プレイバック功名が辻・(07)妻の覚悟
地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと109日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
おねだりの寧々のために千代が作っていたパッチワーク小袖、
(途中で市に持って行かれるというハプニングはありましたが)
何とか出来上がりました。
いと、としにもお披露目です。
ちょうどそのころ、
祖父江新右衛門の子・徳次郎と小三郎が
一人の女の子をイジメていたのですが、
寧々のところから帰ってきた千代が偶然見とがめます。
たま、と名乗るその女の子こそ、後の細川ガラシャ。
千代は引っ越しでバタバタしている明智家へ赴き
たまを無事に帰します。
六角攻めの最中の木下藤吉郎は信長のお供で小谷城へ。
そこで浅井長政は義兄にあたる信長に頭を下げ、
気を良くした信長は「共に天下を」と声をかけています。
同じく手をついている市の頭には、別のことがありました。
対面を終えた市は、藤吉郎経由で参上した山内一豊に
千代に打ち掛けを作るように命じます。
そんな姿を、六平太が庭の影から見ていました。
「抜け道がある。万が一の時は信長を逃がせ」と
後に一豊と接触した六平太は忠告します。
信長と長政の酒席は続いておりまして、
藤吉郎はそれとなく「そろそろ……」と知らせますが、
信長としては今夜は小谷城に泊まるつもりのようです。
このチャンスを見計らって浅井久政らは信長を滅ぼす計画ですが、
それを長政は必死で食い止めます。
なすびを収穫している千代と新右衛門の娘らですが、
そこへ徳次郎が「母上が!」と駆け込んできます。
川で洗濯中に流産し、大量出血して倒れてしまったのです。
薬師も、もやは手の施しようがありません。
死期を悟ったふねは、子どもたちに遺言を残していきます。
しかし徳次郎に語りかける部分で、ついに力尽きます。
徳次郎は、母の死が引き金で荒くれます。
そんなことはつゆ知らず、新右衛門はふねのために
匂い袋か草履かと土産物を選んでいますが──。
足利義昭が、ついに征夷大将軍に任ぜられます。
上洛を果たしてくれた信長に
やれ副将軍だ、やれ管領だと褒美を与えようとしますが、
信長はそのいずれも拒否。
断り続けるのもアレなので、
堺・大津に代官を置くことの許しだけを得ます。
岐阜の山内家に無事に戻ってきた一豊らですが、
千代の出迎えがありません。
他所の畑から作物を盗んでは
「母上を返せ!」とわめき散らす徳次郎に、
千代は出迎えどころではないわけです。
今まで家族を顧みなかった
(というよりお家再興のために顧みれなかった)父が
今更ながら父親顔をしていることに徳次郎は納得がいかず、
世の中のすべてのことに不満を抱いています。
ふねの死とともに、
徳次郎のとげとげしいセリフにも驚愕する新右衛門は、
「お方さまに何と言う口の聞き方!」と
徳次郎を庭先に投げ出して刀を振り上げますが、
姉たちは徳次郎を庇って代わりに許しを請います。
千代も、新右衛門から徳次郎を逃がすのがやっとです。
──土砂降りの中、徳次郎が帰ってきません。
一豊と千代、吉兵衛、新一郎で
手分けして徳次郎を探しにいくことにしますが、
山の奥深くの洞穴で、千代が徳次郎を見つけます。
千代や一豊、それに家族みんなの介抱で徳次郎の看病をし
その甲斐あって、
熱にうなされていた徳次郎の意識がようやく戻ります。
永禄12(1569)年正月。
粉雪が舞い散る中、再び出兵していく父に
「ご武運を」と声をかける徳次郎の姿がありました。
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永禄11(1568)年10月18日、
朝廷から将軍宣下を受けて足利義昭が第15代将軍に就任。
慶長5(1600)年11月、
山内一豊が土佐20万石を有する大名になるまで
あと32年1ヶ月──。
原作:司馬 遼太郎「功名が辻」
脚本:大石 静
音楽:小六 禮次郎
題字:だん きょうこ
語り:三宅 民夫 アナウンサー
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[出演]
仲間 由紀恵 (千代)
上川 隆也 (山内一豊)
武田 鉄矢 (五藤吉兵衛)
前田 吟 (祖父江新右衛門)
生瀬 勝久 (堀尾茂助)
三原 じゅん子 (いと)
田村 淳 (中村一氏)
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熊谷 真実 (ふね)
大地 真央 (市)
香川 照之 (六平太)
榎木 孝明 (浅井長政)
山本 圭 (浅井久政)
烏丸 せつこ (槙)
三谷 幸喜 (足利義昭)
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坂東 三津五郎 (明智光秀)
近藤 正臣 (細川藤孝)
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浅野 ゆう子 (寧々)
柄本 明 (木下藤吉郎秀吉)
舘 ひろし (織田信長)
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制作統括:大加 章雅
演出:加藤 拓
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