細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(17)
地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと300日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
そもそも方向幕って何種類ぐらいあるんですかね?
とはいえ、各鉄道会社や各バス会社に
独自調査を入れるわけにもいかないので、
まずは1会社でどれぐらいあるか? を見てみます。
N鉄電車内でも時々広告を見ることができる
K浜K行電鉄の方向幕の場合ですと、
種別幕9種類、行先幕11種類あるようです。
(現在は種類はもっと増えています)
その分類は、まず種別幕──
- 方向幕機器上の分類
ブリッジモデル(G)(H) と SPCモデル(他) - 表記方法での分類
ローマ字入り(A)(H)(I) と ローマ字なし(他) - 種別上の分類
快速入り(A)(B) と 通勤快特入り(D)〜(F) と それ以外(他)
エアポート関連(A)〜(D) と それ以外(他)
特急Wィング号用(A)〜(E) と それ以外(他)
そして行先幕──
- 方向幕機器上の分類
ブリッジモデル(08)(09) と SPCモデル(他) - 表記方法上の分類
略称表記(01)(02)(11) と 正式名称表記(他)
社名入り(04)〜(10) と 社名なし(他)
ローマ字入り(05)〜(08) と ローマ字なし(他) - 車両運用上の分類
他社線乗り入れ用(01)〜(06) と 自社線用(他)
※ ( )内はKassyが便宜上つけた分類上の仮の記号
上に書いた「他社線乗り入れ用」6種類でも、
大きく(01)〜(03)と(04)〜(06)に分けることができます。
これは前回(16-1)〜(16-3)につながる話ですが、
方向幕に書かれた駅名がどの路線に属するかを
色分けしてみれば一目瞭然です。
要は、(01)〜(03)において
他社乗り入れのコマが分散していたものを、
幕の後半に集約したものが(04)〜(06)になります。
そして、これらを組み合わせることによって
実に16種類もの幕種類が生まれるわけです。
方向幕機器上の分類において、
種別幕がブリッジモデルで行先幕がSPCモデルであった
……というようなことはさすがにありませんけど、
例えば種別幕はローマ字表記入りで
行先幕がローマ字表記なしだったり、
あるいはその逆だったりと、影響しない程度での
ちぐはぐな組み合わせも見られます。
鉄道という、
ある種決められたルートのみを走るものでさえ
これだけの種類があるわけですが、
これがバスだった場合はどれぐらいになるものか?
Kassyが「方向幕コレクション(ほうこうまくぅ)」を
製作するにあたっては、
時間をかけて地道に調査してきたことは
これまでも何度も取り上げてきたことですが、
今までバラバラに調査し、バラバラに保存していたものを
今回初めて集約し、コマ番号順に羅列してみました。
ご紹介する営業所は……やはり地元でしょ(^ ^;;)
※ 経由地は最低限必要なものだけ記載しました。
グレー部分は欠番となっているものです。
ここにあるのは(A)〜(L)の全12種類。
ただこれでも「全て」とは言いきれず、
発掘できていないものがあと少しは
ありそうな気がします(> <;;)
その車両の導入時期などによって、細かな部分で
これだけ分かれてしまったと思うのですが、
よくもまぁここまで分かれたもンだと感心します(笑)。
あ、ついでに。
表にしたらよく分かっていただけると思うのですが、
この営業所にとって最も新しい路線は(20)系統、
その(20)系統の幕が追加されている部分を見てみてください。
幕の製作段階で(20)系統を収録できる環境
つまり(20)系統がすでに運行されている
場合(J)(K)(L)は別として、
既存の一本ものに後から該当4コマを挿入する場合、
60〜62コマ(回送を含めれば63コマ)に
入れられたものが多いですね。
運行開始時、方向幕を準備するにあたって
幕のどのコマに入れるか? という部分は
誰しも恐らく考えることだと思うのですが、
この60〜62コマに挿入というのが
最良のポイントだったのかもしれませんね。
別の場所に挿入されているものといえば──(C)です。
該当する60コマは現存しない行先ではありますが、
それ以外は現在でも使用することはありますので
入れられなかったのでしょう。
一方、(20)系統が挿入されていないものは──(G)ですね。
ただし、タイプ(G)に(20)系統を挿入したものが
タイプ(E)になります。
脱線、失礼m(_ _)m
前回にもつながる話ですが、
ここでご紹介したTの浦営業所は
担当路線を全て方向幕に収録しています。
営業所によっては、車両の運用上あるいは形式上で
分類しているところもあり、
そう考えれば、方向幕の種類を運用上でみれば
そこまで多くはならないような気がします。
例えば、M治通で運用される車両の方向幕と
K体道路で運用される車両の方向幕があったとして、
M治通経由の系統はほとんど変動がなく、
K体道路経由の系統に、路線延伸や経由地変更などの
変動が多かった場合です。
Tの浦営業所のK日〜N珂川ハイツ線だけでみると、
(6)系統3コマ、(2)系統5コマ、(1)系統4コマのものは
(E)(F)(G)(H)(I)の5種類ありますが、
そのうち、各系統間に1コマずつ欠番を入れた(I)を除くと
(E)〜(H)の4種類が実質1種類として
カウントされるわけです。
コマが少ないやん! というご批判、ごもっともです。
でも、Kassyが言いたいことは
つまりは、そういうことなのです(^ ^;;)
ただし、運用別の方向幕で見た場合は少なくても
それらを全てひっくるめた営業所単体で見れば
やはり十ン種類という方向幕を
所有することになるのかもしれません。
「幕コレ」においては、
ただでさえ全営業所を制覇できていないのに
その方向幕を全て調査・把握するのは、
……無理ですな(笑)。
| 固定リンク
「バス・電車」カテゴリの記事
- THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(2019.11.02)
- 意外に難しい(2019.10.26)
- 「やっとで通った」(後)(2019.10.23)
- 「やっとで通った」(前)(2019.10.16)
コメント