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2010年4月25日 (日)

大河ドラマ龍馬伝・(17)怪物、容堂

オランダ製軍艦・咸臨丸に乗り込んだ坂本龍馬。
見上げるほどに高く、驚くばかりの大きさです。
この咸臨丸に乗って、勝 麟太郎たちは
日本人初の太平洋横断を成し遂げたわけですな。

うぉー!!
と驚きの声しか上がりません。

しかし、龍馬をさらに興奮させる人物が
この咸臨丸に乗り込んでおりました。
ジョン万次郎 その人であります。

初対面ですが、土佐の人間ならば
万次郎のことは有名すぎる人物です。

万次郎は10年間過ごしたアメリカを離れて
日本に戻ってきたわけですが、
アメリカで学んだことを日本で活かしたいという
万次郎の志は、龍馬のハートに確実に火をつけます。

麟太郎としては、総勢65,000もの兵を有している
とても大きな軍隊でなければ意味がないと考えています。
しかし幕府の人間は目先の利益にこだわって
こちらが期待するようにはなかなか動いてくれません。

日本人全員が団結することで国を守る。
麟太郎の言葉に龍馬は大きく頷きます。

咸臨丸に乗れたこと、万次郎に会えたこと、
それらのカンドーを千葉重太郎や千葉佐那に熱く語ります。
しかし、江戸にはいつ戻るか? という重太郎の問いには、
佐那の気持ちを知っているだけに
「江戸には……もう……」と答えるのがやっとです。


京・三条家。

攘夷について上洛せよ との勅命を
将軍・徳川家茂に渡した三条実美。
その実美を京〜江戸往復で警護した武市半平太。

無事に京都に戻ってきますが、
家茂ではなく、将軍後見人の一橋慶喜が
上洛するらしいというウワサを耳にした半平太。

どうやら“腹案”があるらしく、実美に
慶喜に面会できる身分に上げるように
土佐藩に働きかけてほしいと直談判。

そんな出世頭の半平太を
土佐勤王党は誇りに感じています。
土佐と言えば、みな一目置いてくれます。

しかし、中には不満を持つものもいて、
初期の頃から支えてきた望月亀弥太などは
わしらは何も変わらんぞね、とポツリ。
一目置くのも、決して敬われているからではなく
睨まれたら斬られるため怖がられているだけだ、と
けっこう手厳しいです。

岡田以蔵とつかみ合いのケンカになりますが、
以蔵の去り際に浴びせた亀弥太のセリフが
以蔵の心を一層重くさせます。
「陰で何と呼ばれちゅうか知っちゅうがか?
──人斬り以蔵やぞ!」

それでも、半平太に遠回しに頼まれて
人斬りを続けていく以蔵ですが、
半平太から褒美の銀貨をもらった時に
「わしはいつまで人斬りを……」とつぶやきます。


麟太郎は海軍訓練所の訓練生を集めるために
各藩の江戸藩邸訪問を続けています。
弟子入りした龍馬もそれにくっついて行きますが、
ついに土佐藩も回ることになりました。

下士である龍馬は、初めて山内容堂の顔を見ます。

容堂と麟太郎は酒を酌み交わしますが、
下士の者が藩を動かすのには納得がいきません。

暗に半平太のことを言っているわけですが、
麟太郎は本人に会ったことがあるのですぐに分かります。
しかも容堂の右腕だった吉田東洋を闇討ちにした恨みは
未だに消えていないようです。

だからこそ、龍馬のように脱藩した者は
「わしに対する裏切りですきにのぉ」と
許すつもりはありません。


龍馬の大坂ゆきの日がきました。

最後の挨拶として、千葉定吉や重太郎、佐那を前にします。
重太郎は最後のあがきとして、
千葉道場のために、そして佐那のために
江戸へ戻ってきてほしいと本気に願いますが、
どうやらそれも叶いそうにありません。

龍馬は最後に佐那と立ち合いをし、それを思い出に
近藤長次郎とともに麟太郎屋敷へ。
大坂へ出発していきます。


作:福田 靖
音楽:佐藤 直紀
題字:紫  舟
──────────
福山 雅治 (坂本龍馬)

香川 照之 (岩崎弥太郎・語り)

大森 南朋 (武市半平太)

寺島 しのぶ (岡上乙女)

貫地谷 しほり (千葉佐那)

佐藤 健 (岡田以蔵)
──────────
渡辺 いっけい (千葉重太郎)
杉本 哲太 (坂本権平)
宮迫 博之 (平井収二郎)
奥貫 薫 (武市 冨)
大泉 洋 (近藤長次郎)

トータス 松本 (ジョン万次郎)
──────────
武田 鉄矢 (勝 麟太郎)

松原 智恵子 (坂本伊與)

近藤 正臣 (山内容堂)

里見 浩太朗 (千葉定吉)
──────────
制作統括:鈴木 圭・岩谷 可奈子
プロデューサー:土屋 勝裕
演出:梶原 登城


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『龍馬伝』
第18回「海軍を作ろう!」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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