先人の知恵
さて、Kassyは子供のころ
側溝を流れる雨水がどこをどう伝って流れていくのか
追究するのにハマっていたことがありました。
追究するには側溝をたどっていけばいいのですが、
ウチの団地内には決まってこういう部分がありました。
側溝をふさぐように設置してあるこのブロック。
なぜブロックを置いているのだろう?
なぜ中途半端な高さなのだろう??
どうせ設置するのなら、
なぜ側溝の高さまでかさ上げしないのだろう???
……と、子ども心に疑問に思っていましたが、
写真を撮った今日、その理由が分かりました!
(ご覧いただいたらお分かりですよね)
通常の雨水の流れであれば、
ブロックに阻まれて写真左方向に流れていくものが、
あのブロックの高さを超えるほどの
大量の雨水が流れて来たときに雨水の流れを分岐させ、
1本の側溝に集中しないようにするという
意味合いがあったのですね。
ブロックを中途半端な高さではなく
側溝の高さにまでかさ上げしないのは、
かさ上げしてしまっては、
単純に雨水の流れを変えるだけになってしまう。
かといって、ブロックを設置しなければ
ココは緩やかな下り坂になっているため、
雨水のほとんどは写真手前方向に流れてしまい
写真左方向には流れていかない、と。
なるほど(^ ^)
小学生のときに頭の中にあったモヤモヤが
四半世紀を経て、今 解決するとは思いませんでした。
ウチの団地ができてはや35年が経過しますが、
いや〜、先人の知恵というものはスゴイ!
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