" />

« はぴはぴ | トップページ | 大河ドラマ龍馬伝・(23)池田屋へ走れ »

2010年6月 5日 (土)

「龍馬伝」タイトルバック解説

毎週日曜日には、NHK大河ドラマ『龍馬伝』を
お楽しみいただいていると思うのですが、
番組冒頭で流れているテーマ音楽とタイトルバックは
ご覧いただいているでしょうか。

ウワサでは「カッコイイ!」など
歴代の大河作品の中でもなかなかの好評価のようです。
無論、Kassyも素晴らしいと感じています。

現在『龍馬伝』は第二部が放送されていますが、
では、今の第二部タイトルバックと、
その前に放送されていた第一部タイトルバックとで、
映像が多少違っているのはお気づきでしょうか。

お気づきの方も、そうでない方も、
どういったタイトルバック(映像)かを
おさらいしておきますか。

シーンごとに紹介していきますが、
実際の映像をご覧になる場合は
今回紹介したシーンは
“アッ”という間に過ぎ去ってしまいますので、
注意深く見てみてくださいね。

また、途中で登場するキーワードも
洗い出してみましたので、どうぞご参照に。

なお、以下に掲載するタイトルバックは
キャプチャーしたものなので、画質が非常に粗いです。
あしからず。


まずは第一部から。
(画像は「第一回・上士と下士」より)

Jf0601
ゴロゴロ……という雷の音とともに、
暗闇の中に閃光が走る。
(0'02'') ←音楽が始まってからのおよその経過時間

Jf0602
逆光の中から現れる龍馬の立ち姿。
(0'05'')

Jf0603
「龍馬の立ち姿の絵」がガラス細工のように破裂し、
その中からは“龍”の文字が。
(0'08'')

Jf0604
龍馬の顔とタイトル題字。

ちなみにこの部分、第一部では黒背景で
タイトルカラーはゴールド色です。
なお「大河ドラマ」とタイトルバック内で
記載されるのは、大河49作目にして初めてです。
(0'11'')

Jf0605
龍馬が龍に姿を変える。右にはシーズンタイトル。

──SEASON 1・RYOMA THE DREAMER
(空想家・龍馬)
(0'17'')

Jf0606
画面手前に飛びかかってきた龍が
蛇行しながら画面内を動く。

──Fighter (闘士・戦士)
(0'23'')

Jf0607
──Idealist (理想主義者・空想家)
(0'26'')

Jf0608
うろこが見えるほど龍が間近に迫ってくる。
この一部分だけスローモーションに。
(0'30'')

Jf0609
──Peacemaker (調停者)
(0'37'')

Jf0610
幕末から明治の混沌とした時代を海の渦に見立て、
その中にすさまじいスピードで突入していく。
(0'47'')

Jf0611
海の渦が水晶玉のように球体になり、
その球体には龍馬の顔が浮かび上がる。
(0'54'')

Jf0612
龍馬の姿とともに、
水晶玉には龍馬がしたためた直筆書簡が。
(0'58'')

Jf0613
幕末期に撮影された写真の数々。
左下の写真は高杉晋作か?
(1'02'')

Jf0614
水晶玉には荒れ狂う土佐(足摺岬)の海。
そしてその右側には、
閃光によってその存在が明らかになる黒船の姿が。
(1'11'')

Jf0616
水晶玉の中の世界が、ゆっくりと実写に変わってゆく。
手前に近づいてくる龍馬の足元をアップで。
(1'24'')

Jf0617
ゆっくりと遠のいてゆく龍馬の後ろ姿。
この直後に雲海の映像がオーバーラップし、
一瞬だけ、龍馬が雲の上を歩いているような構図になる。
(1'39'')

Jf0618
龍馬の姿が消えたかと思うと、
雲海の切れ目から龍が勢いよく飛び出してくる。
(1'43'')

Jf0619
龍と同じように向こうから飛び出してくる数帯の物体。
これも勢いよく手前の方に伸びてくる。
(1'45'')

Jf0620
数帯の物体とは、実は龍馬がしたためた直筆書簡の数々。
(1'47'')

Jf0621
その書状のすき間を奥に進んでいくと、
龍馬が訪れた江戸の町が浮世絵風に俯瞰で映し出される。
(1'54'')

Jf0622
江戸の町を行き交う人たちの波をかき分け、
更に奥に進んで行くと、
(1'58'')

Jf0623
炎の先には、
(1'59'')

Jf0624
長崎の町が。
手前右側には、長崎くんちの龍踊りの姿も見える。
(2'00'')

Jf0625
町を行き交う町人。異人の姿もちらほら見える。
(2'05'')

Jf0626
海には黒船の姿が。
(2'11'')

Jf0627
浮世絵風の黒船を押し流すかのように
土佐・足摺岬の荒波が右手から打ち寄せる。
(2'15'')

Jf0628
音楽のリズムに合わせているのか、
波はさらに打ち寄せてくる。
(2'19'')

Jf0629
土佐の海岸を手前に駆けてくる龍馬の姿。
(2'22'')

Jf0630
龍馬の姿のアップ。
(2'24'')

Jf0631
さらにアップ。
(2'25'')

Jf0632
海を見つめる龍馬の横顔。
(2'27'')

Jf0633
海を見つめている龍馬の顔を正面から。
(2'32'')

Jf0634
荒れ狂う土佐・足摺岬の海をぎりぎりまで接近して映す。

ちなみに、静止するか 動きがあっても非常にゆるやかに
タイトルバックが終わるのが一般的な大河ドラマの中で、
激しい動きのまま終わっていくのは、非常に珍しいです。
(2'42'')


続いて第二部。
(画像は「第十四回・お尋ね者 龍馬」より)

Jf0635
土佐・足摺岬の海から日がハイスピードで昇ってゆく。
その逆光から現れる龍馬の立ち姿。
(0'05'')

Jf0636
“龍”の文字が。
(0'08'')

Jf0637
龍馬の顔とタイトル題字。

ちなみにこの部分、第二部では背景は土佐の海で
タイトルカラーはブラック色です。
(0'11'')

Jf0638
龍馬が龍に姿を変える。右にはシーズンタイトル。

──SEASON 2・RYOMA THE ADVENTURER
(冒険家・龍馬)
(0'17'')

以下同じ。


……という感じです。

ちなみに、タイトルバック序盤に出てくる
水晶玉の中の荒波映像や、
終盤で浜辺を手前に駆けてくる龍馬の姿、
その後の土佐の荒波を映した映像は、
龍馬と同じ高知県出身・矢野健夫さんの手によるものです。

モーターパラグラダーとハイビジョンカメラを駆使し、
「超低空飛行撮影」という
全く新しい映像世界を創り出した第一人者で、
自分が飛んでいるかのような不思議な浮遊感と
飛行感覚を実写で感じられる映像を写し出しています。

(撮影の様子はコチラへ(画像あり!))


くどいかもしれませんが、念のため。
第一部と第二部とで異なる部分の画像を4枚並べてみました。

Jf0602
Jf0635
(0'05'')


Jf0603
Jf0636
(0'08'')


Jf0604
Jf0637
(0'11'')


Jf0605
Jf0638
(0'17'')


『龍馬伝』、物語はこれから
第三部・第四部へと続いていきますが、
タイトルバックもどう変化していくのか?
内心楽しみにしているKassyであります。

|

« はぴはぴ | トップページ | 大河ドラマ龍馬伝・(23)池田屋へ走れ »

NHK大河ドラマ」カテゴリの記事

NHK大河2010・龍馬伝」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はぴはぴ | トップページ | 大河ドラマ龍馬伝・(23)池田屋へ走れ »