バス停について本気出して考えてみた(26)
写真に写る「Tの浦団地入口」バス停ですが、
ここから出発する下り(郊外向き)便は
バス停銘板の行先欄をご覧いただけばお分かりの通り
「Tの浦営業所ゆき」1種類しかありません。
系統番号は(20)(21)(23)と3種類あるものの、
このバス停よりも手前(始発地側)での経路の違いであり、
ここから先は同一の経路を辿ります。
え? 回送バスがあるって??
なるほど。確かに回送バスも走っています。
お客さんを乗せた営業中のバスは
写真に写る交差点を直進するのですが、
お客さんが乗っていない回送バスは
営業所までショートカットするので、
写真に写る交差点を左折するわけです。
でも……営業中のバスも回送バスも、
どちらも「営業所ゆき」だもんなぁ(←イヂワル?)。
正しく表示するならば、“行先確認”というよりも
“種別確認”とか“経路確認”といったところに
なるでしょうか。
ま、これはそもそもバス乗務員さん向けの
注意喚起のメッセージであり、
私ら一般にとっては全く意味をなさないものであります。
それを充分分かった上でお話ししておりますので
ひねくれはご容赦のほどを(笑)。
こうも考えられます。
経路の分岐点において
複数の標柱が設けられている停留所の場合、
その一つ手前にあるバス停で注意喚起しておく。
この付近で言えば、2つ先の
「Tの浦県営住宅前」がそれに該当するでしょうか。
ただ、「Tの浦県営住宅前」下り便の到着バス停は
実は1ヶ所(集約型)でありまして、どの方向から来ても
集約された1つのバス停にしか停車しませんし、
そもそもこの「Tの浦団地入口」は
「Tの浦県営住宅前」の直前バス停ではないので、
それこそこの注意喚起は意味をなさないものになってしまう。
逆の場合(上り便)の場合であれば分かります。
「Tの浦県営住宅前」上りバス停は、
バスの経路によって設置場所が
2ヶ所(過去には3ヶ所の時期も)に分散しておりまして、
その一つ手前の停留所「Tの浦二丁目」バス停において
“行先確認してくださいよ!”→停車停留所が違いますよ、という
注意喚起になるわけです。
話を元に戻しますと、営業バスと回送バスを区別して
注意喚起する珍しい例なのだと思って、
その営業バスルートと回送バスルートが合流する地点
(「Tの浦三丁目」バス停)での表示を見てみますと、
乗降取扱中の、外方向へのマイク放送禁止を表す
「外マイク」の表示があるのみでした。
そうして考えますと、最初の表示が
一層ナゾに包まれてしまうわけですな。
百貨店などでの店頭で、お客さんのいる手前
「トイレに行きます!」なんて言えないから、
何かしら別のメッセージで仲間内だけが分かるように伝えたり。
こういった、そのおしごとに携わる方向けの暗号(?)を
いろいろ解読していくと、時に面白いものに出逢いますよね。
ちなみにKassyが以前勤めていた とある会社では、
タバコ休憩に行くことを「会議に行ってくる」って
言ってましたっけ(笑)。
たった5分程度で終わる会議っていったい……(笑)。
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