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2010年5月30日 (日)

大河ドラマ龍馬伝・(22)龍という女

文久3(1863)年9月末、
坂本龍馬の元に、
武市半平太逮捕の知らせが飛び込んできました。

龍馬は、
半平太の思いや岡田以蔵の叫びを聞きながら
何もできない自分にいらつきながら、
訓練に励んでいます。

大坂の操練所に、
土佐の役人と称する者が乗り込んできました。
山内容堂が出した「土佐藩士帰国」の命令により
呼び戻しに来たわけです。

しかし、操練所のみんなが
「そんなこと知ったことかぁ!」と
たちまち追い出してしまいます。

龍馬ら土佐の者たちは感謝感謝です。


以蔵は、お茶屋で働くなつのもとに逃げてきます。

右腕を負傷していて、なつは手当てしますが
なつは、以蔵がたくさんの者たちを暗殺してきたと
以蔵を探している土佐藩の役人から昨日聞いたばかりで
手当の手も震えがちです。

そのことを知って、
以蔵は「おまんに迷惑はかけられんの」と
とぼとぼと来た道を戻って行きます。

なつはすぐに龍馬の元に駆けつけ
その事実を打ち明けます。
しかし、以蔵を追い出してしまった……と号泣のなつ。

龍馬はなつに感謝しながら、近藤長次郎らが止めるのも聞かず
以蔵を探しに出て行きます。


後藤象二郎による、半平太への厳しい尋問が続きます。
容疑は、幕府参政であった吉田東洋暗殺事件の首謀者探しです。
しかし半平太は「知りませぬ」とシラを切っています。

あくまでも土佐勤王党は、土佐藩のために
そして山内容堂のために働いてきたという自負があります。

遠くから、拷問を加える音と
耐えかねる叫び声が聞こえてきます。
拷問されているのは島村衛吉、半平太の親戚です。

上士である半平太は、
藩則によって拷問にかけられることはありませんが、
下士には何をやってもいいそうで、象二郎は
「何が何でも吐かせちゃる」と拷問の手を緩めません。

それから何日も何日も、半平太は牢屋の中から
拷問にかけられている勤王党の者たちらの声を聞き続けます。


以蔵を探している龍馬は、大坂から京までやって来ました。

扇岩という宿屋を訪ねたとき、店の主人は
「人斬り以蔵は……まだ京におるらしい」という情報を
龍馬に授け、
ひとまず龍馬はその宿屋に宿泊することにします。

その日の夜、裏方でドタバタと物音がします。
龍馬が駆けつけると、
店の主人とひとりの女が言い争いをしているようです。

龍馬が事情を聞けば、
その女の妹がやくざに連れて行かれたそうで、
その妹を取り返しに行く! と女は行って譲りません。

妹が作った借金が5両と聞いて、龍馬は
姉・岡上乙女が工面して送ってくれた5両を
そっくりそのままその女に渡します。

「あたしを買おうってのかい」と
女は龍馬に心を開いていませんが、
龍馬は特に気にも止めていない様子です。

翌朝、龍馬は以蔵をついに発見します。
武市先生の元に帰りたい……とこぼす以蔵ですが、
龍馬がふと気付けば、
新選組の者たちに取り囲まれていました。

ひとまず以蔵を逃がし、新選組隊士に立ち向かいます。
坂本龍馬(北辰一刀流) vs 近藤 勇 (天然理心流) の対決です。
対決は、以蔵を追いかけるために中断しますが、
お互いになかなか油断できない相手です。

しかし、ついに以蔵も捕縛され投獄。
龍馬は、幼なじみをまたひとり失った悲しさと
何もしてあげられなかった悔しさで涙を流します。

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(『篤姫』では「(39)薩摩燃ゆ」付近)


作:福田 靖
音楽:佐藤 直紀
題字:紫  舟
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福山 雅治 (坂本龍馬)

香川 照之 (岩崎弥太郎・語り)

大森 南朋 (武市半平太)

真木 よう子 (楢崎 龍)

寺島 しのぶ (岡上乙女)

佐藤 健 (岡田以蔵)

田中 泯 (吉田東洋(回想)) ※ ピンクレジットなし
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大泉 洋 (近藤長次郎)
要  潤 (沢村惣之丞)
奥貫 薫 (武市 冨)
酒井 若菜 (徳)
原田 泰造 (近藤 勇)
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杉本 哲太 (坂本権平)

松原 智恵子 (坂本伊與)

近藤 正臣 (山内容堂)
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制作統括:鈴木 圭・岩谷 可奈子
プロデューサー:土屋 勝裕
演出:大友 啓史


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『龍馬伝』
第23回「池田屋へ走れ」

アナログ総合・デジタル総合:午後8時〜
デジタルハイビジョン:午後6時〜
衛星第二テレビ:午後10時〜

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