細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(5)
KassyエリアのN鉄バスの話で恐縮です(^ ^;;)
方向幕を携えた車両の場合ですと、
終点・下O利駅の一つ手前である
下O利一丁目バス停を出発して比較的すぐに
くるくるくる……と方向幕を回します。
下O利駅での折返し時分はわずかに2分しかなく、
車両によっては50コマ近く回さなければいけない場合もあるので
ある意味“時間の節約”ということになりそうです。
そこで最近登場のLED。
バス乗務員でヘビーコメンテーターのうっちゃんさんによると、
LED方向幕は車内のデジタル運賃モニターと連動しているそうで
運賃モニターの番号をピッピッと合わせれば、
LED方向幕も それに合わせて
勝手に表示することができるというスグレモノです。
これだと、駅まで乗るお客さんを降ろした後に
モニター番号をセットすれば パッと表示できるので、
方向幕のように設定コマまで回るのを待たずに済みそうですね。
ところが、です。
最近ちょくちょくバスに乗り始めて思ったのですが、
方向幕の時と同じように
下O利一丁目バス停を出発して比較的すぐに
折返し便の行先が“すでに”表示されています。
運賃モニターというのは、
お客さんが乗っている段階では設定ができないはず。。。
なぜなら、折返し便の設定をしてしまうと
表示している運賃が一瞬にして消えてしまうからです(^ ^)
でも、駅ゆきに乗ったときには
駅に到着するまでに乗務員さんが設定している様子もないし、
モニターには下O利駅までの運賃がちゃんと表示されています。
しかも、駅始発のバスに乗る時には
今までは 駅までのお客さんを下車させた後、
「発車準備をいたします、しばらくお待ちください」と言って
運賃モニターを設定、それから中ドアを開けていたのですが、
今では お客さんの下車を確認後、前ドアを閉めて
ホントにすぐ(0.5〜1秒ぐらい?)に中ドアが開きます。
こんなに時間が短縮されてしまうと、
乗務員さんの「運賃モニターを設定する早技」だけでは
説明ができないところなのです。
そういえば、駅発の整理券番号が変わりました。
Mヶ丘線(21)(22)の整理券番号は
最初の頃は
1番O野城サティ、2番K田、3番下O利駅。
それが「駅から100円・駅まで100円」設定後には
1番O野城サティ、2番K田、3番S木原四丁目で
4番に下O利駅。
そして現在は
8番O野城サティ、10番K田、11番S木原四丁目で
12番に下O利駅 であります。
Tつじヶ丘線(23)の場合は、
最初は1番でしたが現在では13番になっています。
その事実を知った当初は、
「整理券番号が大きく変わることってあるんだね〜」
という程度にしか考えていませんでしたが、
実はココにヒントが隠されていました。
そう、今までは「郊外→駅」「駅→郊外」と別々だったものを
「郊外→駅→郊外」と連続運行するようになっているわけです。
(これは市内200番台〜500番台などに見られることですよね)
これであれば、駅に到着する時に
すでに折返しの行先を表示できているのも説明がつきますし、
お客さんを降ろして、運賃モニターのコマを
一つ進まるだけで 実質的な発車準備は終わるので、
ほんの1秒足らずで中ドアを開けられるわけです。
その証拠に、乗務員さん用の時刻表「スターフ」を見れば
6ケタの設定番号は「郊外→駅」「駅→郊外」で同じですし、
「郊外→駅」(2分待機)「駅→郊外」というダイヤも
「郊外→駅(+許容時分2分)」「駅→郊外」という風にすれば
見た目は全く同じもの、ということになります。
ただ、「郊外→駅→郊外」と複合させれば
データとしてはその分 非常に大きくはなりますけどね。
(ダイヤの有無は別として)Mヶ丘線の例では、今までは
・O野城サティ→H野ハイツ
・H野ハイツ→O野城サティ
・O野城サティ→Tの浦営業所
・Tの浦営業所→O野城サティ
・下O利駅→H野ハイツ
・H野ハイツ→下O利駅
・下O利駅→Tの浦営業所
・Tの浦営業所→下O利駅
・下O利駅→N鉄F日市
・N鉄F日市→下O利駅
の10通りだったのが、
・Tの浦営業所→下O利駅→O野城サティ(折返しなし)
・O野城サティ→下O利駅→Tの浦営業所(折返しなし)
・H野ハイツ→下O利駅→O野城サティ(折返しなし)
・O野城サティ→下O利駅→H野ハイツ(折返しなし)
・Tの浦営業所→下O利駅→Tの浦営業所
・Tの浦営業所→下O利駅→H野ハイツ
・Tの浦営業所→下O利駅→N鉄F日市
・H野ハイツ→下O利駅→Tの浦営業所
・H野ハイツ→下O利駅→H野ハイツ
・H野ハイツ→下O利駅→N鉄F日市
・N鉄F日市→下O利駅→Tの浦営業所
・N鉄F日市→下O利駅→H野ハイツ
・N鉄F日市→下O利駅→N鉄F日市
の13通り。
しかも1通りあたりの停留所数は倍増するわけなので
結果的には2.5倍ほどのデータにふくれあがります。
なぜこのネタを取り上げたのか? と言いますと、
これを「バス接近案内システム」に活用できないか? と
思うわけです。
ご存知かもしれませんが、O野城サティ発便を除き
下O利駅を発着する路線のほとんどは、下O利駅始発です。
よって「バス接近案内システム」で駅発で検索しても
「通過済み」「始発前」のどちらかになってしまい、
バスの現在地は分からずじまいなのです。
検索して「始発前」、でもその表示が変わる頃は
バスが目の前(駅バス停前)にあるか、発車したか、です。
そりゃそうだ。
せっかく「郊外→駅→郊外」というダイヤを組んでいるので
現時点で駅に向かって運行しているバスの現在地が分かれば
「始発前 現在地:下O利一丁目」という表示であっても
「お、ダイヤ通りだな」とか「あ、遅れてるな」というのが
おおよそ分かりそうなものなんですが……(^ ^;;)
ただ、そういう活用の場合はGPS機器上で
上り線と下り線の区別をなくす必要はあるかもしれませんね。
とここまで力説しておいて、
仮定の話が全然違ったら……どうしましょ(^ ^;;)
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コメント
Mヶ丘線、懐かしいです!
もうLEDばかりになったのですか?
昔、方向幕の時は色々苦労しました。
下O利駅に着くころ方向幕をまわすと
まわす前と同じ方向幕に!!
ぎょっ!次の便の方向幕の番号をセットしてなかった。。
なんて、、、。。
そしてあわてて下O利駅で方向幕をまわすと、
長い長い、中々止まってくれない。。
お?発車1分遅れてやっと方向幕セットOK!
なんてことがよくありました。
いま、LED上は○月で一度系統番号をセットすると、
下O利駅に着いてもセットする必要ないんですね!
すごい!進化しましたね!!
──────────
カミチィさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。
>Mヶ丘線、懐かしいです!
でしょう(^ ^)
たまには遊びにいらしてくださいね。
>もうLEDばかりになったのですか?
いや?
まだ残っている印象ですよー。
(実際に数えたわけではありませんけど)
>まわす前と同じ方向幕に!!
あははっ(^ ^)
カミチィさん以外にも、
そういった乗務員さんいらっしゃいましたよ。
ポチッ……くるくるっ、くるくるっ、ピタッ。
ポチッ……くるくるっ、くるくるっ、ピタッ。
(笑)
>長い長い、中々止まってくれない
特に(21)の「駅」→「営業所」ですよね。
長いものでは50コマ近く回りますからねー。
大変でしたね(^ ^;;)
>下O利駅に着いてもセットする必要ないんですね
最初の設定がとても面倒そうですけど(^ ^;;)
投稿: ★カミチィ | 2010年5月26日 (水) 15:05