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2009年10月18日 (日)

大河ドラマ天地人・(42)将軍誕生

米沢城。

仙桃院が、菊姫から届いた文を上杉景勝に見せます。
景勝に側室を、との内容です。


直江兼続は、家臣団の面々と
いろいろ打ち合わせをしています。
城を守るために、町づくりに着手しなければなりません。

そんな最中、飛び込んできた“竹松倒れる”の報。

急ぎ屋敷に戻った兼続に、
菊姫とともに京屋敷に詰めるお船を
呼び寄せてほしいと愛娘たちは懇願。
病で苦しんでいる竹松の顔を見ると、
問答無用とはいかなさそうです。

その知らせを受け取った菊姫も、
役目を理由に帰ろうとしないお船を説得します。
しばらくは頑固に断っていたお船ですが、
「今は竹松を守るのが役目じゃ」とお船に諭され、
その心遣いに感謝しながら米沢へ。

それを見送った菊姫の胸にあるのは──。

米沢に戻ったお船は、付きっきりで竹松の看病をします。
いくら役割とはいえ、お船は
甘えたい盛りの子どもを置いて出仕していたわけで、
心の底から竹松に詫びます。

雪がしんしんと降る日の夜。
景勝は菊姫に一通の文をしたためます。

その、愛情溢れた文を読む菊姫ですが、
咳き込むと同時に軽く吐血します。
侍女たちが大騒ぎしますが、
菊姫の一存でなかったことにします。


徳川家康は、天下統一に向けて
じわりじわりと布石を打ってきておりまして、
江戸に於いてついに開幕します。

景勝と兼続は、家康からの要求を呑み
家康に謁見することにします。
兼続の言い分としては、今の世の中を
生き残ることこそ上杉の義であるということです。

しかし、家康が将軍になることを
認めたも同じことだと、実頼が猛反発。
兼続は「殿もご同意じゃ」と意に介しませんが、
そんな兄に失望し、兼続の部屋を出て行きます。


武蔵国江戸城に入った景勝・兼続主従ですが、
そんな中、菊姫が病を得たとの知らせを受けます。

家康との謁見が迫っている中、
一歩でも京・伏見に近づくことは
大坂にも近づくということでありまして、
家康の疑いを深めることにつながりますが、

そこを敢えて、兼続は景勝を京へ送り出します。

菊姫の元にたどり着いた景勝。
長旅の疲れも早々に、菊姫の枕元に飛んで来ますが、
菊姫には、景勝が未だに
側室を持とうとしないことを追及します。

しかし、景勝は養子を迎えるつもりでして、
側室を持つ気はさらさらありません。


江戸城では、謁見の約束の3日前であるはずなのですが、
家康から急にお召しがかかります。

不在の景勝に代わって、兼続が謁見します。
理由はもちろん、景勝の江戸不在を詰問するためです。
京に向かった本当の理由は何じゃ、と
詰問の攻勢を緩めませんが、

本当の理由は、正室・菊姫を見舞うこと以外にありません。

もしも仮に、大坂に近づくためであるならば、
これほど敵に分かりやすい裏切り行為もないとも思えますが、
家康はそこを敢えて突っ込んでいるのかもしれません。

そんな家康の攻撃をするりするりとかわす兼続。

かわすついでに、チクリと刺すことも忘れません。
もし、家康が天下を統一するつもりであるならば、
親と子、夫と妻がお互いを慈しみ、思いやる心を
理解するべきだと。

家康は「ようもぬけぬけと」と鼻白みますが、
そこへ、久々の伊達政宗が「舅どのぉ〜」と参上。

政宗が来たことで、兼続は家康の前を辞しますが、
その後ろ姿を睨みつけながら、内心
兼続を高く買っている政宗であります。

景勝は無事に京から立ち返り、
3日後の謁見に間に合いました。


年は明けて慶長9(1604)年。
大坂城に参上して豊臣秀頼に参賀の謁見をする直前に
菊姫逝去の報を受け、景勝は絶句。

それでも景勝は無理して秀頼に謁見し、
年賀の挨拶を行いますが、涙涙で言葉になりません。
兼続はそれとなく助け舟を出します。

米沢に戻った兼続は、
生前、菊姫がしたためた文をお船からもらいます。
兼続に対する感謝の言葉と謝罪の言葉がつづられており、
そんな菊姫の心遣いに、兼続とお船は悲しみにくれます。


原作:火坂 雅志 (『天地人』NHK出版 刊)
脚本:小松 江里子
脚本協力:小松 與志子・山上 ちはる
音楽:大島 ミチル
題字:武田 双雲

語り:宮本 信子
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[出演]
妻夫木 聡 (直江兼続)

北村 一輝 (上杉景勝)

常磐 貴子 (お船)

小泉 孝太郎 (大国実頼)
東 幹久 (泉沢久秀)
──────────
比嘉 愛未 (菊姫)
松山 政路 (本多正信)
深田 恭子 (淀)
──────────
松田 龍平 (伊達政宗)

石原 良純 (福島正則)

高島 礼子 (仙桃院)

松方 弘樹 (徳川家康)
──────────
制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:吉永 証
演出:一木 正恵


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『天地人』
第43回「実頼追放」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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