大河ドラマ天地人・(40)上杉転落
Kassy's BLOG Anniversary─Special Week
7日目です。
天下分け目の関ヶ原合戦。
その合戦後、敗軍となった西軍の諸将たちに
勝者の家康から処分が下されます。
それだけでなく、西軍から東軍に寝返った諸将や
日和見を極め込んだ東軍の諸将たちにも厳しい沙汰が下され、
家康が天下人になるための布石を着実に打っていきます。
上杉景勝と直江兼続も例に漏れず、
家康の呼び出しを食らって上洛しますが、
その前に、兼続はこっそりと本多正信のもとを訪れます。
兼続は上杉存続のために、
直江家の家督を本多家に預けることにします。
翌朝、家康と対面します。
家康は、今回の騒乱の発端を作ったふたりに
謝罪を要求しますが、景勝はこれを拒否。
拒否しても、家康はちっとも驚きません。
このままでは、景勝は打ち首・上杉家断絶となります。
その場に居合わせた東軍方の諸将たちは
「黙って謝っておればよいものを」
「上杉の気骨を見たようじゃ」などと、
陰で言いたい放題です。
会津に残してきているお梅と竹松は兼続の似顔絵を描き、
それをお松が編んだ文袋に入れて、
お船のもとに届けられます。
それを見ながら、直江家家督の行方をお船に打ち明けますが、
直江家の世継ぎとして努力している竹松のことを思うと、
お船にとっては賛成はできません。
しかし、上杉に代わって
苦しみは自分が一身に背負わなければならないと
兼続は考えています。
家康と上杉の対面後、上杉家断絶を危惧した福島正則は
体調が思わしくない小早川秀秋と会い、
家康の独走を止められるのはもはや上杉しかないと
上杉を助けるように働きかけます。
秀秋は、その力になろうと淀に上杉を救ってほしいと懇願。
淀はさっそく家康を呼び出し、
家康に「上杉を助けてやってくれぬか」と頭を下げますが、
家康は聞く耳を持ちません。
淀の要求を突っぱねて、その場を立ち去ろうとした家康を
「待て!」と呼び止めたのは、まだ幼さが残る豊臣秀頼。
亡き父・豊臣秀吉は
いざという時は上杉を頼りにせよ、と遺言を残していまして、
そのためにも、上杉は潰してもらっては困るわけです。
淀と秀頼をも動かした、正則と秀秋の策略に
家康はまんまとはめられてしまいます。
結局上杉家には、米沢30万石に移封の処分が下り、
上杉家断絶という最悪の事態は避けられました。
米沢へ移るため、
兼続は景勝より先に会津へ戻ることにします。
そこで兼続はお船から、
他家へ嫁ぐお松に宛てた手紙を託されます。
兼続の苦しみをお船も一緒になって背負うつもりだそうです。
会津へ戻った兼続は、120万石から30万石への減封や
米沢移封に対して不安がっている家臣たちを前に、
殿を信じて米沢へついてくる者は、責任を持って面倒を見ると宣言。
それでももし去りたければ、
今出来うる最大限のお世話はすると約束します。
しかし「はい左様ですか」と上杉を去った家臣は
誰一人としておりませんで、
皆、米沢へついていくことになります。
その集合している姿を見て、感動の兼続。
その家臣たちとともに、米沢へ──。
原作:火坂 雅志 (『天地人』NHK出版 刊)
脚本:小松 江里子
脚本協力:小松 與志子・山上 ちはる
音楽:大島 ミチル
題字:武田 双雲
語り:宮本 信子
──────────
[出演]
妻夫木 聡 (直江兼続)
北村 一輝 (上杉景勝)
常磐 貴子 (お船)
東 幹久 (泉沢久秀)
小泉 孝太郎 (大国実頼)
小栗 旬 (石田三成) ※ クレジットなし
玉山 鉄二 (上杉景虎) ※ ピンクレジットなし
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長澤 まさみ (初音) ※ クレジットなし
深田 恭子 (淀)
上地 雄輔 (小早川秀秋)
松山 政路 (本多正信)
──────────
城田 優 (真田幸村) ※ クレジットなし
岩松 了 (真田昌幸) ※ クレジットなし
石原 良純 (福島正則)
高嶋 政伸 (樋口惣右衛門)
中尾 彬 (毛利輝元) ※ クレジットなし
松方 弘樹 (徳川家康)
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制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:吉永 証
演出:野田 雄介
◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆
NHK大河ドラマ『天地人』
第41回「上杉の生きる道」
アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜
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コメント
いくつもコメントすみません
しかし言わずにはおれず、今一度いいます
「これは史実ではありません」
実物のキャラを使って制作側が勝手に話を作っているだけです
・上杉家の減封を進言してくれるのは、
結城秀康(家康次男)・前田利長・本多正信(徳川家家老)あたりと記憶しています
(家康を後ろから追撃しなかった事で、謀反の疑いは薄いなどの理由)
淀や秀康に救われたのでは"大阪の陣"が…
──────────
名無しさーん。
>「これは史実ではありません」
分かっていますよん(^ ^)
史実だとしたら、メチャメチャすぎます(^ ^;;)
大河とは、歴史ドラマではなくて
歴史を“借りた”現代劇、とKassyは見ています。
ある程度のストーリーのぶれ幅はあっても、
特に何も思わないのですけど、
ドラマスタッフは、ホントに
“兼続命”なんだなぁって感じます。
投稿: ★名無し | 2009年10月13日 (火) 18:02