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2008年8月23日 (土)

vol.26 武田信玄

◆舞台の時代

[平安][鎌倉][室町][戦国][江戸初期][江戸中期][幕末][近代][昭和]

天文5(1536)年〜天正5(1577)年


◆放送データ

  • 放送期間:昭和63年1月10日〜12月18日(全50回)
  • 毎週日曜 午後8時〜8時45分
    (1) 父と子 は午後7時20分〜8時45分
    (50) 神々のたそがれ は午後8時〜8時55分
  • 初回視聴率:42.5%
  • 最高視聴率:49.2% ((6) 諏訪攻め・第2位)
  • 平均視聴率:39.2% (第2位)


◆番組放送日と各回サブタイトル

  1. 1/10 父と子
  2. 1/17 決意の時
  3. 1/24 別れ
  4. 1/31 運命の出会い
  5. 2/-7 湖水伝説
  6. 2/14 諏訪攻め
  7. 2/21 風林火山
  8. 2/28 湖衣姫
  9. 3/-6 女のいくさ
  10. 3/13 国造り
  11. 3/20 越後の虎
  12. 3/27 海の北条
  13. 4/-3 川中島への道
  14. 4/10 尾張の異端児
  15. 4/17 母と子
  16. 4/24 信濃征服
  17. 5/-1 虎との出会い
  18. 5/-8 さらば湖衣姫
  19. 5/15 三国同盟
  20. 5/22 二百日の対陣
  21. 5/29 景虎失踪
  22. 6/-5 奸風発迷
  23. 6/12 信虎変身
  24. 6/19 義元討死
  25. 6/26 悲劇の発端
  26. 7/-3 氏康と景虎
  27. 7/10 川中島血戦(一)
  28. 7/17 川中島血戦(二)
  29. 7/24 勝利と敗北
  30. 7/31 義信事件(一)
  31. 8/-7 義信事件(二)
  32. 8/14 わが子幽閉
  33. 8/21 鬼美濃の死
  34. 8/28 上州攻め
  35. 9/-4 盟約崩壊
  36. 9/11 信長上洛
  37. 9/18 駿河攻め
  38. 9/25 小田原攻め
  39. 10/-2 京の夢
  40. 10/-9 暗闇の鬼
  41. 10/16 月夜の鏡
  42. 10/23 二重の死
  43. 10/30 八千年の春
  44. 11/-6 氏家の挽歌
  45. 11/13 京への道
  46. 11/20 最後の出陣
  47. 11/27 三方ヶ原の戦い
  48. 12/-4 信玄倒れる
  49. 12/11 幻の都
  50. 12/18 神々のたそがれ

12/24 総集編第1部 父と子 (午後8時〜9時35分) →(1)〜(11)
12/25 総集編第2部 母と子 (午後7時20分〜8時40分) →(11)〜(24)
12/26 総集編第3部 川中島血戦 (午後7時30分〜8時45分) →(27)・(28)
12/27 総集編第4部 二重の死 (午後7時30分〜8時45分) →(31)〜(42)
12/28 総集編第5部 神々のたそがれ (午後7時30分〜8時40分) →(44)〜(50)


◆あらすじ

 天下統一を夢見る武将たちが鎬を削っていた戦国時代、四方を山々に囲まれた甲斐国の武将・武田信玄は、独特の組織力と合理性で乱世を生き抜いた。
 あと十年長生きしたら、必ずや天下を取ったであろうといわれ、信長や家康が最も畏敬した男。常に本音の生き方を求め、それ故に父や子をはじめ肉親・家族との間で大いに悩み、「人は城、人は石垣」の信念のもとに、人材育成や領国経営に近代的叡智をふるった信玄の生涯を、史上有名な川中島の合戦など動乱の時代を背景にスケール豊かに描くものである。


◆トピック

  1. 戦国時代が舞台の大河は、昭和62年「独眼竜政宗」以来2年連続8作目。
  2. 山本直純音楽の作品は、昭和51年「風と雲と虹と」以来12年ぶり2作目。
  3. タイトルバックは「風林火山」というキーワードをベースに、全編で騎馬を登場させて荒々しさを前面に出したもの。


◆主要スタッフと出演者

脚本:田向 正健

原作:新田 次郎 (「武田信玄」より 文藝春秋 刊)

音楽:山本 直純

演奏:オズ・ムジカ
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:山本 直純
監修:磯貝 正義
時代考証:鈴木 敬三・上野 晴朗
殺陣:林 邦史朗
所作指導:猿若 清方・猿若 清三郎
衣装考証:小泉 清子
タイトル文字:海老原 哲弥((1)~(3))

語り(大井夫人):若尾 文子
アヴァンタイトル:宮本 隆治 アナウンサー

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中井 貴一 (武田晴信(信玄))
真木 蔵人 (晴信の青年時代)(武田勝頼)

柴田 恭兵 (長尾景虎(上杉謙信))

紺野 美沙子 (三条の方)
南野 陽子 (おここ)(湖衣姫)
池上 季実子 (恵理)
堤 真一 (武田義信)
[2]中村 七之助 (太郎・義信の幼年時代)
古村 比呂 (於津禰)
渡 浩行 (二郎(竜宝))
黒田 勇樹 (武田信勝)
岡本 舞 (うめ)
若松 武 (武田信繁)
篠崎 勝 (武田信廉)
菅原 文太 (板垣信方)
本郷 功次郎 (甘利虎泰)
児玉 清 (飯富虎昌)
篠田 三郎 (飯富三郎兵衛(山県昌景))
美木 良介 (馬場信春)
小林 克也 (原 昌俊)
宍戸 錠 (原 虎胤)
岡村 菁太郎[[7]清元 延寿太夫] (原 昌胤)
ひかる 一平 (山本勘市)
村上 弘明 (高坂弾正)
橋爪 功 (真田幸隆)
勝野 洋 (大熊朝秀)
内山 森彦 (油川信友)
佐藤 慶 (阿部勝宝)
石丸 謙二郎 (御宿監物)

[5]中村 勘九郎 (今川義元)

杉 良太郎 (北条氏康)

宇津井 健 (直江実綱)
西岡 徳馬 (北条高広)
岸田 今日子 (寿桂尼)
岡田 美里 (阿弥)
財津 一郎 (太原崇孚)
岩下 浩 (岡部美濃守)
長谷川 明男 (庵原忠胤)
青山 裕一[[3]花柳 錦之輔] (北条氏政)
井上 孝雄 (松田憲秀)
北村 総一朗 (松田康郷)
石橋 凌 (織田信長)
麻生 祐未 (濃姫)
伊原 剛志 (織田信行)
御木本 伸介 (平手政秀)
大門 正明 (市川大介)
河原崎 建三 (梁田政綱)
[3]中村 橋之助 (徳川家康)
中丸 新将 (酒井忠次)
新井 康弘 (小笠原長時)
上條 恒彦 (村上義清)
[5]坂東 八十助 (諏訪頼重)
山下 容里枝 (禰々)
鈴木 瑞穂 (千野伊豆守)
藤木 悠 (千野南明庵)
三ツ木 清隆 (高遠頼継)
[9]市川 團蔵 (足利義昭)
保阪 尚輝 (長野業盛)
松橋 登 (正親町三条公兄)
内藤 武敏 (岐秀和尚)
浜村 純 (倉科三郎右衛門)
大地 真央 (里美)
宮崎 萬純 (らん)
ジョニー 大倉 (鎌田長門守)
丹波 義隆 (石和甚三郎)
宍戸 開 (塩津与兵衛)
森田 順平 (今井兵部)
福田 健次 (山際)
斉藤 洋介 (丹波弥十郎)
矢崎 滋 (立木仙元)
小川 真由美 (八重)
結城 美栄子 (たき)
宗近 晴見 (近野昌八郎)
渡辺 正行 (平三)
松原 一馬 (平五)
佐々木 すみ江 (とら)
羽場 裕一 (水野又兵衛)
小宮 孝泰 (作三)
大塚 国夫 (出浦重兵衛)
金内 吉男 (勘定奉行)
飯沼 慧 (善右衛門)
須永 慶 (金刺)
轟 二郎 (蔵前衆)
麻木久仁子 (その他)
真実一路 (その他)

平 幹二朗 (武田信虎)

西田 敏行 (山本勘助)

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制作:村上 慧

美術:田嶋 宣助・山下 恒彦
音響効果:大和 定次・西ノ宮 金之助・山倉 正美
技術:大沼 伸吉・曽我部 宣明
撮影:入倉 道治・上野 康雄
照明:佐野 鉄男・野下 清
音声:近藤 直光・鈴木 清人
記録・編集:久松 伊織・田中 美砂

演出:重光 亨彦・布施 実・大森 青児・一井 久司・田島 照


◆この年の日本と世界

3月、青函トンネル開通により青函連絡船の運行終了。9月、流通業界大手のダイエーが南海ホークス球団買収、翌月にはリース業界大手のオリエント・リースが阪急ブレーブス球団買収。


放送前、主演の中井貴一さんにインタビューした記事がありました。

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 従来の僕には“繊細で神経質”な役オンリーってところがあって、どうも、大胆さを前面に出すのを求められていなかったというか……。そこへこの「信玄という武将」の役ですからね。もともと僕は謙信タイプだと周囲から見られてましたが、本人としては“信玄タイプ”だと思ってますので、それだけに「よし!!」という意気込みがすごく湧くんですよ。僕自身も従来のイメージと違う役つぐりをするという、すべての面でこうした落差をどううまく演じられるかが勝負でしょうね。見てる人に「ほう、あの中井貴一が……」という感じ方をしてもらいたいですし。

<「NHK大河ドラマ・ストーリー 武田信玄」30頁より一部抜粋の上引用>
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次回は「vol.27 春日局」(昭和64年〜平成元年放送)です。

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コメント

大河ドラマ見てないと思ってましたが
これも、見てましたね?
甲斐の城を見に行きたくて、
ウズウズしたことを思い出します、
見に行ってませんが。

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うっちゃんさーん。


>甲斐の城を見に行きたくて、
オープンセット、ですね!
番組収録の終了後、数ヶ月後には取り壊されるようですが、
施設として人気であれば、そのまま残す場合もあるようですね。

大河ドラマ関連のオープンセットは、
7年前に放送された「北条時宗」のMもち浜セットを
見に行っただけですね〜。

投稿: ★うっちゃん | 2008年8月26日 (火) 23:32

長男が生まれ
強い父親に、なりたかったのかな?

──────────

うっちゃんさーん。こんにちは!
今日も乗務お疲れさまでーす。


>強い父親に、なりたかったのかな?
人は時として、物語の登場人物に自分自身を重ね、
「こうありたい!」という理想像を作ることがあります。

うっちゃんさんの場合、お子さんが生まれた時には
武田信玄のように、人に慕われて
でも心身ともに強い人物を理想としていたのでしょうね。

まさに“現代版・武田信玄”といった感じでしょうかね。

投稿: ★うっちゃん | 2008年9月 1日 (月) 21:24

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