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2011年7月24日 (日)

(28)秀忠に嫁げ

【アヴァン・タイトル】

──秀吉は、関白として甥の秀次を指名。

関白となった秀次を京の聚楽第に置き、
自らは隠居に向けて伏見に城を建て始める。

その矢先、秀吉に待望の世継ぎが生まれた。

伏見には太閤秀吉、京には関白秀次。
2つの権力が並び立つ。

新たに命の誕生が、嵐を呼ぶ──。


文禄3(1594)年 春・京の聚楽第──。

現在建設中の伏見城ですが、
その完成後は北政所(47)・京極龍子とともに
江(22)や完(3)も伏見へお引っ越しの予定です。

ただ、2歳で城を移って夭折した鶴松の前例があるため、
拾(2)は淀(26)と一緒に大坂に留まることになりました。

江は、秀吉の拾への溺愛ぶりを目の当たりにして
関白の座を豊臣秀次(27)から奪い去り、
拾に継がせることを画策しているのではないかと心配です。

秀吉に、信頼される人物であると評価をもらうためにも
ただでさえしっかりしなければならない重要な時に
秀次は、鷹狩りに興じて昼間から酒をあおっています。
「わしなど、おらねばよいと」と自暴自棄になっています。


秀吉は、淀と拾を伏見城へようやく呼び寄せます。

その祝儀として、文禄4(1595)年3月に
後陽成天皇から馬と剣を授けられますが、
それで納得する秀吉ではありません。

財力にものを言わせて、拾の従五位任官を迫ります。


徳川家康(54)が、三男・徳川秀忠(17)を伴って上洛。
聚楽第の秀次を訪ねて挨拶した家康と秀忠は、
そのまま江の屋敷にやって来ます。

家康はその直後に江戸へ戻りますが、
天下の形勢をじっくりと見極めるために
秀忠と本多正信(59)を伏見に残します。

数日後、秀次に呼び出された秀忠は
聚楽第を訪問します。

ただ、秀忠自身はその役回りについて充分理解しています。
つまり、徳川を引き寄せたいがために
秀次は秀忠をこちら側へ取り込みたい……。

そんな会話を江としているうちに、
完が江のところへ駆けてきます。

秀勝の忘れ形見と知って、感慨深く感じていた秀忠は
「父上ですかぁ?」と尋ねる完からの不意討ちに、
激しく動揺しています。


そして2ヶ月後、石田三成(36)は
数人の奉行衆とともに秀次屋敷へ乗り込みます。
秀次に謀反の疑いあり! ということです。

身に覚えのない秀次は
秀吉に対して誓詞を提出しようとしますが、
三成によって仕組まれた陰謀であるが故に
それが秀吉に届けられようはずもなく。

秀次は伏見城内に監禁されていました。

「わしはもう疲れた……」

あの世で秀勝に会ったら、江の話をするという秀次は
「あ! お完の話もな」と忘れずにいうところに
秀次らしい茶目っ気を感じるわけですが、

秀次の無覇気無気力は、江の必死の励ましでさえも
今さらどうにもなりませんでした。

その後、秀次は紀州高野山へ追放され出家、
後に切腹となりました。
秀次の正室、側室、そして子どもたち計39名も
会わせて処刑されます。

それから、秀次に追われる夢を見るようになった秀吉は
その恐ろしさから、秀次が住んでいた聚楽第を取り壊し
「いなかったこと」にしてしまいます。


その秀次の呪縛から解き放たれた安心からか、
秀吉は江に、3度目の嫁入りを勧めます。

その相手とは、こともあろうに
あの小生意気な徳川秀忠であります。

──────────

文禄4(1595)年7月15日、
豊臣秀次が紀州高野山の青巌寺で切腹、享年28。

慶長20(1615)年5月8日、
大阪夏の陣で敗れ、豊臣家が滅亡するまで

あと19年9ヶ月──。

(『春日局』では「(8)嫁ぐ」付近)


原作・脚本:田渕 久美子
脚本協力:田渕 高志
音楽:吉俣 良
題字:菊池 錦子
──────────
[出演]
上野 樹里 (江)
宮沢 りえ (淀)

向井 理 (徳川秀忠)
鈴木 保奈美 (市・語り)
──────────
萩原 聖人 (石田三成)
AKIRA (豊臣秀勝(回想))
北村 有起哉 (豊臣秀次)
鈴木 砂羽 (京極龍子)
──────────
岸谷 五朗 (豊臣秀吉)
草刈 正雄 (本多正信)
大竹 しのぶ (北政所)
北大路 欣也 (徳川家康)
──────────
制作統括:屋敷 陽太郎・櫻井 賢
ブロデューサー:大杉 太郎
演出:伊勢田 雅也


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』
第29回「最悪の夫」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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