大河ドラマ龍馬伝・(03)偽手形の旅
坂本龍馬の江戸出立まで、あと1日となりました。
土佐を去る龍馬は、武市半平太の武市道場で
半平太と木刀を交えます。
仲間たちも、龍馬の出立を祝してビールかけ いや
水をぶっかけて喜びます。
一方、藩に江戸行きを願い出た岩崎弥太郎ですが、
弥太郎の身分が低いためか、藩のお役人に
「おまんは誰じゃ?」と言われるのがやっとです。
龍馬に片思いの気持ちを抱きながら、
親が決めた縁談をどうするか迷っている平井加尾は
龍馬が江戸から早く戻るように祈っています。
長旅の無事を祈りにきた龍馬は
偶然にも加尾と会うことになりますが、
龍馬はお前が好きだと告白します。
ただ、嫁行き目前の加尾を困らせたくはなく、
「唐木甲之介殿はええ人じゃ」と無理に笑顔を作ります。
加尾も龍馬は好きですが、
出立する龍馬の障害になるのは本意ではなく、
「よい縁談をありがとう」とお礼を言っていたといって、
足早に龍馬の元を去ります。
ただ、加尾のほほにはひとすじの涙が。
結局、加尾は縁談を断ることにします。
坂本家では、父・坂本八平や兄・坂本権平に
江戸行きに際しての心得を諭されています。
心得をしっかりと読んで、江戸のキレイな女に
うつつをぬかすことのないよう言い置きます。
藩の許しを得て江戸へ行く龍馬を、
家族は泣きながら送り出します。
何かと龍馬のことを気にかける半平太を見て
実は夫も、内心では江戸へ行きたいのだろうと
妻の武市 富は見抜いていますが、
半平太としては、自分を慈しみ育ててくれた
祖母を置いてまで、江戸には行く気になれません。
ただ、それは表向きの理由であって、
半平太としては、やはり江戸には行きたいわけです。
ただ、その江戸へ行けない悔しさを
どこにぶつけることもかなわず……。
八平に頼まれて、龍馬の世話役となった
溝渕広之丞とともに土佐を出発します。
しかし、後ろから黙ってついてくる男がひとり。
──弥太郎です。
弥太郎は、藩からのお許しを得て
江戸で勉学に励むことになったそうです。
一時期は「おまん誰じゃ?」と行っていた土佐藩が
よくもまぁ手形を出してくれたものです。
ともかく、弥太郎も許可を得て江戸出立ということで
大喜びしている龍馬と、弥太郎をはなから疑う溝渕の
不思議な3人トリオで江戸へ向かうことにします。
しかし最初の立川関所で、
弥太郎が“倉田安兵衛”という偽名を使って
しかも偽手形を作ってきていることを知った二人。
弥太郎を連れて江戸に行けないと考えた二人は
土佐へ帰そうと説得しますが、弥太郎は帰りません。
母・美和が弥太郎のために溜め込んだ瓶の金を
父・岩崎弥次郎が酒と博打にすってしまい、
失意のまま家を飛び出してきたわけです。
「これを偽手形と見抜けるヤツは一人もおらん」と
変な自信を持つ弥太郎ですが、
藩の許可なく土佐を出発したということは
それだけでも犯罪行為でありまして、
みすみす帰ることだけはできません。
宿屋では、龍馬のはからいで
風呂に入れてもらう弥太郎ですが、
その間に溝渕は「龍馬は人が好すぎる!」としかめっ面。
そんな話をしている間、弥太郎は
父の博打仲間に捕まり、暴力を振るわれています。
どうやら父に3両貸している男たちのようですが、
男たちは、弥太郎を助けにきた龍馬の剣術に恐れをなして
逃げていきます。
そんなピンチを救ってもらいながら、
弱虫(だとインプットされている)龍馬がキライな弥太郎は
感謝の気持ちすら表しません。
そんな身勝手な弥太郎に、溝渕はひとりいら立っています。
弥太郎が突然消えたことで、
弥次郎は方々を訪ねて回り、
弥太郎を探しますが どこにもいません。
武市道場の者たちとケンカになり、
破れ放題の格好で家に戻った弥次郎を
美和は何も言えません。
多度津の関所で、
弥太郎が持参した通行手形の文字を見ておかしいと感じた役人。
弥太郎に別室にて詮議すると申し渡します。
偽手形があっさりと見抜かれます。
弥太郎を見捨てておけない龍馬は
こちら(←Kassyね)が腹が立つほど
なぜか弥太郎をかばい続けますが、
弥太郎は捕縛され、連れ出されます。
無事に舟に乗れた龍馬と溝渕。
関所での事件直後だけあって、弥太郎の身を案じていますが
崖の上に立っている弥太郎を見つけます。
「あいつ……逃げおった!」と龍馬は思わず大笑い。
龍馬は、弥太郎が大声で何かを言っているのを見て
お返しに「行っちゃるきの〜!!」と手を振りますが、
弥太郎は単に、江戸へ行ける龍馬を羨ましがり、
「おまんが嫌いじゃーッ!」と悔しがっているだけでした(^ ^;;)
──────────
実は、一昨年前の
大河ドラマ『篤姫』の主人公・天樟院篤姫と
坂本龍馬は同い年なんですね(^ ^)
なので、大河ドラマ『篤姫』では何話あたりの話なのかも
あわせて紹介していきたいと思います。
嘉永6(1853)年3月、
龍馬が江戸へ剣術修行の旅へ。
慶応3(1867)年10月14日、
15代将軍・徳川慶喜による明治天皇への大政奉還まで
あと14年7ヶ月──。
(『篤姫』では「(08)お姫様教育」付近)
作:福田 靖
音楽:佐藤 直紀
題字:紫 舟
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福山 雅治 (坂本龍馬)
香川 照之 (岩崎弥太郎・語り)
大森 南朋 (武市半平太)
広末 涼子 (平井加尾)
寺島 しのぶ (坂本乙女)
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杉本 哲太 (坂本権平)
奥貫 薫 (武市 富)
宮迫 博之 (平井収二郎)
菅井 きん (武市 智)
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蟹江 敬三 (岩崎弥次郎)
松原 智恵子 (坂本伊與)
倍賞 美津子 (岩崎美和)
児玉 清 (坂本八平)
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制作統括:鈴木 圭・岩谷 可奈子
プロデューサー:土屋 勝裕
演出:眞鍋 斎
◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆
NHK大河ドラマ『龍馬伝』
第4回「江戸の鬼小町」
アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜
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