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2011年6月 8日 (水)

プレイバック功名が辻・(18)秀吉謀反

地上・BSデジタル放送完全移行 2011年7月24日まで あと46日
地上およびBSのアナログテレビ放送は終了し、デジタル放送へ移行します。


柴田勝家の陣から無断撤退し、
織田信長の逆鱗に触れている羽柴秀吉。

その秀吉の下にいる山内一豊のことが気がかりな千代は
療養中の竹中半兵衛の屋敷を訪ねます。

半兵衛曰く、今回のことは秀吉一世一代の芝居だそうです。

信長に釈明すべく、お目通りが叶えば
秀吉の心中は必ずや信長に伝わるものと信じますが、
叶わぬ時は……疑い深い信長のことです。

即座に「秀吉謀反」とみなされても仕方ありません。


そんな半兵衛の不安が的中したか、
信長の目通りは許されませんでした。
しかも、沙汰あるまで長浜で閉門謹慎の命が下ります。

しょんぼりとしている秀吉に、
登城した半兵衛が何事か耳打ちします。

沈みかけた雰囲気を吹き飛ばすかのように
秀吉は寧々にも豪華な着物をまとうように指示し、
「百姓はしぶといでよォ、容易くは死なぬわ。は!」

しかも、家臣たちと妻たちを強制参加させて
猿楽の宴を盛大に開かせることにしますが、
豪華な料理が出されても、
誰一人として箸をつけようとはしません。

「無礼講じゃ!」という秀吉の声だけが
長浜城大広間に空しく響き渡ります。

そんな時、半兵衛が苦々しい表情で
このような宴を開いた秀吉が狂ったかと
信長に伝わる不安を口にしますが、

秀吉は、休み返上で長年働き続けた家臣たちを
この蟄居の間に労るために上様が与えてくれた休みだとし、
だからこそ遠慮なく呑めと言います。

そこでようやく箸を付ける家臣たち。

実はコレ、すべて半兵衛の知恵でありまして、
猿楽師たちも安土から呼び寄せた者たちです。

つまり、ああいう形で秀吉の思いを家臣に聞かせるフリをして
遠回しに猿楽師たちの耳に入れることによって、
信長に仕える猿楽師たちが信長に
秀吉の思いを代わって伝えさせることができるわけです。


そんな最中、もたらされた松永久秀謀反の報。
秀吉はすばやく安土へ向かい、信長に閉門を解かれます。

秀吉は一豊を呼び出し、久秀がいる大和国信貴山城へ赴き
降伏の説得を命じられます。

イマイチ自身のない一豊ですが、秀吉は
久秀が所有し、信長が欲しがっている
「平蜘蛛の釜」をヒントに頭を使え、と送り出します。
しかし、その本音は──、
「槍ばかり振り回す武将は、いらぬのじゃ」

久秀を説得する一豊ですが、
信長という人物を知りすぎているためか
なかなか降伏に応じません。

一豊は、平蜘蛛の釜というカードを切り
釜を信長に献上することで、家臣のみならず
久秀の命も助けられるかもしれないと進言します。

その条件をようやく呑んだ久秀は、
家臣たちを城の外に出すために秀吉に兵を引いてもらい
それから平蜘蛛の釜を差し出しすことを約します。
場合によっては切腹して果てることも厭いません。

これに対し秀吉は、久秀の首か平蜘蛛の釜か
どちらかを持ち帰らねば信長を説得できず話は先に進まないわけで、
「そちはナメられておるぞ!」と激怒。

信長からの命令もあり、秀吉は比叡山と同じように
信貴山を焼き討ちにします。

城内の者たちはことごとく殺され、
それは女こどもたちも言うに及ばず。
平蜘蛛の釜に火薬を詰めた久秀は、
それに火を投じて爆死します。


上杉討伐がなかなか上手くいかない勝家をさんざんに責め立て、
丹波国を切り取るのに数年かかると言った明智光秀をバカにした信長は
中国10ヶ国侵攻の総大将を秀吉に命じます。

勝家らは秀吉に対してひがみを露(あらわ)にします。


長浜に戻った一豊を癒してくれるのは、
やはり千代とよねの存在です。

父の悩みとは関係なく、よねはすくすく育っています。

中国攻めを明日に控え、
千代は大きな杯になみなみと酒を注ぎ
一豊はそれに口をつけます。


天正6(1578)年4月・播磨。

勇んで長浜を発ったものの、
秀吉にとって中国攻めは難しい戦いになりました。
三木城の別所長治が毛利方へ寝返ったためで、
戦の長期化が予想されます。

槍を振り回す一豊の元に六平太が現れ
ポツリと一言言います。

「織田家を、見限りませぬか」

──────────

天正5(1577)年10月10日
織田軍に攻められた松永久秀が信貴山城で爆死。

慶長5(1600)年11月、
山内一豊が土佐20万石を有する大名になるまで

あと23年1ヶ月──。


原作:司馬 遼太郎「功名が辻」
脚本:大石 静
音楽:小六 禮次郎
題字:だん きょうこ
語り:三宅 民夫 アナウンサー
──────────
[出演]
仲間 由紀恵 (千代)
上川 隆也 (山内一豊)

武田 鉄矢 (五藤吉兵衛)
和久井 映見 (濃)
筒井 道隆 (竹中半兵衛)
石倉 三郎 (前野将右衛門)
生瀬 勝久 (堀尾茂助)
三原 じゅん子 (いと)
──────────
大地 真央 (市)

香川 照之 (六平太)

斎藤 洋介 (黒田官兵衛)
品川 徹 (松永弾正久秀)
菅井 きん (なか)

勝野 洋 (柴田勝家)
名高 達男 (丹羽長秀)
苅谷 俊介 (林 通勝)
俵木 藤汰 (佐久間信盛)

坂東 三津五郎 (明智光秀)
──────────
浅野 ゆう子 (寧々)

柄本 明 (羽柴秀吉)

佐久間 良子 (法秀尼)

舘 ひろし (織田信長)
──────────
制作統括:大加 章雅
演出:久保田 充

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