バス停について本気出して考えてみた(8)
Kassyがバス停を見た当時は電照式ではありませんでしたが、
なんとなく電照式で画像を作ってみました。
これより先の文章も、当時のことを回想して書いていますので
現在はどうなっているか(改善されたかそのままか)は分かりません。
南国K児島をエリアとする、その名も「N国交通」。
およそ11〜12年前のお話です。
まだ若かりしKassyは、お給料を貯めては
K児島へしょっちゅう旅行に行っておりました。
K児島市内に「Y野公園」という広大な公園がありまして、
そこへお出かけしたときのこと。
車の免許を持っていないKassyは、
当然ながら公共交通機関を利用するわけですが、
吉野公園で夕方近くまで遊び、
さぁ帰ろうとバス停に行きますと、
バス停には時刻表だけが掲出してありました。
あまり本数は期待していなかったのですが(←失礼……)
バスダイヤだけは確認しておかないと不安です。
ところが──、
こういった感じの時刻表になっていました。
(当時のダイヤは不明ですので、現在のダイヤで作ってみました)
つまり、経由地や行先は関係なく、
あくまでも出発時刻順に並べてある時刻表です。
Kassyブログにお越しの方の半数は
N鉄バスファンの方、あるいは
N鉄バス営業エリアにお住まいの方だと思いますので、
ある程度はお分かりになるかと思いますが、
N鉄バスのバス停の場合、経由地・行先別の時刻表に加え
ご丁寧にもそのバス停から行くことができる全停留所の運賃や
路線図(中には路線“図”と言えないものもあるけれど)
も掲出してあります。
そういう環境に慣れていたせいか、バス停の情報が
経由地や行先に関係ない出発時刻順の時刻表だけというのは
Kassyを極度の不安に陥れてくれました。
Kassyは、最終の昼間高速バス「Sくらじま」で
帰福する予定でしたので、
高速バスの始発地・Iづろ高速バスセンター(当時)最寄の
「K生町」まで路線バスで行けばいいのですが、
この時刻表では、どのバスがK生町に行けて、
どのバスが行けないか、全く分かりません。
特に、K児島県内に在住しているわけでもないので、
K生町がK児島中心部のどの辺りに
位置しているかは分かるものの、
今いるY野公園がK児島のどの辺りかが分からないのです。
Y野公園の位置によって、
K児島中心部への進入方向が変わるのですから。
それでも、いろいろと頭をひねってみたのです。
経由地欄を見ると、主に
「M線前」「Nヶ谷」「ゴルフ場」という経由地、
「T上」「Hイランド」「トンネル」という経由地があります。
つまり確率統計学でいえば、3×3=9通りの行き方があり……
うーん! わからんッ!!
今でこそ、K州内のバスの時刻を検索できるサイトもでき、
11〜12年前当時に比べると、
まだジタバタできる余地が残されていますが、
極端な話、来るバスの乗務員さんに1回1回、
「K生町は通りますか?」と聞かなければなりません。
N鉄バスの、これでもか!! というぐらいのおせっかい(笑)が
アリガタイものなんだなぁとこんなときに実感しますね。
結局、当時はそうするしか方法はなく、
乗務員さんに確認したにもかかわらず、
降車するまで不安を抱えたまま乗車していた、
という今回の話です。
もうあれから11〜12年が経過しましたが、
せっかくこのシリーズをやっているのだから、と
取り上げてみることにしました。
このY野公園からのバス路線図を
N鉄バス風に作ってみますと、こんな感じになります。
そう、つまり
「M線前」「Nヶ谷」「ゴルフ場」という経由地と、
「T上」「Hイランド」「トンネル」という経由地の間に
中心地・K児島中央駅(当時は西K児島駅)があるんですね。
そうならそうと、時刻表の経由地欄に
「K児島中央駅」と記載してくれればいいものを、
全便通るのだからと省略したのでしょう。
そして、Kassyが行きたい「K生町」も
Y野公園に来るバスは全て通るということが判明。
なんだいッ(T^T)
ちなみに2枚目の時刻表画像は、
N国交通が現在提供している時刻表を
そのまま転記したものなのですが、
「ゴルフ場」経由は、このバス停からは正確にはありません。
正しくは「ゴルフ場方面」から来たバスです。
ただ、ここ(今ね)でKassyは考えてみました。
先ほど“全便通るのだからと省略した”と書きましたが、
地元の人(地理に明るい方)がK児島中心部まで利用する場合は
この時刻表が最も便利で分かりやすいものである、と。
(何せ全便通るのだから出発順で充分、行先なんかカンケーねぇ)
ただ、ここはY野公園です。
Kassyのような県外からの観光客も少なからずいるのだから、
時刻表スタイルを変えろ、とまでは言わないまでも、
ちょっと目立つように“全便K児島中央駅を通ります”など
記載してくれてもよかったのになぁ、と思います。
N鉄バスのように、代表地だから「必ず記載すべき」という考えと
N国バスのように、代表地だから「省略してもOK」という考え。
双方相反する考えではありますが、どちらが正解というわけではない。
どちらも正しくもあり、どちらも誤りでもあり、なんですね。
というわけで、N鉄バスなら多分こういうものになるだろうという
Kassyの浅はかな考えの下、時刻表をN鉄テイストで作ってみました。
最初のN国バスオリジナルのものと比べて見てください。
どちらが分かりやすいのでしょうね?
皆さんが日ごろ利用されるバス会社は、どういう時刻表?
ぜひ一度、記事のような目線で見てみてくださいね。
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コメント
こんばんは~
8月にK児島に行きましたが、あまりの暑さと火山灰でバスの写真を撮るのが精一杯で、バス停まで撮ってませんでした。というか、滞在時間2時間ちょっとでしたので…
他社のバスは、H川と☆R(これ伏字どうするのですか?)を利用しますが、どちらもN鉄風の感じで方面別に書かれていてわかりやすいのですが、運賃表が主要ターミナルしかありません。
9月にH川に乗りに行ったときは高速バスが遅れ、タクシーでH川のバス停に行きましたが、運賃表がなく困りました。
持っている回数券が4枚つまり400円分しか使えないので、あとは現金で払わないといけないので、降車時に確かめて払いました。
営業所によって路線図は異なりますが、N鉄はサービス旺盛だなとつくづく感じます。
昔買ったK際K業の幕を見ても、経由地はほとんど書かれておらず、それに比べるとN鉄の幕は情報が多くてわかりやすいな~と感じます。
──────────
yakuさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。
>☆R(これ伏字どうするのですか?)
特に決まりはありませんが、
Kassyが書くときは「ジェイR」と入力してます(^ ^)
ある意味そのまんまですが、
某鉄道会社を「ジェイR」と
検索する人はいないと思いますので。
>N鉄はサービス旺盛だな
10年前に発刊の「N鉄バスの本」にも記載がありました。
大都市のバス停の情報も、田舎のバス停の情報も
ほぼ同じ(=均一化している)と。
利用客数で見れば、当然少ない方は
案内も雑になりやすくはなりますけど、
N鉄にはそれがない……ということですね。
確かにそう思います。
他社さんの場合、
全てのバス会社を巡ったわけではありませんので
全体像としては分かりませんが、
確かに“地域の人向けで県外から来た人には難しい”
ものであるには間違いなさそうです。
当たり前過ぎて記載しない、
というのが代表的な例でしょうか。
投稿: ★yaku | 2009年11月 4日 (水) 23:27
■どちらがいいか?
個人的には
・本数が多い→N鉄型
・各系統の本数が少ない→N国型
がいいと感じます。
■停留所サービス
確かにN鉄はサービス過剰なぐらいらしいですね。
K都に行った際にかなりの差でびっくりしました。
本数も少なめでいつも満員運行する感じですし…(私が乗る路線だけですかね(^_^;))
──────────
KASHIIさーん。
>本数が多い→N鉄型
確かに、本数が少ない時刻表では
N鉄タイプのものは少々見づらさが目立ちます。
>確かにN鉄はサービス過剰なぐらいらしい
地元に住んでいると、その感覚が分かりませんけど、
他県に行った時に情報が少な過ぎて、
今回のように困ることが多いです。
慣れってホントに怖いですね。
投稿: ★KASHII | 2009年11月 7日 (土) 00:34
◆困ることが多いです。
実はバスナビの恩恵を受けすぎて、鉄道のダイヤが乱れた際に非常に不便に感じるようになりました。
特に某K本線は数分遅れが当たり前ですので特に不便に感じます(^_^;)
──────────
KASHIIさーん。
連続コメントありがとうございまーす。
>某K本線は数分遅れが当たり前
今のダイヤとは少々異なりますが、
Kassyが某Y電器(K椎地区にもありますね!)に
通っていた時にK児島本線は利用していましたが、
特急「Kもめ」+α(笑)の3分後に
特急「Tばめ」が走っていて、
Kassyが乗った普通電車が南F岡で
その2本の特急に追い越されるダイヤだったのですが、
特急「Kもめ」+αが遅れる
→特急「Tばめ」も遅れる
→普通が待ちぼうけ
→遅れる
といったことがよくあっていました。
特急「Kもめ」+αがかなり遅れれば、
特急「Tばめ」も普通も先に進ませるのですけどね。
投稿: ★KASHII | 2009年11月13日 (金) 22:14