまいます。


天璋院は家茂に、
和宮を迎えることの不安を訴えています。
しかし、当の家茂は、
この婚儀を幕府と朝廷の架け橋にしたいと考えていて、
その考えに、息子の成長を感じ取っている天樟院です。

和宮降嫁の件は、老中・安藤から
さっそく天樟院に報告があります。
天樟院は和宮降嫁について良くは思っていませんが、
安藤に上手いように言いくるめられてしまいます。

安藤も、井伊と同様
大奥をないがしろにしている様子ですが、
ちなみに安藤自身も、この後
「坂下門外の変」で襲撃されます。

落命こそしなかったものの、
その時の対応が元で、政治生命を落とすことになります。


そんな時、薩摩藩から天樟院の元に文が届きます。
「故郷の薩摩に戻ってきてはどうか」という内容です。
その文を前に、天樟院は心が揺らいでいます。

薩摩と言えば、
小松帯刀や実家・今和泉島津家の面々など、
会いたい人がたくさんいます。
重野も、天樟院とともに薩摩へ行きたいそうです。

ようやくその気になった時、
薩摩からの文は、老中たちが企てて
薩摩の者に命じて書かせたものだと
滝山が知らせてきました。

和宮が江戸へ下って来るにあたり、
姑となる天樟院の身分が低すぎるため、
あれこれと口を挟みたがる天樟院を
この際、追い出してしまおう! という魂胆だそうです。

なるほど、と天樟院は納得。


天樟院は、安藤を呼び付け、
薩摩に帰郷しない旨を告げます。
安藤がいなければ、亡き夫・先代将軍家定の
「幕府を守り抜け」という遺言を忘れるところであった、と
ピリリと効いた皮肉も忘れません。

口ごもる安藤を抑え、
「幕府をつかさどっている誇りを持て!」と
叱咤しています。


天樟院は、和宮を迎え入れる準備として
今の屋敷を和宮に明け渡し、
襖から調度品に至るまで全て新調させ、
自身は別のところに移ることにします。

和宮が江戸へやって来る日は
着実に近づいています。


原作:宮尾 登美子 (『天璋院篤姫』講談社 刊)
脚本:田渕 久美子
脚本協力:金杉 弘子
音楽:吉俣 良
題字:菊池 錦子

語り:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
宮崎 あおい (天樟院)
瑛 太 (小松帯刀)
原田 泰造 (大久保正助)
堀北 真希 (和宮)
松田 翔太 (徳川家茂)

樋口 可南子 (お幸)
岡田 義徳 (島津忠敬)
──────────
ともさか りえ (お近)
的場 浩司 (有馬新七)
中嶋 朋子 (重野)
東儀 秀樹 (孝明天皇)
白井 晃 (安藤信正)
若村 麻由美 (観行院)
──────────
稲森 いずみ (滝山)
山口 祐一郎 (島津忠教)
中村 梅雀 (井伊直弼(回送))
片岡 鶴太郎 (岩倉具視)
中村 メイ子 (庭田嗣子)
江守 徹 (徳川斉昭)
──────────
制作統括:佐野 元彦
制作:屋敷 陽太郎
演出:堀切園 健太郎


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『篤姫』
第34回「公家と武家」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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