« はぴはぴ | トップページ | とびだし注意! »

2009年5月10日 (日)

大河ドラマ天地人・(19)本能寺の変

天正10(1582)年5月、
織田軍と衝突した上杉軍ですが、
栗林政頼軍800という少数で追い返します。

越後国へ侵入した織田方の森 長可軍が
退路を断たれるのを畏れて退却する前に、
何としても叩きつぶしておかねばなりません。
勢いに乗って、予定通りに越後へ引き返しますが、
森軍はすでに撤収していました。

それでも追い討ちをかける直江兼続でしたが、
あと一歩というところで逃げられてしまいます。

これまた自責の念に駆られた兼続ですが、
上杉景勝は兼続を休息させます。


屋敷に戻った兼続を出迎えたのは
新しく妻となったお船でした。

景勝の命により、お船の婿養子となって
直江家を継いだ兼続ですが、
夫婦として顔を合わせるのは今回が初めてです。

兼続とお船──。
母親同士が姉妹、つまり従姉弟同士であります。
その二人が夫婦となる心境って、
どんなものなんでしょうね。

食事にも手をつけようとしない兼続ですが、
お船は「食事するのもお勤めのうち」と励まします。
兼続はまたも泣きじゃくります。

「もう泣かぬ」と約束したはずなんですけどね(^ ^;;)

「お家のために、私と夫婦になったのでございますか?」
とのお船からの問いに、兼続はあれこれ思い出します。

ことあるごとに励ましてくれ、勇気を与えてくれたお船。
お船の励ましで「死んでなるものか」と
歯を食いしばって生き抜いた兼続。

“……違う”

兼続が答えを出すと、お船の表情がパッと明るくなります。
自分自身では気づいておりませんでしたが、
兼続はお船のことを好きだったようです。
それはお船も同様でして、ここでようやく
お互いが相思相愛だったと分かるわけですが、

結婚前から、固い絆で結ばれたこの二人が、
今後どのようになってゆくのか、今後に期待ですね。


明智光秀が主君・織田信長に対して謀反を起こします。
世に言う『本能寺の変』ですね。

自害直前に、信長は上杉謙信の亡霊と対面します。

信長は天を味方にし、地をも味方につけたものの、
人の心をないがしろにしたために
家臣から謀反を起こされた、と
謙信は言いたかったのでしょう。

信長の諜報部隊・小りん。
いやいや失礼(^ ^;;)
初音は、なぜか本能寺におりまして、
信長を活かそうと説得しますが、
そんな説得で信長が動くはずもありません。

信長は炎の中で自刃。

燃え盛る本能寺を、遠くで眺めている光秀ですが、
いつ脱出したか、初音が首を絞めて殺そうとします。
「信長が死んで、喜ぶ者はたくさんおろう!」と
光秀は捨て台詞を吐きますが、

上杉に「味方せよ」と密書を送っていた光秀は数日後、
羽柴秀吉に攻められ、最期は農民に竹槍で刺され、
命を落とします。


越中国・魚津城では、織田方の柴田勝家軍の猛攻撃で
吉江宗信と安部政吉が持ちこたえられず、ついに陥落。
炎上する城の中で自害して果てます。

しかし、本能寺の報が越中にもたられさたのは
それから間もなくのこと。
柴田勝家ら織田方の軍勢は、一斉に兵を引きます。

文字通り、吉江と安部の死は
“無駄死に”になってしまったわけですが、
運命のいたずらとでも言いましょうか。

これからの日本は、時代の大きなうねりを迎えます。


天正10(1582)年6月2日、
本能寺の変で明智光秀に攻められ、織田信長が自刃。

慶長5(1601)年8月17日、
上杉家の米沢30万石に減封処分まで

あと19年2ヶ月──。


原作:火坂 雅志 (『天地人』NHK出版 刊)
脚本:小松 江里子
音楽:大島 ミチル
題字:武田 双雲

語り:宮本 信子
──────────
[出演]
妻夫木 聡 (直江兼続)

北村 一輝 (上杉景勝)

常磐 貴子 (お船)

東 幹久 (泉沢久秀)
小泉 孝太郎 (樋口与七)
比嘉 愛未 (菊姫)
──────────
長澤 まさみ (初音)
鶴見 辰吾 (明智光秀)
葛山 信吾 (安部政吉)
山本 圭 (吉江宗信)
──────────
吉川 晃司 (織田信長)

笹野 高史 (羽柴秀吉)

高島 礼子 (仙桃院)

阿部 寛 (上杉謙信)
──────────
制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:吉永 証
演出:片岡 敬司


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『天地人』
第20回「秀吉の罠」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

|

« はぴはぴ | トップページ | とびだし注意! »

NHK大河2009・天地人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はぴはぴ | トップページ | とびだし注意! »