プレイバック功名が辻・(08)命懸けの功名
地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと103日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。
元亀元(1570)年・春。
京を揺るがす事件が起こります。
将軍・足利義昭に不穏な動きありという情報が
木下藤吉郎の元に飛び込むわけです。
そのことを聞いた明智光秀は
「信長を見くびってはなりませぬ」と義昭に忠告しますが、
義昭は全然聞いていません。
報告を受けた岐阜城の信長は、
茶会を開かせ全国の諸大名を呼び寄せることにしますが、
三河の徳川家康には別の書状を送り、
越前の朝倉義景を討つ準備に入ります。
山内一豊は、岐阜に戻ったついでに家に戻り
また即座に信長から家康に当てた文を持って
三河へ発たねばなりません。
千代は、一豊の右手首にお守り代わりの布を巻き付けます。
千代も一豊のように右手首に布を巻き付けて家事に勤しみますが、
徳次郎がそれを見て不思議に思っているようです。
このシーンを見たKassyも不思議に思ったことがあります。
千代は未だに枡をひっくり返してまな板代わりに使っていますが、
いつか、届けさせると市が約束した「なまいた」は
結局は届けられなかったのですね(笑)。
三河の岡崎城に入った一豊は
織田の使者として徳川家康と対面します。
文を受け取った家康は、それとなく信長の真意を探ろうと
一豊にあれこれ探りを入れますが、
一豊は知らぬ存ぜぬを通します。
4月、京を発った信長軍は越前朝倉攻めを開始します。
近江高島の信長本陣において、家康軍5,000が合流。
浅井長政は越前への援軍を送らないことにします。
これには浅井久政のみならず、家臣団も猛反発。
とはいえ、電光石火の織田軍はまたたく間に越前へ攻め入り、
越前側も織田軍に恐れをなしたか、
戦をしないまま開城降伏となりました。
とはいえ、城の明け渡しは古来からスムーズにはいかないもの。
それとなく竹中半兵衛は心配しております。
翌朝、金ヶ崎城から降伏兵たちが出てきます。
鉄砲隊は火縄に火をつけて それを絶やさぬようにしていまして、
それはそれでちと不穏な動きにも見えるわけですが、
どこからか聞こえた大砲らしき音に越前兵は腰砕け。
それを祖父江新一郎があざ笑い、越前兵との戦に持ち込みます。
弓の名手・三段崎勘右衛門に槍で応戦した一豊は、
至近距離から弓矢で射られ──。
一豊の元に駆けつけた新一郎は、その顔に腰を抜かします。
フガフガ……と一豊は吉兵衛に必死に訴えていますが、
顔を踏んで射られた矢を抜けと言いたいようです。
小谷城では、長政が信長に対して挙兵することにします。
長政から信長の元へ陣中見舞いが届けられますが、
これは無論、裏切りへの時間稼ぎ、見せかけであります。
そしてそれとは別に、市から信長への陣中見舞いも
六平太によって届けられます。
両方をしっかりと結ばれた袋の中には、無数の小豆。
小豆……小豆坂……。
信長は、最初こそ笑顔が絶えませんでしたが、
市の真意が伝わって、徐々に般若のような顔に変貌します。
「退き陣じゃあ!」
秀吉軍が殿(しんがり)と聞いて、
一豊は傷の手当中にも関わらず槍を持って戦に出ようとします。
吉兵衛も新右衛門も「そのお身体で」と止めますが、
ここで命が尽きるならそれまでであります。
包丁で指を軽く切ってしまった千代は不吉な気がして、
お百度参りで一豊の無事を祈願しています。
ただひたすらに、祈るばかりであります。
──────────
元亀元(1570)年4月26日、
越前の朝倉義景を攻撃し、金ヶ崎城の朝倉景恒を下す。
慶長5(1600)年11月、
山内一豊が土佐20万石を有する大名になるまで
あと30年7ヶ月──。
原作:司馬 遼太郎「功名が辻」
脚本:大石 静
音楽:小六 禮次郎
題字:だん きょうこ
語り:三宅 民夫 アナウンサー
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[出演]
仲間 由紀恵 (千代)
上川 隆也 (山内一豊)
武田 鉄矢 (五藤吉兵衛)
前田 吟 (祖父江新右衛門)
筒井 道隆 (竹中半兵衛)
石倉 三郎 (前野将右衛門)
生瀬 勝久 (堀尾茂助)
田村 淳 (中村一氏)
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大地 真央 (市)
香川 照之 (六平太)
榎木 孝明 (浅井長政)
山本 圭 (浅井久政)
三谷 幸喜 (足利義昭)
勝野 洋 (柴田勝家)
名高 達男 (丹羽長秀)
苅谷 俊介 (林 通勝)
俵木 藤汰 (佐久間信盛)
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坂東 三津五郎 (明智光秀)
西田 敏行 (徳川家康)
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柄本 明 (木下藤吉郎秀吉)
舘 ひろし (織田信長)
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制作統括:大加 章雅
演出:尾崎 充信
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