大河ドラマ龍馬伝・SEASON3 RYOMA THE NAVIGATOR (総集編)
地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと206日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
(29)新天地、長崎 〜第三部始動〜
神戸の海軍操練所が閉鎖され、龍馬(福山雅治)たち脱藩浪士は薩摩藩の西郷吉之助(高橋克実)と小松帯刀(滝藤賢一)に身を預け、大坂から薩摩へ航行中、長崎に立ち寄る。小松や西郷は、蒸気船を操る技術を持つ龍馬たちに、薩摩の船の操船をさせようと考えていたが、龍馬は近藤長次郎(大泉 洋)や沢村惣之丞(要 潤)らとともに、藩の世話にならずに生きていく道を探そうとする。
龍馬たちは蒸気船を手に入れるために、イギリス商人であるグラバー(ティム・ウェラード)を訪ね、惣之丞や陸奥陽之助(平岡祐太)は得意の英語を使って交渉する。しかし、グラバーは龍馬たちを信用せず、船を借りることは出来なかった。そこで龍馬たちは花街である丸山の料亭・引田屋(ひけたや)に乗り込み、そこに集まる諸藩に船を借りようとする。その引田屋では、外国から最新の銃を買うためにひそかに長崎に潜り込んでいた長州藩の高杉晋作(伊勢谷友介)や井上聞多(加藤虎ノ介)、伊藤俊輔(尾上寛之)らが酒を飲んでいた。高杉の部屋では芸子のお元(蒼井 優)が踊りを披露していた。そこへ龍馬たちが入り込んでくる。さらに、そこへ別の部屋で飲んでいた薩摩藩士たちが、長州藩士がいると聞いて飛び込んでくる。龍馬たちの前で長州藩士と薩摩藩士が刀を抜いて一触即発の事態となるが……。
(30)龍馬の秘策
長崎滞在の龍馬たちは、船を借りることもできずに途方に暮れていた。そこへ、土佐勤王党だった池 内蔵太(桐谷健太)が訪ねて来る。内蔵太は高杉とともに長崎に潜伏していたのだった。龍馬は内蔵太に連れられて高杉に会いにいく。そこには、引田屋で出会った伊藤と井上もいた。高杉は長州藩が幕府に従わず戦いぬく覚悟であると語る。
龍馬が小曽根邸に戻ると、長次郎がカステラ作りをして金を稼ごうと提案する。龍馬はカステラを長崎で売ってよいかと長崎の豪商、大浦 慶(余 貴美子)や小曽根乾堂(本田博太郎)に相談する。お慶は龍馬たちに興味を覚え、カステラ作りに必要な金を貸す。そして、龍馬たちは偶然引田屋の芸子のお元と町で出会う。お元は長崎奉行・朝比奈昌広(石橋 凌)に情報を伝える隠密として働いているのだが、実はキリシタンだった。
龍馬は西郷に長州と手を結んではと提案する。朝敵である長州と結びつけば、薩摩も朝敵となるおそれもある。西郷が出す答えは……。
(31)西郷はまだか
龍馬は西郷から、長州と手を結んでもよいという答えを引き出す。龍馬は高杉に会うために、陽之助とともに大宰府に向け旅立つ。大宰府には、都を追われた三条実美(池内万作)ら攘夷(じょうい)派の公家たちが幽閉されていた。龍馬らが大宰府に着くと、すでに高杉は去ったあとだった。三条たちを警護していたのは、かつて土佐勤王党にいた中岡慎太郎(上川隆也)だった。龍馬は、薩摩と長州を結びつけ新しい世の中の仕組みを作りたいということを、三条と中岡に話す。中岡もまた龍馬と同じように長州と薩摩が手を組めば、幕府を上回る勢力になると考えていた。中岡は、下関に西郷を連れていくと約束して薩摩に向かう。
龍馬と陸奥は下関に向かい、桂 小五郎(谷原章介)に再会。龍馬は、桂に長州と薩摩が手を結ぶことが長州藩、そして日本を異国から守る最善の方法だと説く。龍馬の必死の説得により、桂は下関で西郷が来るのを待つことにする。一方、中岡もようやく西郷を連れて下関へと出発するが、二人を乗せた船には、幕府の隠密が潜んでいた。
(32)狙われた龍馬
下関に来なかった西郷を追って、京の薩摩藩邸にやってきた龍馬と中岡は面会を断られ、龍馬は伏見の寺田屋へ向かう。そこで龍馬は新選組の近藤 勇(原田泰造)がお龍(真木よう子)に酒の相手をさせているのを知り、危険を冒して近藤を泥酔させお龍を助ける。近藤は龍馬にとって、以蔵を追い、亀弥太を殺した憎き相手だったが刀を抜くことを思いとどまる。同じとき、千葉重太郎(渡辺いっけい)が、妹・佐那(貫地谷しほり)の思いのために龍馬を追って寺田屋を訪れていた。重太郎はお登勢(草刈民代)とお龍の会話から龍馬が日本を変えるという大きな仕事にまい進していることを知る。
寝入っていた近藤が目を覚まし、龍馬の正体に気づいて刀を抜くが、千葉道場の当主である重太郎が加勢するのを見てその場を去る。重太郎はお龍の龍馬への気持ちにも気づき、黙って江戸へと帰っていく。西郷と会い、西郷が幕府の隠密の存在で下関を通り過ぎたことを知った龍馬は、また険悪な関係に陥った薩長を再び結びつけるために、思いもかけない策を提案する。それは幕府の目が光っていて武器を購入できない長州のために、薩摩藩の名義で武器を購入するという奇策だった。
(33)亀山社中の大仕事
長州の船と武器を薩摩の名義で購入するという龍馬の策に、桂と高杉は乗ることにする。長崎に戻った龍馬は、亀山社中の初仕事として意気込み、グラバーに長州のための取り引きだと隠して薩摩の船購入の話をもちかけるが、交渉の場に薩摩の者がいないことにグラバーは疑念を抱き断る。西郷は幕府を警戒して、この取り引きを龍馬たちだけで行わせたのだ。龍馬は正々堂々と頼もうとグラバー邸に乗り込み、この話が長州の払いであることを告げ、もうけ話をかぎつけたお慶の口添えもあってグラバーは承諾する。
龍馬はお元がグラバー邸でキリストの像に十字をきる姿を見てしまう。龍馬はグラバーとの商談を長次郎と惣之丞に任せる。イギリスに留学していた長州の伊藤と井上やグラバーの話を聞くうちに、長次郎は自分もいつかイギリスに行きたいと思うようになるのだった。長次郎の活躍で商談はまとまったが、お元に知られてしまう。お元は龍馬に、自分がキリシタンであることを黙っておいてもらう代わりに、この商談を長崎奉行に伝えないという取り引きを持ちかける。
(34)侍、長次郎
ユニオン号を下関に運んだ龍馬たちだったが、船の運航は亀山社中が行い、社中や薩摩藩が自由に使えるという約束を長次郎と井上がしていたことが問題になる。龍馬は薩長を結びつけることを優先しようと、船の管理は長州がすることで話をまとめる。長次郎は社中の生活費用を現実にやりくりしてきたので、社中が動かせる船を持ちたいと思ってしたことだった。失意の長次郎は長崎に戻るが、社中のメンバーに私欲に走ったと責められる。長次郎はグラバーからイギリスへの密航、留学を勧められ、社中での居場所がないと思った長次郎は密航を決心。しかしその晩、海が荒れ船は出港できなかった。密航の情報が奉行所に入り、社中に調べが入る。
龍馬は再び薩摩と向かい合う気になった桂とともに西郷の待つ京へ向かおうとする。そんな龍馬に高杉はピストルを贈る。長次郎が密航を企て奉行所に追われているという手紙を受け取った龍馬は桂を先に京へ向かわせ、長崎へ。しかし追い詰められた長次郎は……。
(35)薩長同盟ぜよ
桂 小五郎改め木戸貫治(谷原章介)が護衛にとつけた槍(やり)の達人・三吉慎蔵(筧 利夫)とともに京に向かう龍馬は、大和屋に寄って徳(酒井若菜)に長次郎の写真と遺書を渡す。京に着くと薩摩藩邸の周りに幕府方の隠密がいて、なかなか近づけない。一橋慶喜(田中哲司)が出兵しない薩摩に疑念を抱き不穏な動きはないか探っていたのだ。寺田屋に戻り、龍馬は慎蔵に薩長同盟にかける思いを話す。お龍の自分への想いを知った龍馬は、命の危険を冒して日本を変える仕事に取り組んでいるから、もう会うことはないと告げる。一方、木戸は薩摩藩邸で、龍馬が来なければ話を始めないと交渉を拒否。西郷は「なぜ龍馬なのか」と問う。木戸は龍馬こそ信じられる男だと答え、西郷も納得する。
同じころ、藩の命令で薩摩の動きを探ろうと京に来ていた岩崎弥太郎(香川照之)は龍馬と間違えられて新選組に捕らえられ拷問を受けていた。お龍の働きで小松邸に西郷と木戸が移ったことを知り、急ぎ向かう龍馬は、途中、新選組からほうり出された弥太郎を救う。薩長を結びつける男として新選組や伏見奉行に追われ始めた龍馬だったが、ついに薩長の盟約を結ぶことに成功する。
(36)池田屋騒動 〜今夜、龍馬襲撃〜
薩長同盟を成し遂げ寺田屋に戻った龍馬は弥太郎に、薩長が手を結んだこと、そして日本の仕組みが大きく変わり幕府の時代が終わりを告げるであろうこと、その中で弥太郎が何をすべきか考えろと告げる。弥太郎は驚きをもって土佐へ帰っていく。西郷が密約を文書にしなかったことを危ぶむ木戸が、文書化を主張。龍馬は証明の裏書きを書くまで、寺田屋に残ることになる。もう京へ戻ることはないという龍馬にお龍は複雑な思いを抱き、龍馬もお龍が気になる。
京都守護職・松平容保(長谷川朝晴)は薩長の裏に龍馬がいることを知り、伏見奉行に龍馬を捕らえよと命じる。捕り方が寺田屋を囲むが、風呂に入っていたお龍が捕り方に気づき、風呂を飛び出して龍馬と慎蔵に知らせる。外に出されたお龍は薩摩藩邸へと走り、龍馬たちは捕り方と激闘。龍馬は高杉から以前にもらったピストルで応戦するが左手を斬(き)られ、慎蔵と寺田屋を飛び出る。しかし、ひどい出血で材木置き場で動けなくなり、慎蔵を薩摩藩邸に行かせる。
(37)龍馬の妻
寺田屋の襲撃で死の淵をさまよった龍馬は、薩摩藩邸でお龍の看病を受けてなんとか動けるようになる。不自由な体で木戸が送ってきた密約の文書に裏書きし、西郷の勧めで安全な薩摩で療養することになる。龍馬はお龍に妻として一緒に行こうと言い、お龍はうなずく。
長崎に立ち寄った二人。龍馬は、お龍を亀山社中の面々に紹介したものの、すぐ今後の相談を社中と始め、次は一人でグラバー邸に出かけてしまう。グラバー邸には海外へ密(ひそ)かに行こうとする高杉がいて、これから二人で一緒に面白いことをやろうと誓うが、実はこのとき高杉の体は病魔に蝕(むしば)まれていた。引田屋で龍馬の結婚の祝いが開かれる。お元は龍馬が結婚したことに驚き、また、そんな自分にとまどう。お龍はそんなお元の想いを気づいていた。お龍は龍馬に本当にこれでよかったのかと不安を打ち明ける。龍馬は、今、心の支えはお龍だと、生母・幸(草刈民代)からもらって肌身離さず付けていた「希(のぞみ)」の文字の入った首飾りをお龍に渡すのだった。
(38)霧島の誓い 〜運命の新婚旅行〜
龍馬とお龍は薩摩に向かい、温泉で療養することになる。そこで龍馬は霧島山に伝わる神話、ニニギノミコトが国を治めるためにこの山に降臨して、天逆鉾を頂上に突き刺したという話を聞き登ろうとする。女人禁制のこの山にお龍は男装し、龍馬と登る。頂上で、龍馬は逆鉾を引き抜き、一度失いかけた命を使って、生まれ変わった気持ちで日本を変えていく先頭に立つと誓う。長崎では内蔵太がお元に求婚するが、内蔵太の乗った亀山社中の船・ワイルウェフ号は難破してしまい内蔵太は命を落とす。土佐では弥太郎が、後藤象二郎(青木崇高)に、土佐藩が異国相手に商売をするのを手伝うように命じられ、ジョン万次郎(トータス松本)とともに長崎に向かうことになる。
一方、幕府による第二次長幕戦争が始まり、薩摩が直接出兵せず、高杉もイギリスに行かずに戦列に加わったことを聞いた龍馬。内蔵太の死にもショックを受け、悩んだ末、社中のメンバーとともに参戦を決意する。
作:福田 靖
音楽:佐藤 直紀
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:広上 淳一
主題歌:リサ・ジェラルド
題字:紫 舟
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福山 雅治 (坂本龍馬)
香川 照之 (岩崎弥太郎・語り)
伊勢谷 友介 (高杉晋作)
真木 よう子 (楢崎 龍)
蒼井 優 (元)
平岡 祐太 (陸奥陽之助)
谷原 章介 (桂 小五郎)
大泉 洋 (近藤長次郎)
酒井 若菜 (徳)
要 潤 (沢村惣之丞)
草刈 民代 (登勢)
原田 泰造 (近藤 勇)
筧 利夫 (三吉慎蔵)
貫地谷 しほり (千葉佐那)
トータス 松本 (ジョン万次郎)
テリー 伊藤 (上野彦馬)
余 貴美子 (大浦 慶)
渡辺 いっけい (千葉重太郎)
本田 博太郎 (小曽根乾堂)
蟹江 敬三 (岩崎弥次郎)
石橋 凌 (朝比奈昌広)
高橋 克実 (西郷吉之助)
上川 隆也 (中岡慎太郎)
近藤 正臣 (山内容堂)
倍賞 美津子 (岩崎美和)
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制作統括:鈴木 圭・岩谷 可奈子
プロデューサー:土屋 勝裕
演出:大友 啓史・真鍋 斎・渡辺 一貴・
梶原 登城・福岡 利武
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『龍馬伝』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
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