細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(32)
前回の続きです。
スタフ1面を見た時の
左列のダイヤ・右列のダイヤのそれぞれの上段の枠4行、
その最上段にある「系統の番号」のお話でした。
上3ケタが路線番号の下3ケタ((例)1234→234)
次の1ケタが往路か復路か((例)行き1、帰り2)、
下2ケタが系統番号……だと思うのですが、
その合わせて6ケタのうち、下3ケタを見てみます。
例えば、F岡市を走る[46]系統・T下線を例に考えてみると
現在使われている「系統の番号」は以下の通りのようです。
105:I尻六ツ角 ─[46]→H多ふ頭
205:I尻六ツ角 ←[46]─H多ふ頭
109:南F岡駅 ─[46]→H多ふ頭
209:南F岡駅 ←[46]─H多ふ頭
110:Z餉隈営業所─[46]→H多ふ頭
210:Z餉隈営業所←[46]─H多ふ頭
これらの番号は既成事実であるので、
実際に乗車して確認してみれば
お分かりいただける部分だと思います。
ここで着目したいのは、欠番となっている部分。
下2ケタが 05・09・10 は存在するので、
01〜04、06〜08の7つです。
この[46]系統のメインである「I尻六ツ角〜H多ふ頭」が
05番であることを考えれば、01〜04番は
それ近辺の区間便であることが言えそうですが、
どういった系統が入っていたのでしょう?
ここに、平成9(1997)年2月1日改正分の
[46]系統時刻表があります。
それを見ると、1日数本ではありますが
南ゆきではI尻六ツ角ゆき以外に
I尻一丁目ゆきがあります。
北ゆきではH多ふ頭ゆき以外に
H多駅ゆき・T神ゆき・Nの津4丁目ゆきがあり、
逆にH多駅発・Nの津4丁目発の系統もあるようです。
そう考えれば、これらの系統が欠番の部分に
入っていたと思うのが妥当ですが、
(「例えば」こんな感じ?) ←実際とは多分異なります
101:I尻一丁目 ─[46]→H多ふ頭
102:I尻一丁目 ─[46]→Nの津四丁目
103:I尻一丁目 ─[46]→T神北
104:I尻一丁目 ─[46]→H多駅シティ
105:I尻六ツ角 ─[46]→H多ふ頭
106:I尻六ツ角 ─[46]→Nの津四丁目
107:I尻六ツ角 ─[46]→T神北
108:I尻六ツ角 ─[46]→H多駅シティ
109:南F岡駅 ─[46]→H多ふ頭
110:Z餉隈営業所─[46]→H多ふ頭
201:I尻一丁目 ←[46]─H多ふ頭
202:I尻一丁目 ←[46]─Nの津四丁目
203:I尻一丁目 ←[46]─T神北
204:I尻一丁目 ←[46]─H多駅シティ
205:I尻六ツ角 ←[46]─H多ふ頭
206:I尻六ツ角 ←[46]─Nの津四丁目
207:I尻六ツ角 ←[46]─T神北
208:I尻六ツ角 ←[46]─H多駅シティ
209:南F岡駅 ←[46]─H多ふ頭
210:Z餉隈営業所←[46]─H多ふ頭
問題は、その担当営業所です。
この[46]系統は、担当営業所があちこちと変わって
現在のZ餉隈営業所担当に落ち着いているわけですが、
平成9年当時の担当は
高速営業所(現・N鉄高速バスF岡支社)でした。
そこで考えなければならないのは、
系統の番号6ケタの上3ケタ、「路線番号」であります。
この「路線番号」は、担当営業所移管後も
そのまま引き継がれるものなのか?
それとも新営業所が新たに設定できるものなのか?
それは、おそらく関係者の方でなければ
分からないと思いますので、追究のしようがないのですが、
そう考えていくと、この系統の番号こそが
路線の歴史の変遷を知る唯一の遺産であることが
言えるのかもしれません。
私が書くと、多少消化不良の感が否めませんが、
こんな「系統の番号」を長年にわたって
研究し尽くした御仁はいらっしゃいませんかね?(笑)
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コメント
実は、ここにいます(笑
語ると長いとあまり表に出したくないので、
こちらでは発言を控えさせていただきますm(_ _)m
──────────
さつきさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。
>実は、ここにいます(笑
やっぱりいらっしゃいましたか( ^艸^)
着眼点に似たものをお持ちのようで、
何だか親近感を覚えるのは私だけでしょうか(笑)。
ある路線だけに限定せず、
営業所全体、またはエリア全体で調査してみると
もっともっと気づくことってあるのかもしれませんね。
こればっかりは、調査方法は
営業所内の全スタフを入手するか
実乗してみるかに限られますからね。
なかなか大変そうです。
投稿: ★松原さつき | 2011年10月10日 (月) 15:29
昔は、N営業所が走っていたからでは?
N営業所行きなんてのが、あったのでは?
──────────
うっちゃんさーん。こんにちは!
今日も乗務お疲れさまでーす。
>N営業所行きなんてのが、あったのでは?
実はそこなんです。
平成5年中にF岡エリアのバス車両全車両に
バスカード関連機器の導入が完了しているのですが、
“早くとも”平成6年ごろまでは
N営業所ゆきが存在していたようですので、
時期的に重なることから、
本文中の「系統の番号」には
N営業所ゆきを含むと思うのですが、
次に担当した高速営業所、
さらに次に担当したZ営業所に
そのデータがそのまま移行されているのか、
新たに設定されているのかが分からないので、
>この「路線番号」は、担当営業所移管後も
>そのまま引き継がれるものなのか?
>それとも新営業所が新たに設定できるものなのか?
と書いたわけですね。
だから、本文中で予測した欠番部分のデータは
路線移管を受けた「高速営業所」が
新たに設定した前提で予測していますが、
N営業所からのデータを引き続き継いでいれば
内容はもっと変わると思います。
投稿: ★うっちゃん | 2011年10月11日 (火) 20:55
この路線変わるかもよ!
──────────
うっちゃんさーん。こんにちは!
今日も乗務お疲れさまでーす。
ま、路線というものはいろいろと変遷して
成長して(?)いくものでしょうから、
少しずつ、あるいはいきなり変貌を遂げるというのも
あるのかもしれませんね。
どう変わっていくのか、楽しみであります。
投稿: ★うっちゃん | 2011年10月13日 (木) 13:10