方向幕考(75)
地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと209日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
今回は「方向幕コレクション」の更新ではありません。
あしからず♪
LED板がもしマルチカラーだったら? という前提のもと、
(1)方向幕、(2)単色LED、(3)マルチカラーLEDを
それぞれ作って公開しておりますこのコーナー。
ちょうど2ヶ月ぶりの公開ですが、
別に忘れてしまっていたわけではありませんので(^ ^;;)┓
(詳細な事情は、先日のコチラの記事を参照ください)
んで、久々の今回は“Coffee Break!”であります。
Kassyの地元を走っております「Mほろば号」。
10台ある車両のうち 最新1台はLED車となっておりますが、
残る9台をLED車に仕様変更したという仮定で製作してみました。
恐らくは、現在ある最新のLED車のように
循環方面だけをポン! と書き入れるスタイルになるだろう、
……というのは容易に予測できることなので、
その余ったスペースを最大限に活用して、
ちょっとおあそび程度にイラストを入れてみました。
こんな感じに仕上がりました。
暗く映っているかもしれませんけど、大丈夫!
LEDは光りますから、目立ちます(^ ^)
得体の知れない鳥(笑)や山・花は、
Mほろば号の車体や路線図等に入っているイラストです。
“Mほろば号”部分の字体も、
正式採用の「DFP隷書体」をベースにしてみました。
およよよ、たかが字体というなかれ。
字体といえども、その字体から受けるイメージというのも
非常に大事な部分であります。
基本的に「ゴシック体」は、
太く安定した字体であるので 重要部分に用いられるものです。
バスLEDでは、行先という重要部分に使われていますよね。
文書でも、明朝体や教科書体の中にあって
このゴシック体が効果的に用いられると、
非常に見やすく、ピンポイントで重要部分が分かります。
その一方で、ゴシック体を多用してしまうと
一見 強調文字だらけになってしまうので、
目に飛び込んでくる情報量が非常に多すぎて、見ていて疲れるし
それ以前にどこが重要なのか分からなくなってしまいます。
もう一つ、標準的に使われる字体として「明朝体」があります。
これはゴシック体に比べると字が細いので、
ごっつい字体に比べると、華奢でキレイなイメージを持ちます。
しかし、横棒の細線と、縦棒の太線とが共存しているので
安定感が悪く、遠くからの視認性はおのずと悪くなります。
表示媒体によっては、細い横棒が写らない可能性もあります。
全体的に優しい・柔らかい印象を与える「丸ゴシック体」は
その丸みが行き過ぎてしまうと、丸文字っぽくなって
一見するとふざけたような字体になってしまいかねません。
他にもいろいろな種類の字体がありまして
そのそれぞれに特徴があって 受けるイメージも異なりますが、
だからこそ、字体には
こだわりを持ってほしいというのが正直なところです。
今回の隷書体しかり、
一部エリアで採用されている明朝体しかり。
こういう感じで、N鉄では標準のゴシック体のみならず
その路線に合わせてフォントを変えていく、というのも
なかなか面白く感じるかもしれませんね。
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コメント
まだまだ、法律上カラー方向幕はできませんが、
もし、できたら、楽しいでしょうね、
見にくそうでもありますが、
慣れた人は、色で乗られますから、
フォトだけで、行き先示すのも
面白いかもです。
──────────
うっちゃんさーん。
連続コメントありがとうございます!
>法律上カラー方向幕はできません
乗り越えなければならないハードルが高くて、
なかなか前には進めませんけど、
カラーだからといって、イラストが入ったりと
ここまで自由にはならないと思うのですが、
単調な表示というのも面白みがないもので、
もしあったら、という妄想ですね(笑)。
投稿: ★うっちゃん | 2010年12月30日 (木) 18:39