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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2012年1月 8日 (日)

[新] (01)ふたりの父

2012年の大河ドラマ『平 清盛』、いよいよ始まりました!

今年も昨年までに引き続き、視聴録と申しましょうか
見たまま聞いたままをKassy流に綴って参ります。
いつものように拙文になろうかとは存じますが、
どうかどうかご愛読くださいますよう。m(_ _)m

ちなみに、昨年の大河『江 〜姫たちの戦国〜』で試しました
“アヴァンタイトルのナレーションを書き起こす”
“登場人物に年齢を付す”という2点に関しましては、
今年から元に戻して、しないことに致しました(笑)。

これはこれでけっこう神経を使うんですわ(^ ^;;)


とりあえず「アヴァン・タイトル」を見る限りでは
描かれていた世界は全くの異文化と言いますか、
今まで見た平安期のドラマとは一線を画したような
画面作りが目立っていて、
いち視聴者として、ちと引き込まれる感じがいたしました。

これは大河ドラマとして期待できる……??

でも、当時としてはたとえそうだったにせよ
女性陣の“眉毛なし”は相当インパクトがありすぎまして、
これに慣れるには相当時間がかかりそうですけど(^ ^;;)


エイ! ヤー! エイ! ヤー! とかけ声を上げながら
ふんどし姿の男たちが何本にも渡る綱を引きながら
結びつけた柱を立てようと必死です。

1185年・鎌倉──。

父・源 義朝の菩提を弔うための“立柱儀式”ですが、
柱を見上げる源 頼朝の表情は、なかなか感慨深そうです。
頼朝がその知らせを聞いたのは、そんな儀式の最中だったわけです。

──その知らせ?

3月24日、長門国壇ノ浦にて
源 義経率いる源氏勢に敗れた平家方が次々と海中に身を投じ
ついに滅亡に至ったとの知らせであります。

「清盛め! 己の愚かさを悔いておるに違いないわ!」
知らせを受けたとき、その場に居合わせた家臣たちは
平 清盛ら平家方の罵倒を口々に走らせますが、
頼朝はたまらず「やめい!」と叫びます。

頼朝にとっては、清盛は特別な存在であるわけです。
「平 清盛なくして……武士の世は来なかった」

自ら平氏を滅亡に追いやっておきながら、
自分でも何を言っているのだとツッコミを入れますが(笑)、
でも頼朝は知っています。

海に生き、海に栄え、海に沈んだ、平家という巨大な一門。
その平家一門を築き上げた男・平 清盛こそが
誰よりもたくましく、
乱世を生き抜いたまことの武士であったことを──。


作:藤本 有紀


音楽:吉松 隆


テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
     指揮:井上 道義
     ピアノ演奏:舘野 泉
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
題字:金澤 翔子

時代考証:高橋 昌明
    :本郷 和人
風俗考証:二木 謙一
儀式儀礼考証:佐多 芳彦
建築考証:平井 聖
衣裳考証:小泉 清子

撮影協力:広島県呉市
    :兵庫県神河町
    :岩手県奥州市
    :滋賀県
    :滋賀県甲賀市
    :和歌山県串本町
    :兵庫県上松町

殺陣武術指導:林 邦史朗
所作指導:花柳 寿楽
人物デザイン監修:柘植 伊佐夫
芸能指導:友吉 鶴心
馬術指導:田中 光法
    :川村 英之

助産指導:三宅 はつえ
タイトル舞踊:津田 真由美
    弓術指導:小笠原 清忠
    CG:西郡 勲
CG制作:東映アニメーション
挿入曲「タルカス」
   作曲:キース・エマーソン
      :グレック・レイク
   編曲:吉松 隆

──────────

松山 ケンイチ (平 清盛)


吹石 一恵 (舞子)


三上 博史 (鳥羽天皇)


豊原 功補 (平 忠正)


金田 明夫 (鎌田通清)


佐戸井 けん太 (平 盛康)
堀部 圭亮 (藤原忠通)

河原崎 建三 (滝次)
隆 大介 (朧月)

前田 旺志郎 (平太)
駒塚 由衣 (須磨)

前田 航基 (兎丸)
藤本 哉汰 (平次)
小林 廉 (鱸丸)
小山 颯 (顕仁親王)

──────────

松田 聖子 (祇園女御)


檀 れい (璋子)


りょう (堀河局)


国広 富之 (藤原長実)


岡田 将生 (源 頼朝・語り)


杏 (政子)


杉山 紫乃
村上 かず
黒澤 佐知子
小山 典子
岡田 雄樹

播田 美保
茂手木 桜子
軍司 眞人
保科 光志
石井 蒼月

法福 法彦
遠藤 たつお
中野 剛
竹本 純平
白石 タダシ
庄司 龍成

五條 詠佳
若柳 美香康
藤間 紫乃弥
花柳 寿美衡
若柳 三十郎
藤間 貴盛
─────
若駒スタント部
トップアクトプロモーション

劇団東俳
劇団ひまわり
テアトルアカデミー
エンゼルプロ
キャンパスシネマ
舞夢プロ
エレメンツ

──────────

伊東 四朗 (白河法皇)


小日向 文世 (源 為義)


和久井 映見 (宗子)


國村 隼 (藤原忠実)


中村 梅雀 (平 家貞)


中村 敦夫 (平 正盛)


中井 貴一 (平 忠盛)

──────────

制作統括:磯 智明
    :落合 将

プロデューサー:櫻井 壮一
美術:山口 類児
技術:小笠原 洋一
音響効果:島津 楽貴
記録:野田 茂子
編集:大庭 弘之

撮影:清水 昇一郎
照明:佐野 清隆
音声:鈴木 恒次
映像技術:国友 秀光
美術進行:小林 大介
VFX:兼沢 将人

演出:柴田 岳志


タイトルバックですが、
一部アニメーションチックに描かれていたのは新鮮でした。

これまでも『八代将軍吉宗』から始まるCGアニメーションも
数本は存在するわけですが、
当時の絵画をCGで動かしてみたり、という
遊びの部分でのアニメーションではなく、
実写からアニメーションへの自然な移行は
大河の中では初の試みかもしれません。

“ないならない”でも構わないのに、
それを敢えて表現するところに
制作スタッフのメッセージが込められていそうで、
ちょっとワクワクしてしまいます。

あと、タイトルバックのテロップは
フォントが明朝体ではありました。
明朝体を採用したのは『利家とまつ』以来10年ぶり、
極太明朝体ではなく普通の明朝体に限れば
『翔ぶが如く』以来22年ぶりとなります。

単なる明朝体ではなく、新聞紙面などで使われるような
“ちょっとクセのある(?)明朝体”と言いましょうか、
そういうフォントを採用しているようです。

今回の大河ドラマ『平 清盛』ですが、
“遊びをせんとや生まれけむ”という言葉が
物語のテーマ、キーワードになっています。

遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子どもの声きけば
我が身さへこそ動(ゆる)がるれ──

これは平安期・後白河院のころに流行った今様(流行歌)で、
後白河院は今様歌謡集『梁塵秘抄』を編纂するほど熱中したようです。
番組のテーマは、その一部分であるわけですな。

テーマ音楽のラストにかすかに聞こえる女の子の歌声は
まさにこの“遊びをせんとや生まれけむ”の部分を
歌っているのです。

だからタイトルバックも、夢中で遊ぶ子どもの様子が描かれていたり
双六遊びをしたりするわけですが、
まさかあれほどまでにサイコロ(双六)が出てくるとは(←3回登場(笑))。


さて、本編外で熱く語るのはこれくらいにしておきましょう(笑)。


元永元(1118)年・京──。

深い草むらをさまようひとりの女がおります。
それを追うのは源氏の棟梁・源 為義。
為義は「院から仰せつかったお役目ぞ!」と叫び
探索の手を緩めません。

一方、平氏の棟梁・平 正盛や その嫡男・平忠盛も
院に命じられて盗賊の追討に勤しんでおります。

源氏と平氏──彼らのような武士を
当時は“朝廷の番犬”“王家の犬”と呼び、
汚れ仕事を一手に引き受けるような役目の一族でした。

平 忠盛は、盗賊の主・朧月(おぼろづき)と斬り結び
ついに討ち取ることに成功、意気揚々と京の町を凱旋します。
しかし、武士にとっては勲章たるその血まみれの姿を
関白・藤原忠実は汚らわしそうに見るばかりです。

悔しい気分の忠盛は、賀茂川で
血で汚れた身体を洗っていますが、
そこへやってきた、もがき苦しむ女乞食を助けます。

その女こそ、為義が追っていた女・舞子であります。

そもそも舞子が追われるに至った事情は、
白河法皇の養女で鳥羽天皇のお后・璋子が
病を得て臥すようになったからで、

これはもしや何か取りついているからか? と疑った法皇は
陰陽師に祈祷させますと、白拍子上がりの女が宿した
白河法皇の子が原因というお告げが出てきたわけです。

法皇は腹の子を流すように命じるのですが、舞子は逃げ出し
為義に探索を命じた……とまぁこういうわけです。

舞子は赤子を産み落としました。

赤子を武士の手から守るときの舞子の目が
悲愴感も出しつつ緊迫感もあって非常に良かったです(^ ^)

大まかな事情を察した忠盛は、舞子と子どもを自邸で匿いたいと
父の正盛に談判しますが、父はあくまで反対です。
反対であれば、親子の縁を切ってまでもと
忠盛は一歩も譲りません。

舞子は、忠盛がかくまう理由が分かりません。
舞子と子を白河法皇に差し出せば、恩賞たんまりであります。
しかし、それは忠盛の武士としての誉れが許さないのでしょう。


一方、その舞子探索に当たっている為義は
未だに見つけられずにいます。
そりゃそうです、忠盛がかくまっているのですから(笑)。

命を下した白河法皇は為義をひどく叱責。
為義でダメなら平氏にその役目を負わせるまでなのですが、
祖父・八幡太郎義家の名にかけて、と見つけ出すことを約束します。

しかし法皇は「待てぬ」と一蹴。
為義の表情から色が消え、無念の平伏をするばかりです。

そこへ登場したのは祗園女御。
同じ白拍子出身で故郷も同じ、
白河法皇の寵愛厚いということまで舞子と同じでして
舞子に同情する立場から、法皇に理詰めで意見します。

法皇は、璋子かわいさに
あくまでも遊び女に孕ませたひとりやふたり、と
聞く耳を持とうとしません。

鳥羽天皇は、病に伏せる璋子をせめてもの慰めにと
白河法皇の元に里帰りさせることにします。


己が斬った朧月の子どもが、涙ながらに親探しをしている姿を見て
忠盛は自分の仕事に疑問を感じ始めています。

♪遊びをせんとや生まれけむ
 戯れせんとや生まれけん
血で汚れた忠盛の着物を、舞子は今様を歌いながら洗います。

生きることは子どもの遊びのように楽しいことばかりではない、
忠盛はそう言いますが、舞子には舞子の考えがあるようです。
「苦しいことばかりでもありませぬ」

出逢ったばかりの頃は、お互いに己の仕事に誇りを持ち
それが故に反目し合っていた二人ではありましたが、
鹿の角を魔除けとして手渡したりと
武士でありながらも舞子母子に対して優しく接する忠盛に
舞子は心を開きはじめ、本当の夫婦のようになっています。

その舞子を探索中の為義は、舞子の歌う今様を聞いて
探している女が白拍子であったことを思い出し、
舞子を捕らえて法皇の元に連れ帰ります。

魔除けとして渡した鹿の角だけが、残されていました。


母子は捕われはしましたが、赤子の命うんぬんの前に
璋子の病が平癒したそうです。
それを伝えに来た祗園女御は、病気は平癒したのだし
赤子の命を奪っても意味がないのだからと命乞い。

そこへ駆けつけたのは、舞子の後を追って来た忠盛です。

法皇は、陰陽師の祈祷に従って赤子の命を奪うように
命令した自分がこのまま引き下がっては
民の笑い者になってしまうかもしれないと考え、
赤子を殺さない代わりに、舞子の命を奪うように命じます。

この法皇の命令を聞かないとなると、
不忠者忠盛はたちまち弓矢の標的となってしまいます。
その命を受けた忠盛の一言に、周囲はとても驚きます。
「舞子を……わが妻としとうございます」

「よい名をつけてくださりませ。この子にふさわしい名を」と
抱いていた赤子を忠盛に差し出した舞子は言い残し
刀をちらつかせて法皇に立ち向かっていきます。

たちまち無数の弓矢に射抜かれる舞子は音を立てて倒れます。
まるで武蔵坊弁慶のように。
……って、弁慶の方が時代は後でしたな(^ ^;)

舞子を強く抱きしめて、名を何度も何度も呼ぶ忠盛でしたが、
舞子はついに戻ってきませんでした。

忠盛は、自分の子として“平氏の太郎”、
「平太」と名付けます。


数年が過ぎ──、
正盛が亡くなって、忠盛が平氏の棟梁となっていました。

そんな忠盛の元ですくすくと元気よく育った平太は
父と一緒に漁船に乗り込み、初めての海に繰り出します。
揺れる漁船の中で何度も尻餅をつく平太に忠盛は大笑い。
とても仲の良い父子です。

その時、目の前で中国からの船が海賊に襲われます。
忠盛はすぐに海に飛び込み、船に向かってゆきます。

船にたどり着いた忠盛は、船から船へ身軽に乗り移りながら
みるみる海賊たちを蹴散らしていきます。
まるで源義経のように。
……って、義経の方が時代は後でしたな(^ ^;;)

平太は、そんな強い父が大好きです。

舞子亡き後、忠盛は宗子を娶っております。
平太にとっては義母ということになりますが、
考えてみれば忠盛とも血がつながっていないので
忠盛も義父ということになります。

そして平太の命を助けてくれた祗園女御も
平太の世話を焼いてくれておりまして、
平太にとってはふたりの母がいるような感覚です。

祗園女御は平太と双六の勝負をしています。
6-6を出せばあがり、というときに
そのまんま6-6を出して勝負強さを見せつける平太ですが、
舞子も双六が強かった、とは祗園女御の弁です。


舞子を亡くしたころの帝は鳥羽天皇でしたが、
2年前(保安4(1123)年)、法皇に迫られて
顕仁親王に帝の位を譲るわけです。

さらに、鳥羽天皇は
譲位以上に屈辱的な苦しみを味わっております。

法皇が、あろうことか天皇の中宮で
法皇自身の養女・璋子と密通を重ねていまして、
譲位した顕仁親王は、その不義の子というわけです。

血のつながらない養女(璋子は藤原家出身)とはいえ、
孫の奥さんに手を出すじいちゃんというのも……(^ ^;;)

それだけ世は乱れきっている証と言えそうですが、
白河法皇による院政が子(堀河帝)・孫(鳥羽帝)・曾孫(崇徳帝)の
3代、43年間に渡って行われたということは、
その長期間、世は乱れまくっていたわけです。

後々台頭してくる清盛ら武士たちが、そんな世の中を改めて
新しい時代を切り開こうと行動したこともうかがえます。
それが物語上の伏線になっていると思われるので、
お忘れなきようm(_ _;;)m

ともかく、半ば狂乱する天皇の姿が痛々しいです。


平太と平次、兄弟で遊んでいたとき
平次が木から落ちてケガをしてしまいます。
その場に居合わせた宗子はとっさに平太を平手打ちしますが
平太は何が何だか分からず、言葉を失います。

放心状態のまま市場の中を歩く平太は、
ひとりの少年を捕らえます。

その少年は、平太が忠盛の子と知って
途端に憎しみの表情に変わり、突き飛ばします。
忠盛が討った朧月の子だったわけです。

さらに少年は、平太が忠盛の子ではなく
法皇の落とし胤であることを吹き込みます。

その言葉が信じられない平太は
屋敷に戻ってきた忠盛に事の真相を問いつめますが、
父の言葉も、「さっきはすまなんだ」と詫びる母の言葉も
もう何もかも信じられません。

雨の中を飛び出してゆきます。


「お前と血を分けた父は……法皇様だ」
平太を見つけた忠盛は、真実を伝えます。
しかし、法皇の落とし胤であっても
平氏の子として生きねばならない覚悟を平太に求めます。

死にたくなければ、強くなれ!
父は、剣を突き立てて去っていきます。

平太は剣を抜こうと挑戦しますが、なかなか抜けません。
力を振り絞って、ようやく剣を抜いた時から
清盛としての戦いが始まったのかもしれません。

──────────

『坂の上の雲』に引き続き、
この『平 清盛』でも、『その時歴史が動いた』風に
カウントダウンしていきましょうか(^ ^)

今回は、平氏の天下を揺るがす事件として
伊豆で流人生活を送っていた源 頼朝が挙兵して平氏に反旗を翻す
治承4(1180)年8月17日に「その時」を設定します。


保安4(1123)年2月19日、
鳥羽天皇が譲位し崇徳天皇が即位。

治承4(1180)年8月17日、
源 頼朝が挙兵して平氏に反旗を翻すまで


あと57年6ヶ月──。


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『平 清盛』
第2回「無頼の高平太」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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