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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2008年11月30日 (日)

(48)無血開城

西郷吉之助は、何としても江戸城攻撃を成し遂げる覚悟ですが、
昔見たような、情熱あふれる姿のままだと読み取った天樟院は、
「まだ(戦をしない)望みはある」と、
呼び出した勝 麟太郎に対して語っています。

それに対して、勝はあっけなく一蹴します。


天樟院は、幾島にも相談を持ちかけますが、
「西郷を動かせるのは、薩摩のお殿様しかおられませぬ」と
ポロリとこぼしますが、

天樟院にとっては、それが最大かつ最高のヒントになります。


幾島は、一旦京都へ引き揚げ、
京都でしかできないことをやっていくつもりだそうで、
改めて天樟院に別れを告げ、京へ戻って行きます。


江戸城総攻撃まで4日と迫った3月11日、
西郷率いる官軍は江戸入りを果たします。
江戸城総攻撃のその時が、刻一刻と迫ってきています。

3月14日、勝は西郷と面会する前に、天樟院の元を訪れます。
天樟院から文箱を預かるのですが、
中には何通もの封書が入っています。

西郷と対面した勝は、まず嘆願書を差し出します。

ひとつ、徳川慶喜は隠居の上、水戸で謹慎──。

その上で、徳川家を一大名として存続させたいと言いますが、
西郷は冷ややかな目で勝を見返し、
自身の決心は変わらないと突き放します。

勝がイギリスに手を回し、
江戸城総攻撃をさせないように動いていると
西郷はとうに読んでいるのです。

結局は物別れに終わりますが──、

勝は「こいつを忘れておったぁ!」と
天樟院から預かった島津斉彬の封書を差し出します。
裏書きの「斉彬」の文字を見た途端、
顔色を変えて平伏する西郷。

その封書は、天樟院が徳川家定御台所の篤姫だったころ、
島津家と徳川家の板挟みになって苦しむ篤姫に宛てて
送られたものでした。

書状によれば、徳川と薩摩が
いずれ敵味方になることを予見していて、
その時が来れば、己の信じる道を進むべし、と
父親としての愛情溢れる書状だったわけです。

西郷の頭の中に、斉彬との思い出が
走馬灯のように駆け巡ります。

斉彬:西郷! そちに尋ねる。病人を生かすか? 見殺しにするか?
西郷:生かす道を、選びとうございまする!


天樟院は勝の帰りを待ちわびていて、
江戸城に戻ってきた勝を、急いで出迎えます。

「心は……通じましてございます」

勝が言うには、西郷は
国を新しくしたいという島津の殿のご遺志を受け継ぐつもりが
いつの間にか、国を滅ぼそうとしていたのかもしれない。
と、心を落ち着かせて笑ったそうです。


急いで京に向かった西郷は、
岩倉具視、小松帯刀、大久保一蔵に報告。

小松は心から安心しますが、
岩倉も大久保も、徳川を残すことに反対です。


江戸城総攻撃は、江戸城明け渡しを条件に
正式に中止になりましたが、
江戸城明け渡しに、大奥の女性たちが
納得できようはずもありません。

勝から一肌脱ぐように依頼された滝山は、
「城内部を改めるため、3日間だけ城からでるように」と
天樟院に嘘をつきます。

しかし、滝山のウソを
天樟院はいとも簡単に見破ります。

大奥の者を集めるように滝山に指示し、
天樟院は、仏間で徳川家定の位牌に手を合わせます。
徳川を残したいという家定の遺志に反して、
徳川をつぶす結果になってしまったことを詫びます。

「なんじゃあ〜、御台らしくもない!」

家定の声がした気がして、天樟院は目を開きます。
すると、目の前には微笑んだ家定がこちらを見ています。
天樟院の顔が、一瞬少女に戻ります(^ ^)

「わしが残したいのはな、城でも家でもない。徳川の心なのじゃ──」

家定は、天樟院に最後のメッセージを残して
吸い込まれるように姿を消しました。


大広間に、大奥の者が集まっています。
天樟院は、今回の戦いで江戸城が明け渡され、
大奥を出ることになったことを伝えます。

激しい動揺に包まれる大広間。

滝山の「静まれ!」という鶴の一声で、
一瞬にして水を打ったように静まりますが、
もはや決定事項であり、動揺は悲鳴に変わりつつあります。

江戸城を出たとしても、大奥の者は徳川の家族であり
その行き先は、最後の一人に至るまで、
天樟院が責任を持って請け負うと約束をします。


京の小松屋敷を、幾島が訪ねてきます。
帯刀としては、江戸城明け渡しによって
天樟院がどんな気持ちになっているのかが
非常に気になるところです。

しかし、幾島は
「ご自分の目と耳でお確かめになれば」
と、ポーンと帯刀を突き放します。

しかし、足を病んでいる帯刀としては、
一度江戸へ入れば、それが最後になりそうな気がして
躊躇しています。

ただ、幾島も
立派になった天樟院の姿を目に焼き付けて、
お別れをしてきたとのことで、

帯刀の気持ちは、大きく揺らいでいます。


原作:宮尾 登美子 (『天璋院篤姫』講談社 刊)
脚本:田渕 久美子
脚本協力:田渕 高志
音楽:吉俣 良
題字:菊池 錦子

語り:奈良岡 朋子
──────────
[出演]
宮崎 あおい (天樟院)
瑛 太 (小松帯刀)
堺 雅人 (徳川家定)
小沢 征悦 (西郷吉之助)
原田 泰造 (大久保一蔵)
堀北 真希 (静寛院)
──────────
中嶋 朋子 (重野)
高橋 由美子 (唐橋)
原田 夏希 (お琴)
岩井 友見 (歌橋)

高橋 英樹 (島津斉彬(回想))
──────────
稲森 いずみ (滝山)
高畑 淳子 (本寿院)
片岡 鶴太郎 (岩倉具視)
松坂 慶子 (幾島)
北大路 欣也 (勝 麟太郎)
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制作統括:佐野 元彦
制作:屋敷 陽太郎
演出:渡邊 良雄


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『篤姫』
第49回「明治前夜の再会」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時05分〜

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