バス停について本気出して考えてみた(25)
かねてよりネタにしておりました、N鉄のT神バスセンター。
これはバスセンターからバスに乗車した方だけは
お分かりだと思うのですが、
恐らくは待合室からは見えない角度の場所に、
のりばごとに信号機が設置されているのはご存知でしょうか。
その内容は、3段に分かれておりまして
上段にはのりば番号、中段に2灯式信号機(青・赤)、
下段に「エンジンカット」のメッセージがあるものです。
上段ののりば番号は、もう説明は不要でしょう。
ここが何番のりばかを表したものであります。
特に初めてバスセンターに
乗務で乗り入れたドライバーさんの場合は有用なようです。
自分が何番のりばに入線すべきか分かってさえいれば、
あの数字に向かって行けば、
のりばに正しく到着できるわけですからね。
2灯式信号機も そのほとんどの時間は青が灯っておりますが、
発車時刻間際で、乗車券カウンターに
その便にご乗車のお客さんがいらした場合に
アナウンス担当の方が信号機を赤にして
バスを一時的に停車させておくというもの。
ま、まれに赤信号に気づかずに発車してしまう
乗務員さんもいらっしゃいましたけど(^ ^;;)
赤信号にすると同時に専用インターホンで
乗務員さんにお知らせしていたので、
ほぼ、待っていてくれました。
そして赤信号に変えた場合は、
お客さんが乗車したことをモニターで確認した上で
青信号にもどします。
下段のメッセージボード(?)ですが、
「エンジンカット」となっています。
(最近は見れていませんが、現在もそうですか?)
この表示、何気なく見ていますと
特に何も感じないわけですが、
実はちょっとだけ歴史があったりします。
バスセンターオープン当初は表示内容が異なって、
「小荷物あり」か何かでした。
つまり、バスセンターから小荷物を積載する必要がある場合、
そのメッセージを点灯させて乗務員さんに知らせるわけです。
小荷物を積む必要がある場合にお知らせするということは、
乗務員さんが小荷物カウンターまで
荷物を取りに行かないといけない……のかな?
とはいえ、誤乗防止のための案内を考えると、
乗務員さんがのりば(持ち場)を離れて
バスセンター事務所まで荷物受け取りに行くことは、
ほぼ不可能です。
だからかどうかは分かりませんが、
その該当のバスが到着した時には、小荷物担当の係員さんが
荷物を持ってすでにのりばで待っているので、
改めて「小荷物あり」という表示をさせる必要がないわけです。
だから、中段の信号機に比べると活躍の場はほとんどなく。
いや、皆無だったかもしれません。
そこに目をつけたのはKassy……ではなく(笑)、
Kassyの後輩クンでありまして、
「エンジンカット」というメッセージにして
常時点灯させておいたらどうだろう? という提案を
ことあるごとに所長さんや主任さんにしておりました。
その提案が採用されたのか、
別に同じ提案をする御仁が他にも出てきたからかは分かりませんが、
最終的にはプレートが変えられて、現在に至ります。
ほとんどの方からは見過ごされる信号機でも、
ちょっとした歴史があるんですね!
今度、バスセンターからご乗車の機会があれば、
そんなことを思い出しながら見てみてください。
何かが変わって見えると思います( ^ ^)/
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コメント
3年前までは、行ってましたが、
最近は行きませんね、
確かに、そうなってました。
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うっちゃんさーん。
>確かに、そうなってました。
乗務員さんでも、
周囲の観察力に長けた方だと
お気づきかもしれませんね。
情報としては、小荷物よりも
(当時)全社で取り組んでいたエンジンカットを
表示させた方がいいのでしょうし、
あれだけ閉鎖された空間で、
エンジンをグルグル回されると
排気ガスも待合室内にどんどん流れてくるわけで、
それも防ぐ意味合いがあったのかもしれません。
投稿: ★うっちゃん | 2011年10月 4日 (火) 21:02
バスに乗るときには確かにわかりますね。
個人的には、1番乗り場(A間行き)がきづきやすいなと思います。
──────────
Sさーん。
>バスに乗るときには確かにわかりますね。
最前列か、左列窓側の列だとよく分かると思います。
>1番乗り場(A間行き)がきづきやすいな
そうですね!
2〜6のりばは、乗車口の真上にあって
乗車後に「あぁ」と気づく感じですが、
1のりばは、乗車口から前方に向かって数歩歩くので
気づきやすいかもしれませんね。
投稿: ★S | 2011年10月 7日 (金) 20:53