大河ドラマ江 ~姫たちの戦国~・(46)希望 [終] 〜数奇な運命を生き 妻として母として迎えた最後の試練! 大奥誕生秘話! 秀忠の秘密〜
今日は『江 〜姫たちの戦国〜』最終回!
なので、『その時歴史が動いた』風にお届けします(^ ^)
人間のドラマ。
それを人は歴史と呼びます。
決断の時、
決行の時、
人は何を考え、
どのようにして動いたか。
その歴史の決定的瞬間を取り上げます。
そしてみなさん、いよいよ「その時」がやってまいります。
最終回ともなれば、いろいろな登場人物が去って行くのは
大河ドラマならではと言えるかもしれません。
前回の徳川家康に続き、
今回は若き徳川を家臣としてリードしてくれた
本多正信(79)の最期であります。
徳川の安泰を考えるなら鬼になれ、と
正信は病床から徳川秀忠(38)に訴えます。
身内には特に厳しく、
裁く時は容赦があってはならないというわけです。
その上で、正信は秀忠に
江(44)にも正直に告白をと促します。
それが『江』最後のトラブルの火種になっています。
「御台様にはひとつ隠し事がおありのはず──」
原作・脚本:田渕 久美子
音楽:吉俣 良
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:下野 竜也
演奏:弦 一徹オーケストラ
題字:菊池 錦子
時代考証:小和田 哲男
風俗考証:二木 謙一
建築考証:平井 聖
衣裳考証:小泉 清子
脚本協力:田渕 高志
撮影協力:長野県諏訪市
資料提供:太田 浩司
所作指導:西川 箕乃助
殺陣武術指導:林 邦史朗
馬術指導:田中 光法
書道指導:望月 暁云
上方ことば指導:井上 裕季子
──────────
[出演]
上野 樹里 (江)
水川 あさみ (常高院)
向井 理 (徳川秀忠)
鈴木 保奈美 (市・語り)
宮地 雅子 (民部卿局)
和泉 ちぬ (ウメ)
鈴木 砂羽 (寿芳院)
平 岳大 (佐治一成)
忽那 汐里 (千)
中山 麻聖 (本多正純)
木咲 直人 (徳川家光)
今川 智将 (徳川忠長)
浪打 賢吾 (松平忠直)
澁谷 武尊 (池田幸隆)
水原 光太 (徳川竹千代)
松島 海斗 (徳川国松)
上白石 萌音 (和)
小林 海人 (保科幸松)
葛西 幸菜 (鷹司孝子)
菅井 玲 (侍女)
鈴木 穣
市村 直樹
森下 サトシ
田村 雅和
野村 英夫
藤村 俊之
舟田 走
赤沼 正一
──────────
[回想 (登場順)]
苅谷 俊介 (本多忠勝)
木村 彰吾 (徳川信康)
AKIRA (豊臣秀勝)
太 賀 (豊臣秀頼)
朝倉 あき (なつ)
斎藤 工 (京極高次)
小林 隆 (織田信包)
豊川 悦司 (織田信長)
岸谷 五朗 (豊臣秀吉)
宮沢 りえ (茶々)
時任 三郎 (浅井長政)
市村 正親 (明智光秀)
北大路 欣也 (徳川家康)
大地 康雄 (柴田勝家)
袴田 吉彦 (羽柴秀長)
柴 俊夫 (黒田官兵衛)
萩原 聖人 (石田三成)
北村 有起哉 (豊臣秀次)
石坂 浩二 (千 利休)
ミムラ (細川たま)
奈良岡 朋子 (大政所)
左 時枝 (須磨)
伊佐山 ひろ子 (サキ)
ワタナベエンターテインメント
MADEMOISELLE
グランパパプロダクション
テアトルアカデミー
劇団東俳
キャンパスシネマ
Meibi
BLUE ROSE
舞夢プロ
劇団ひまわり
ぱれっと
オフィス松田
ABP inc.
宝映テレビプロダクション
放映新社
クロキプロ
エンゼルプロダクション
──────────
加賀 まりこ (大姥局)
富田 靖子 (福)
草刈 正雄 (本多正信)
大竹 しのぶ (高台院)
──────────
制作統括:屋敷 陽太郎
:櫻井 賢
美術:丸山 純也
技術:宮路 信広
音響効果:加藤 直正
撮影:川村 尚孝
照明:寺田 博
音声:浜川 健治
映像技術:佐藤 渉
記録:津崎 昭子
編集:佐藤 秀城
美術進行:峯岸 伸行
演出:伊勢田 雅也
秀忠は、竹千代(13)と国松(11)
それに江や常高院(47)、福(38)らを集め
「みなに大事なる話がある」と切り出します。
すなわち、徳川の世継ぎの一件であります。
嫡男・竹千代とする、と秀忠はあっさり言いますが、
福も常高院も、眉毛ひとつ動かさず。
竹千代のみがパッと明るい表情になります。
江は福に、将軍にふさわしき男に育てるように注文をつけますが、
以前のような敵に挑む目ではなく、心から福を信頼した上での言葉です。
生母と乳母のいさかいも、どうやら雪解けのようです。
世継ぎの件はこれにて落着ではあるのですが、
徳川はさらなる問題を抱えております。
千姫のことです。
大坂城から救い出してからというもの、
千は少しも笑顔を見せず、鬱々とした日々を過ごしており、
生け花などをしても、どうも力が入りません。
妹の和(まさ)も、そんな姉がとても心配です。
「どうしたものか」と江は頭を悩ませます。
そんな折、常高院の義姉・寿芳院が訪ねてきます。
江は思い切って寿芳院に相談してみるのですが、
寿芳院が思いついた策は……嫁に出してやること。
夫でついた傷は、夫で癒すのが一番! と言うのですが、
それは、戦で夫を失った後、豊臣秀吉の側室になった
寿芳院自身が経験したことであり、
一度目離縁・二度目死別と、江自身経験したことでもあります。
三度目のいま、秀忠の元で幸せに暮らしていることもあって
一理ある、と納得できたのか、
千の嫁入りについて思い切って秀忠にも相談してみます。
秀忠は意外にも、嫁入りについてすでに考えていたことらしく、
伊勢桑名の本多忠刻ではどうかと提案するわけです。
祖父は徳川家老職の本多忠勝で、母は秀忠の長兄・信康の娘。
いわば家康の曾孫(ひまご)に当たります。
千の行く末を考えての結果ではありますが、
言うのが憚られたようで、今まで黙っていたとのこと。
「何でも話していただかないと」と江は笑いますが、
秀忠の脳裏を、正信のひとことがよぎります。
「御台様にはひとつ隠し事がおありのはず」
それを打ち消すように、千への説得を江に頼みますが
「あなた様が、なさりませ」
江はニッコリと微笑んで、切り返します。
千に対し、秀忠が重い口を開きます。
ただ千は、怨みに思っている父親には何も反応しません。
怨みに思うその気持ちも分かるだけに、
秀忠は声のトーンを落とし気味に説得にかかります。
父としては、子を生(な)して母となる幸せを味わってほしい──。
千の肩をポンポンと叩き、部屋を出て行きます。
さ! これからは江の出番です。
他家に嫁いで子を生すのは秀頼に対する裏切りだと考える千に
江は「私は3度嫁いだぞ」とニンマリ。
特に2番目の夫・豊臣秀勝とは
戦が元での死別なので、千と同じであります。
いや、正確には真逆?
確かに戦が元での死別では共通なのですが、
転戦中の異境の地で病没した秀勝との死別とは違って
千にとって不運なのは、夫を滅ぼしたのが父だということ。
であるからこそ話がこじれてしまっているわけです。
ただ、それをここで言ってしまうのは
ストーリー上 逆効果だと思われるので(笑)、
あえて伏せておきませう(^ ^)
とにかく、江は秀勝に対して後ろめたさを感じつつ
徳川の嫁になったわけですが、
それでよかったのだ、千たちを子に持てたし……
と言う母を、千はじっと見つめます。
前に進むことこそが、亡くなられた方々への供養だと言われ、
千はついに嫁入りを受け入れます。
千は、父と別れの杯を交わします。
父としては未だに許せませんが、
忠刻が、妻(母)をここまで幸せにした夫(父)のような
いい人であればいいなと涙をためています。
元和3(1617)年6月。
秀忠は数万の兵を率いて上洛、伏見城に入り
徳川の力をより強いものにするために諸大名の再編に着手。
池田新太郎幸隆という9歳の当主には
播磨姫路42万石から因幡鳥取32万石への転封、など。
諸大名の力を削ぎ落とすことこそ
徳川の力を磐石にできると考える秀忠は、
この後もさらに再編を断行し、
取り潰しや所領没収にされた大名は20以上に及んだそうです。
そんな中、江戸城ではひとつの嵐が舞っていました。
秀忠に隠し子がいることが発覚したわけです。
大姥局に仕えていた侍女と秀忠との間の子で、
保科家の幸松のことであります。
その情報をもたらした福も、それを聞いた常高院も
江には話さぬことで一致しますが、
時は既に遅かったらしく、江はそれを漏れ聞いてしまいます。
かつて、なつという女が秀忠の子をみごもり、出産したのは
男子誕生で浮かれまくりの大姥局の口から
直接聞いてはおりましたが (←第36回「男の覚悟」参照)、
今回発覚したのは、どうやらその子とは別の子らしいです。
最近は母親らしい穏やかな表情になっていた江も、
この時ばかりは伏し目がちに、冷たい鉄の顔になっていました。
なつとの一件が露見し、徳川家正室として男子出生に懸ける江に
「私は生涯、側室は持たぬ」と約束したはずなのですがねえ。
秀忠はもう、平謝りしかありません。
隠し子のひとりやふたり……などと、常高院は
今まで側室を持たずにきた秀忠の肩を持ちますが、
常高院の夫・京極高次もかつて側室に子を産ませ
それを知ると常高院はワァワァと大泣きだったことを指摘されると
さすがにグゥの音もでません(笑)。
「あの時は、私とてどれほどつらかったか……」と
回顧する常高院ですが、今の江がその時なのですよ(^ ^;;)
男の欲望によって、女はいつも我慢を強いられる! と
秀忠の肩を持ったはずの常高院は、たちまち江の味方に変身です。
所領巡検のため、江戸を出立することになった秀忠ですが、
竹千代・国松と和は、
父母の険悪ムードはそれとなく感じ取っているようです。
「あの……母上と何かあったのですか?」と
思い切った質問をぶつけてくる竹千代クンですが、
確実に狼狽する父の姿がそこにあります(^ ^;;)
江を訪ねてくる殿方がひとり。
佐治一成さま、と侍女が伝える名前を聞いて
久しぶりじゃ! と大喜びするかと思いきや
意外にも江の表情は暗いままです。
一成は、江との離縁後は織田信包に仕えて
とても辛い悶々とした日々を過ごしていましたが、
織田信長の側室の娘を嫁に迎え、嫡男もあげたとのことです。
一方の江は……例の如くです。
会いたくなったら信長にさえ会いに行き、
秀吉にも食って掛かった江。
離縁したかつての夫にも会ってくれた江。
だからこそ、その江の愚痴を聞いた一成は提案します。
「お心の命じるままに動かれてはいかがでしょう」
心の命じるまま、というのは
江にとっては“隠し子に会う”ことであります。
さすがの常高院もこれには驚き、必死で止めますが
江はさらりとかわします。
江が召し出した保科家の幸松は
極度の緊張からか手がブルブルと震えております。
秀忠が帰還しました。
しかし常高院に、江が幸松と会っていることを知り
慌てて対面所へ。
「今度は容赦せぬぞ!」「ご勘弁を……」
「許すもんか!」というふたりの声が聞こえてきて、
秀忠の表情が青くなりますが、
対面所のふたりは、お遊びに夢中です(笑)。
お初に御意を得まする! と挨拶を受けて
秀忠はへなへなと座り込みますが、
幸松の顔を見て、感慨深くもなります。
しばらく、竹千代と国松がいかにも弟であるかのように
いろいろと面倒を見てくれます。
……って、実際 弟(=異母弟)なんですけど(笑)。
幸松は、いわゆる将軍の落とし種であるがゆえに
その存在さえも明らかにされずに育てられたとか。
しかし幸松と竹千代・国松と仲良く遊んでいる様子を見て
幸松がなぜそう育たなかったかと考えると、
それは自分の器量の狭さ故にそうなったとしか思えません。
徳川の子という立場は同じなのに、です。
将軍家というこれほど大きな家になれば、
お家騒動の種をなくすためにも世継ぎは絶対に必要です。
場合によっては側室に子を産んでもらうかもしれません。
それでも、生まれた子は徳川の子に間違いないわけです。
そこで江は、
同じ身内が一堂に集える場所はできぬものかと考えます。
まつりごとのための表向き、そして自分たちが暮らす奥向き、
それをはっきりと境界を定め、
一家の暮らしをしっかりと守れる場所を持ちたいわけです。
江が音頭をとり、大奥制度を確立していくことになります。
そして幸松は、のちの保科正之で
竹千代あらため徳川家光を助け、江戸幕府を支える人物となります。
ちなみにプチ情報。
長期で続いた徳川幕府ですが、
お世継ぎを産んだ“正室”は、江ただひとりだけです。
あとは“側室”のみなさんなのですね。
それともうひとつ。
秀忠から別に依頼されたお仕事があったのです。
それは、娘・和を帝のお后(きさき)にという話であります。
本人にとっては非常に名誉な話でありながら、
内裏にお輿入れというのはちと畏れ多くて
常高院や福をはじめ、聞いたものは皆 一様に驚愕の表情です。
「そなたは、それでよいのか?」と江は和に問いかけてみます。
和は、よくは分かりませぬ ともっともな返答ですが、
父と徳川家のためになるのなら、とも考えています。
和の入内と大奥の仕組みづくり、竹千代の正室選びと
それからの江は文字通り奔走することになりました。
そして元和6(1620)年5月、和は
後水尾天皇のお后として江戸城から旅立ってゆきます。
9月。
竹千代と国松は揃って元服し、
名を徳川家光、徳川忠長とそれぞれ改めます。
そして秀忠は、将軍の座を家光に継がせるべく
かつての家康がそうであったように
将軍継承に関する土台作りに着手します。
そのひとつが、将軍家をないがしろにする行いを
断罪することでありまして、
その行為が目立っていた本多正純(正信嫡子)の領地を没収し
流罪を命じます。
さらに、娘・勝姫の夫たる松平忠直も……。
これにはさすがの江もかみつきますが、
秀忠としては自らの方針を曲げるつもりはありません。
家光は、秀忠が家康から受け継いだ二代将軍としての役割を全うすべく
心を鬼にして政策を打ってきているわけで、
もしも母に背を向けられたら父はひとりになる、と
父のために信じるように説得します。
家光が立派な物言いをするようになったことに
江は目を細めます。
屋敷内の渡りで庭を眺めていた秀忠ですが、
江は秀忠の隣に寄り添い、べったりとくっつきます。
もそっと離れよ、と言う秀忠に
「私の勝手です」と離れようとはしません。
元和9(1623)年7月。
秀忠は将軍の座を嫡男家光に譲り、第三代征夷大将軍が誕生します。
江は後水尾天皇の姑であるとともに、将軍の母でもあるわけです。
将軍就任を喜ぶ福に、江は
作ったばかりの大奥を取り仕切る大任を与えます。
福はその力を存分に発揮し、朝廷とも互角に渡り合い
後に「春日局」の名を賜ることになります。
ちなみに将軍であった秀忠は、
これまた家康のように大御所として家光のサポートに回り
あれこれと指示を出しています。
そして12月20日、前の関白であった鷹司信房の娘・孝子が
家光の正室として江戸城入りを果たします。
十五夜。
秀忠と江は縁でしっとりと酒を呑んでおります。
夫婦となって30年、いままでいろいろなことがありました。
火に包まれた江を秀忠が救出したこともありました。
大姥局の花嫁教育、福との確執など
経験しなくてもいいような辛いこともありました。
そして今、泰平の世を手に入れることができたわけですが、
泰平の世を望むなら、まずは己の心に和がなければならぬと
江はつくづくそう感じています。
江は年甲斐もなく、秀忠とともに遠駆けに出かけます。
「己を信じ、己の思うまま存分に生きよ」と
伯父・織田信長に言われました。
しかし戦乱の世にあっては、そう生きるのはとても難しく
運を天に任せて生きてきた部分も多いわけです。
しかし、泰平の世が訪れたのは
血と汗と涙を流してきた多くの人々の賜物でもありますが、
それよりも秀忠の力あってこそであります。
己の思うまま、存分に生きる。
天下泰平だからこそ出来得ることです。
そんな生き方を、江はこれから楽しんでいくつもりです。
遠駆けを続ける江の背中に、秀忠は言葉をかけます。
「そなたは、私の希望だ」
乱世に生まれ、決して平坦ではない生涯を生きた江。
さまざまな出会いを繰り返し、
女として、妻として、母として精一杯生き抜いた江。
母上は仰せでした。女子が日日生きることは戦であると。
でも私には“戦”ではなく、“喜び”そのものにございます──。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
寛永3(1626)年、江はその生涯を閉じました。
増上寺で行われた彼女の葬儀は、
当時の女性としてはかつてない
大規模なものであったといいます。
6年後、夫・秀忠も亡くなります。
境内にはそれぞれの壮大な霊廟が作られました。
鎌倉の建長寺には、
増上寺から移築された江の霊廟の一部が残されており、
将軍御台所の威光を今に伝えています。
しかし増上寺の霊廟は空襲で焼失。
現在、江と秀忠は
同じ墓に寄り添うように埋葬されています。
江の死から7年後、江戸で亡くなった初。
その遺言により、
夫・京極高次との思い出の地、若狭に葬られました。
京都にある浅井家の菩提寺・養源院。
淀によって創建され、後に江が再興しました。
この寺には、江が大切にしていたと伝わる弁財天があります。
浅井長政から市、淀、そして江へと託されたといわれています。
琵琶湖のほとりに生まれ、
戦国の真っ只中を生き抜いた茶々・初・江。
三姉妹の揺るぎない絆が、切なる平和への願いとなって
泰平の世へと時代を突き動かしたのかもしれません。
(『春日局』では「(33)離別 再婚」〜「(37)先立つ妻に」付近)
── 完 ──
◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆
NHK大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』
総集編・前編
デジタル総合:12月29日(木) 午前7時20分〜9時10分
総集編・後編
デジタル総合:12月30日(金) 午前7時20分〜9時10分
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