« (09)義父の涙 | トップページ | 入浴剤、入れる派? 入れない派? »

2011年3月 7日 (月)

プレイバック功名が辻・(02)決別の河

地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと139日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。


戦の最中、山内一豊に救われた千代は
一豊の母・法秀尼の元に身を寄せていました。
ぞうきん掛けをしたり、法秀の手伝いをしたり、
実に充実した毎日です。

戦が終わって、法秀は一豊の消息が気にかかります。
千代は、法秀とともに一豊の無事を祈ります。

寄るな!触るな!と、初めて会った一豊に対して
高い壁を作ってしまった千代ではありましたが、
今となっては、一豊の優しさが胸に沁みているのかもしれません。
相手の一豊のことが毎夜毎夜思い出されます。

少女期にありがちな、一種の憧れに似た感情かもしれません。


その一豊は、父の仇である信長に仕官すべく
藤吉郎の斡旋で屋敷を与えられます。
ま、屋敷と言っても馬小屋なのですが(^ ^;;)

ようやく仕官がかなったので、
その報告も兼ねて一豊は母を訪ねます。

「信長!?」と法秀は思わず顔を引きつらせます。
そりゃそうです。
自分の夫を殺された相手ですからね。

しかし一豊は、信長に対する思いを母にぶつけます。
法秀は、一豊の仕官について
しぶしぶ承知するしかありませんでした。

そこへ戻ってきた千代。

千代の表情がパッと明るくなったのも束の間、
「お前、まだおったのか──」という
一豊の心ない……というかバカがつくほどの正直な……一言で
千代は美濃行きを決断します。

法秀に怒られて、一豊はしぶしぶ千代に謝りますが、
こうなっては千代も意地です。
「美濃へ発ちます」と己を曲げようとしません。

「子どもじゃのう」と呆れられて
「子どもではござりませぬ!」と売り言葉に買い言葉。
今やボタンを掛け違えたように
言葉を交わせば交わすほど会話にズレが生じます。

千代は反抗期ですかね(^ ^;;)

一豊は信長の武勇伝を千代に聞かせますが、
戦が嫌いな千代にはそもそも興味のない話です。

一豊も千代に対して匙を投げてしまい、
「美濃へ行くなら早く行くがよい!」と
これまた心にも思っていないことを口走ってしまいます。

もう後戻りはできません。


馬小屋屋敷に戻った一豊は、藤吉郎から白馬を贈られます。
駄馬ですが、とても頼もしそうな馬です。

その藤吉郎を迎えての酒の席で、
明日か明後日に美濃攻めが始まることを知り
千代の身を案じて、慌てて法秀の庵に戻ります。

しかし、千代はすでに庵を出た後でした。

一豊は千代を追って美濃との国境に向かいますが、
千代はその境の川を渡っていました。

必死に止める一豊ですが、千代はもう心は変えられません。
美濃の人間として生きよ とは、亡き母の言葉です。

この河は、千代にとっては
美濃の人間になるための今までと決別する河であり、
織田の一員となった一豊にとっては、
渡りたくても渡れない 川幅以上に広く大きな河でした。


赤子を背負った女の案内で、
千代はようやく西美濃の不破家にたどり着きます。
姪にあたる千代が不憫で、不破市之丞ときぬ夫婦は
自分の娘として育てることにします。

斎藤家の重臣である市之丞は、
「明日にも美濃攻めが始まる、と織田方が話していた」という
千代からの情報を受けて、慌てて登城することにします。

千代が言う通り、翌朝には織田軍が美濃へ攻め入りますが
準備を怠りなく進めていたために、
信長は陣を引き払って尾張へ戻っていきました。

千代の手柄と言うべきか?

でも、千代の胸中には一豊のことで占められていました。
「一豊さま……生きていてくだされ……」


竹中半兵衛──。

織田を翻弄する素晴らしい軍師が斎藤方に現れます。
この半兵衛の策略は、
美濃攻めを諦めない織田軍を何度も窮地に陥れます。

藤吉郎は、このまま真っ正面から美濃稲葉山城を攻めたところで
今まで同様、勝てないのはすでに見越しております。
ゆえに、半兵衛に負けない知恵で戦を切り抜けます。

半兵衛と藤吉郎の知恵比べ!

半兵衛は藤吉郎を認め、藤吉郎は半兵衛を尊敬している。
そんなふたりが、あの河に偵察に来ます。
半兵衛は千代を連れて、藤吉郎は一豊を連れて。

河を挟んで、ではありますが、千代と一豊の久々の再会です。
一豊との別れのシーンが千代の脳裏を流れていきます。


原作:司馬 遼太郎「功名が辻」
脚本:大石 静
音楽:小六 禮次郎
題字:だん きょうこ
語り:三宅 民夫 アナウンサー
──────────
[出演]
仲間 由紀恵 (千代)
上川 隆也 (山内一豊)

武田 鉄矢 (五藤吉兵衛)
前田 吟 (祖父江新右衛門)
和久井 映見 (濃)
筒井 道隆 (竹中半兵衛)
石倉 三郎 (前野将右衛門)
高山 善廣 (蜂須賀小六)

大地 真央 (市)

永井 杏 (千代(幼少))
木村 多江 (とも(回想))

多岐川 裕美 (きぬ)
勝野 洋 (柴田勝家)
名高 達男 (丹羽長秀)
苅谷 俊介 (林 通勝)
俵木 藤汰 (佐久間信盛)

坂東 三津五郎 (明智光秀)

津川 雅彦 (不破市之丞)
──────────
浅野 ゆう子 (寧々)

柄本 明 (藤吉郎)

佐久間 良子 (法秀尼)

舘 ひろし (織田信長)
──────────
制作統括:大加 章雅
演出:尾崎 充信

|

« (09)義父の涙 | トップページ | 入浴剤、入れる派? 入れない派? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (09)義父の涙 | トップページ | 入浴剤、入れる派? 入れない派? »