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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2010年7月 5日 (月)

細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(9)

今日のテーマは、N鉄バスの「方向幕」です。

新しいタイプの方向幕(以下「新幕」)が導入されて
しばらく経ちますが、
みなさん、もう慣れました??(笑)

いろいろなサイトやブログをのぞいてみると、
「フォントがイヤ!」とか「デザインが悪い!」とか
新しくなってよかった!という声は
あまり聞こえてきません。

なので、新幕と従来幕の違うところを
大まかにピックアップしてみました。

(1) フォントが異なる
まぁ、これは書くまでもないことですね。

新幕のフォントが ちと丸字っぽく映るのに対して、
従来幕はゴシック体に見られるようなかた苦しさはなく、
妙に落ち着きがあるような気がします。
従来幕のフォントに慣れている方にとっては、
まさに癒しの存在だったに違いありません。

ま、これは一種の感情論ですので、
人それぞれ感じ方は変わってくるかもしれません。


(2) 色が薄い
例えば主要経由地のピンク色でも新幕では若干薄めですし、
(従来幕は正確には「マゼンタ色」と言います)
F日市エリアの[2-3]系統などで使われるオレンジ色も
新幕ではちと薄めです。

薄めといいますか、蛍光色といいますか……(^ ^;;)


(3) 文字のバランス
これは図で比較した方がいいかもしれませんね。
従来幕と新幕で、同じ内容のコマで比べてみました。
Je1905

従来幕の方では、
最終的な行先となる停留所名の文字数が
画像のように少なければ、
経由地名との境目が右側に移りますが、

新幕の方では、補助線を入れたように
見えない境界線があるような気がします。

しかもその境界線は
コマによって左右にずれるということは少なく、
ほぼ不変なのかもしれません。
(新幕を広げて見たことがないので、あくまで推測です)

よって、例示のように
行先名が2文字といったように文字数が少なければ、
その境界線から系統番号までのスペースを
たった2文字で消費するため、
経由地のフォントの縦横比率に比べても
かなり間延びした印象を受けます。

──────────
少し話は脱線しますが、

1文字あたりの縦幅と横幅を「拡大率」で表したとき、
例えば拡大率が1.00であれば、縦幅と横幅が同じです。
1.00より数値が大きければ 文字は横に広がり、
逆に数値が小さければ、
文字は縦に広が(ったように見え)るわけです。

新聞紙の1文字あたりの拡大率ですが
1.00でないのにお気づきでしょうか。
正確な数値は忘れましたが、1.00よりも大きいんです。
(つまり横幅が若干広いっていうこと)

フォントのポイント(文字の大きさ)を大きくすればするほど
紙面はたくさん必要になりますよね。

例えば、新聞紙1枚(81cm×54cm)に
9ポイント(一辺が約3mm)の文字で埋め尽くせば、
(810mm÷3mm) × (540mm÷3mm) = 270 × 180 で、
単純に48,600文字入る計算になります。

それが全部で30ページあったとすると、
48,600文字 × 30ページ = 1,458,000文字
ということになります。

これを12ポイント(一辺が約4mm)の文字にすると、
(810mm÷4mm) × (540mm÷4mm) = 202(※1) × 135 で、
単純に27,270文字。
(※1 小数点以下切り捨て)

これで1,458,000文字を表すには、
54ページ(※2)が必要になります。
(※2 小数点以下切り上げ)

1文字の大きさをたった1mm大きくしただけで、
ページ数はほぼ倍増してしまうわけです。

でも、新聞の読者の立場としては
文字が小さいよりも大きい方がいいですよね?
なので新聞社は考えた。

「文字ポイントと拡大率をほんの少しだけ上げよう」と。

拡大率を少し上げれば、
つまり横幅を少し大きくすれば、
文字のポイント数を上げるのと同じぐらいの
拡大効果が得られるわけです。
──────────

つまり、拡大率が少し高い文字は
文字ポイント以上に大きな文字であると
人間は認識してしまうらしく、

例示した新幕の「かなり間延びした印象を受け」るのは
その拡大効果も相まって より大きく見えてしまうわけで、
間延びした印象も当然ながら持ってしまうのです。

例えばA間急行の「A 間 営[急行]」なども。
Y木山越えする無番系統の、3段経由地の幕は
なおさらです(^ ^;;)

そういう視覚効果が、こういった幕では
逆にアンパランスさを
引き出してしまっているのかもしれませんね。


(4) 行先欄の縦幅
行先欄の下部にローマ字表記がないコマの話ですが、
これも図で比較してみましょうか。
Je1906
従来幕の系統番号に色を塗るのを忘れました!
スミマセン m(_ _)m

従来幕では、行先表記の上下に
薄いピンクで示したような若干の余白がありますが、
新幕にはそのような余白はありません。
経由地表記2段分、あるいは系統番号の□枠と
ほぼ同じ縦幅です。

前項(3)にもつながりますが、
文字を大きくすればそれだけ強調されるわけで、
従来幕の表記に慣れていた人が新幕を初めて見た時は
インパクトも相当スゴいものになります。


そしてもう一つ、2段の経由地表記ですが
文字の少ない上段の経由地は
経由地欄のほぼ中央にきています。
従来幕は、たとえ上段の方が文字が少なくても
ほぼ必ず左上の角からスタートしていますよね。
Gj1205
(黒くて見づらいですけど、ご参考までに。)

「ほぼ」と書いたのは、
従来幕でも一部新幕のような記載方法があります。
それは「都市高速」の扱いです。

幕時代、「都市高速」は一部路線を除き
だいたい上段に記載されることが多かったわけですが、
上段に「都市高速」だけがくる場合、
経由地欄のほぼ中央に位置していました。
もしくは「都市高速」+経由地 がくる場合でも、
その「都市高速」+経由地 で中央に位置していましたね。

また、一般車から視点を広げると
例えばC豊特急の“I塚”の位置など
経由地欄の中央に位置するものも少数ながらあります。

なので、そんなこと気にしない! という方にとっては
どうでもいいことなのかもしれません。

ちなみにこれが下段になると話は別で、
下段の方が文字数が少なければ、従来幕も新幕も
経由地欄のほぼ中央にきています。
コマによってはちょっとズレますけどね(^ ^;;)


ついでながら、もっと細かいところを言えば
従来幕の経由地表記は、文字数がどんなであろうと
上段と下段の拡大率は同じであるのに対して、
新幕の経由地表記は、文字が少ない段の拡大率は
若干大きくなる傾向にあるようです。

図では、K留米の部分にグレーの□をかぶせましたが、
その□の大きさは、下段の1文字分の大きさです。
ほんの少しだけ拡大率が高い(=横幅が広い)のが
お分かりでしょうか。

実際、従来幕でも
上段と下段で拡大率が異なる場合もあります。

それは、300番台で見られたような
都市高速のランプ名やF岡ドーム(現.Yフードーム)、
K立I療センターなどの経由地字数が多い場合に
見られるケースです。


(5) 経由地表記(1段)の位置
前項では経由地表記が2段の場合を想定しましたが、
今度は1段の場合を見てみましょう。
Je1907

分かりやすいように
行先下のローマ字表記はない場合で考えますと、

前項(4)で示したように
従来幕の場合は上下に余白が設けられていますが、
その下端のラインと、
経由地表記の下端のラインはほぼ同じです。
(正確にはほんの数ミリずれています)

なので、経由地表記が1段であれば、
縦幅の中央よりもちと下寄りに位置するので、
どちらかといえば、行先表記を盛り立てるため?
ちょっと控えめな印象を受けたものですが、

しかし、新幕ではピンクで示したように
上下に均一の余白があるわけです。
よって、縦幅の中央に
経由地表記が位置することになります。

これもまた、一般車から視点を広げると
例えばC豊特急(ノンストップ)の“I塚”の位置のように
従来幕でも中央に位置するものも少数ながらありますね。


従来幕と新幕の違いをザッと書き出してみました。

現在、新幕を制作している会社は
従来幕を制作していた会社とは異なる
N鉄グループ外の企業らしいので、
昔のような“見慣れた”幕に戻ることはもうないでしょうが、

従来幕を制作していた会社と新幕を制作している会社に
仮に同じ原稿を提出したとしても、
やはりおのずと違ったものが
できあがってしまうのでしょうね。

でも、寂しいことながら
それは致し方ないのかもしれません。

Kassyは、制作会社に提出する
方向幕原稿というものを見たことがないので、
どういうふうな形で依頼していくのかは分かりませんが、

例えば

方向幕依頼票
コマ番号経由地行先系統番号
               
               
               

というような単純な表だったとして
経由地欄に、縦に3つ書き並べたとしたら、
通常なら 新幕に見られるような
原稿通りの記載にするでしょう。

それを従来幕では“気を利かせて”といいますか、
県下共通のパターンに合うように変換させて
制作していたのかもしれません。

これは先日の“○番号保存会”でも
議案に上がった内容ではあるのですが、
(保存会らしい話し合いも一応やっていたのよん(^ ^))

制作側にどこまで権限があるのかによっても
完成品は違った形になりそうです。

でも 細かい部分の形は違えど、考え方によっては
N鉄バスの最低ラインの形式は踏襲していますから
よかったです。
かなり昔のように、系統番号が左側に移った日には……(^ ^;;)


とはいえ、N鉄バスから幕が消えるXデーまで
残りあとわずかです、恐らく。

最後の最後まで、
(Kassyを含む)幕ファンのみなさんの目を
楽しませてくれる方向幕を、
心の中で応援していきましょう!

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