地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと301日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
SEASON4・RYOMA THE HOPE──
明治16(1583)年。
日がらんらんと輝き、
シャボン玉が飛び回る大きな屋敷の広い庭で、
郵便汽船三菱社長・岩崎弥太郎は
新聞を広げて小説を読んでいます。
『汗血千里の駒』
内容を一通り読んだ弥太郎は新聞を丸め捨て
作者の土陽新聞記者・坂崎紫瀾を問いただします。
「話が違うぜよぉ」
坂本龍馬が英雄扱いされていて、
龍馬嫌いの弥太郎にとっては耐えられない内容です。
これ以上、作り話を書き続けるなら
龍馬の話は一切しないと宣言します。
とはいえ、坂崎も引きません。
弥太郎の話を聞いてイメージを膨らませたわけで
多少面白おかしく書かなければ
読者に読んでもらえないというわけです。
紋付袴を身にまとったイギリス人が
「社長!」と呼んで弥太郎に近づいてきます。
高島炭坑の収支報告書を見せにきたわけですが、
彼がグラバーと聞いて、坂崎は驚きを隠せません。
しかし、グラバーもまた
『汗血千里の駒』を評価しているようで
それがおもしろくない弥太郎。
土佐の地下浪人が日本一の大会社を率いていると自負し
これぐらい出世したのは豊臣秀吉以来だと豪語。
それに対して「何さまのつもりじゃ!」と
おでこをペチッと叩くのは、弥太郎の母・美和。
貧乏だった頃の暮らしを忘れてはならじとお説教です。
美和は坂崎を優しくいたわりますが、
その間、咳き込んだ弥太郎は
手のひらに血があるのを認めます。
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