« Kassy号がゆく(10) | トップページ | 突撃! 隣の……(5) »

2008年11月 9日 (日)

(45)母からの文

およそ260年間続いた徳川政権を
あっけなく朝廷に返上した徳川慶喜でしたが、
所領400万石という数字から、
他大名からみても、依然勢力を誇っていると言っても
過言ではありません。


天樟院の「皆を守って参る」という決意で、
大奥にも落ち着きを取り戻しつつあります。
それだけに、大奥の者たちの
天樟院に対する依存度が高いものとなっています。

今、下界ではどのような動きになっているのか?
大奥内にいれば、それがさっぱり分かりません。
重野は「小松帯刀様にお聞きになっては?」と
天樟院に提案しますが、天樟院自身は首を縦に振りません。

そのころ小松帯刀は、ジョン万次郎と対面しています。
坂本龍馬亡きあと、土佐へ帰るという万次郎を
とどまらせようと言葉を尽くしています。

万次郎は「小松さんも共に手を携えて」などと言いますが、
小松にはそれができません。
実は小松は足を病んでおりまして、
歩けない身体になっているのです。

ちょうど1ヶ月前、
大政奉還後、いまだ400万石の所領を有する徳川慶喜に
実権を握られていると感じていた西郷吉之助と大久保正助に
「辞官納地を求めてみたら?」と提案しますが、
そんな生温いやり方は、西郷と大久保は気に食わないのです。
二人とも、小松の進言を聞き流し、我が道を進みます。

小松と万次郎が会っていた頃、
西郷と大久保は、京で岩倉具視と密会しています。
「あの方はやさしすぎるっちゅうか……」
「あの方がいれば、我々の気持ちが削がれる……」
などと、小松のいないところで言いたい放題です。

岩倉は、徳川の世を終わらせるために
王政復古を天下に宣言し、慶喜に対しては、
将軍を辞めるべし!という勅許が出る手はずです。
慶喜に対しての包囲網が、着々と出来上がっています。


慶応3(1867)年12月9日。御所内の小御所で
天皇の新政をうたった王政復古が宣言され、
慶喜に対しては官位と領地の一部返上をせよと
勅命が下されました。

慶喜自身は、その勅命を二条城で知ることになりますが、
「徳川の領地は帝より授かりしものにあらず!」と
大坂城にいったん退き、新たに策を練ることにします。


徳川と薩摩が刃を交えるかもしれないという事態に
天樟院は心配しておりまして、
勝 麟太郎にいろいろ尋ねてみますが、
勝とてもどうなるか予測できません。

その事態に陥れば、天樟院の命が危ないと
小松自身も考えています。
天樟院を江戸から薩摩に呼び戻すことによって
何としても救い出さなければ!と奔走していますが、
その手だてがありません。

妻・お近は、天樟院の実家である
今和泉島津家へ小松を連れて行きます。

お近の魂胆は、天樟院の母・お幸に
天樟院に宛てて「戻ってこい」という文を書いてもらえば
天樟院の気持ちも揺らいで、薩摩へ帰ってくるのでは?と
いうところにあるわけですが、
それはさすがのお幸も断ります。

天樟院は徳川の人間、母は薩摩の人間。
藩主や国父のお許しがなければ勝手に出来ぬ、と言うのです。
それを聞いた小松は、国父・島津久光に願い出て
半ば強引に許可を取ってきます。

その許可状を携えて、
再び今和泉島津家を訪問した小松。
その熱心さに心打たれ、涙を浮かべつつ
天樟院に対して文をつづります。

その文は、薩摩藩邸に仕える小の島を通じて
天樟院の元に届けられます。

そして小の島は、
天樟院を薩摩に連れ戻す役目も担っておりまして、
「帰る」と言うまでは、テコでも動かぬ覚悟です。
しかしこれでも、天樟院は首を縦に振りません。

そんな天樟院を見ていて、重野は
「徳川と薩摩が戦になる前に、天樟院を帰してあげたい」から
天樟院を説得してほしいと滝山に相談しますが、猛反対されます。
重野は、生まれ育った薩摩の軍に討たれるかもしれないという
天樟院の不幸を憂慮していますが、
滝山としては、それこそ女子の本懐であると考えています。

そこに唐橋が加わり、
新・大奥3人衆によるバトルが演じられます。
とはいえ、唐橋はのほほんムードで
和菓子をほおばっておりますが(^ ^;;)

静観院に相談してみるだの、
本寿院に相談してみるだの、
いろいろと策は出してはみますが、
どの策もどうもイマイチであります。

結局、滝山は重野に押し切られ、
しぶしぶ説得してみる滝山。

しかし天樟院は折れません。
なぜなら、滝山や重野、唐橋が
天樟院にとっての“家族”であるからです。
その言葉の重さに、胸を打たれた3人衆であります。


天樟院に文を送ったお幸ですが、
天樟院が薩摩に戻らないことを悟っています。


年の瀬迫る12月23日、江戸城二の丸が炎上し
薩摩の者が火を放ったのでは?という噂が立ちます。

小松にとって、そういう実力行使にならないために
今まで動いてきたはずなのに、
運命のいたずらか、小松が考える方向とは
まったく逆の方へ進み出しています。

とうとう、江戸の薩摩藩邸が焼き討ちされます。
薩摩の挑発に、老中たちが辛抱できなくなったわけです。
しかしこれこそ、西郷が講じた策でありまして、
結果的には、老中たちはまんまとひっかかったわけです。

大坂城の慶喜は、その知らせを受けて
「ばかどもめが! 早まりおってぇ!!」と
すごい形相で睨みつけます。


原作:宮尾 登美子 (『天璋院篤姫』講談社 刊)
脚本:田渕 久美子
脚本協力:田渕 高志
音楽:吉俣 良
題字:菊池 錦子

語り:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
宮崎 あおい (天樟院)
瑛 太 (小松帯刀)
小沢 征悦 (西郷吉之助)
原田 泰造 (大久保一蔵)
堀北 真希 (静寛院)

樋口 可南子 (お幸)
岡田 義徳 (島津忠敬)
──────────
ともさか りえ (お近)
中嶋 朋子 (重野)
高橋 由美子 (唐橋)
佐藤 藍子 (小の島)
勝地 涼 (ジョン万次郎)
平 岳大 (一橋慶喜)
岩井 友見 (歌橋)
──────────
稲森 いずみ (滝山)
高畑 淳子 (本寿院)
山口 祐一郎 (島津久光)
片岡 鶴太郎 (岩倉具視)
北大路 欣也 (勝 麟太郎)
──────────
制作統括:佐野 元彦
制作:屋敷 陽太郎
演出:渡邊 良雄


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『篤姫』
第46回「慶喜救出」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時05分〜

|

« Kassy号がゆく(10) | トップページ | 突撃! 隣の……(5) »

コメント

文!
手紙の話を親にしたら、
小学校の作文を親が持ってきた、
野球選手、医者、パイロット、NBA,正義の味方、
沢山沢山、夢を持っていましたね。

──────────

うっちゃんさーん。


>小学校の作文を親が持ってきた
へぇ〜っ。
ちゃんと保管なさっていたんですね!
素晴らしい!


>沢山沢山、夢を持っていましたね。
Kassyの子供の頃(確か小学低学年ぐらいまで)の
夢というのは、
バスの運転士さん! でした(^ ^)

それから教師への
憧れに変わっていったのですけどね。

投稿: ★うっちゃん | 2008年11月13日 (木) 00:11

嫁も、子供の記録として、
持ってますよ、孫には見せれないよね、
親の威厳が!

──────────

うっちゃんさーん。こんにちは!
今日も乗務お疲れさまでーす。


>嫁も、子供の記録として、持ってますよ
やっぱり、両親というものは
記録を残しておくものなのでしょうかね?

Kassyも以前、古いタンスの中から
Kassyが小学生の時の通知表(6年分)が
しっかりと保管されているのを目撃してしまいました。

投稿: ★うっちゃん | 2008年11月29日 (土) 21:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Kassy号がゆく(10) | トップページ | 突撃! 隣の……(5) »