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2012年1月22日 (日)

(03)源平の御曹司

(1132)年・京──。

平清盛の弟・平次が元服し、名を「家盛」と改めます。
名をもらって、じわじわと嬉しさがこみ上げてきました。

その元服の儀式の席には、清盛の姿はありません。
家盛は、確かに嬉しいのですが
その晴れ舞台を兄に見せたかったとこぼします。

“息災也 清盛”とでかでかと書かれた紙切れを
約束通り月に1度は送り届けているようですが、
清盛がどこで何をしているのか、全くもって分かりません。


港で、無数の船から降ろされる米。
それをせっせと運ぶ男たち。
それらを狙う海賊。

突然の襲撃に、驚き逃げ惑う男たち。
それをよそに荷物を奪っていく海賊たちですが、
清盛は、その海賊たちの中に混じっている
……わけではありません(^ ^;;)

清盛は、その海賊たちを襲う賊(?)なわけです。

弱いもンいじめ、してんじゃねぇよ! という清盛の言葉を合図に
仲間たちが海賊たちに次々に襲いかかります。
先ほどまで力にものを言わせていた海賊たちですが、
清盛らの襲撃に全く歯が立ちません。

海賊たちの退散後、米を奪い返した清盛は
その所有者に少しだけ(礼としての)分け前をもらい
それを貧しい村人たちに分け与えていたのです。

しかし海賊たちも黙って引き下がるわけではありません。
夜、再び襲撃するわけです。
清盛は、これまた再び海賊に立ち向かって行きます。


平 忠盛の館では
家盛に対する忠盛の舞の稽古がつけられていますが、
そんな時、賊を捕らえたという知らせを受けて
忠盛は検非違使庁に向かいます。

捕らえられた賊の中に
「俺は賊などではない!」と叫ぶ清盛の姿があります。

一通り清盛の言い分を聞いた忠盛は、
鱸丸ら仲間を人質に清盛を京に留まらせます。


腹煮えくり返る清盛を待ち伏せしていたのは
源 為義の嫡男・源 義朝。
そう、八幡太郎 源 義家の曾孫(そうそん/ひまご)で
源 頼朝のお父さんにあたります。

義朝は清盛を相当探しまわったらしく、
ようやく姿を表した清盛に満足げ。
競べ馬で勝負を挑んできたわけです。

名乗らずにいきなり「俺と勝負せい!」と言われて
清盛は相当気味悪がり、とりあえず逃げることにします。


このごろは、鳥羽上皇の世でありました。
血のつながらない崇徳天皇(白河法皇の子)は
鳥羽上皇に疎まれて政治に一切関わらせてもらえず、
鬱々とした日日を送っております。

そして白河法皇の時代に蟄居させられていた藤原忠実は
上皇によって政治復帰がかなっております。

源氏の棟梁・源 為義は、嫡男の義朝を
北面の武士のメンバーに加えてくれるよう
鳥羽院に願い出ますが、院は会おうとしません。

代わりに対応した藤原家保は、
とりあえず「伝えておく」と言っておきます。

一方、鳥羽院のお召しで参上した忠盛は
自分への忠義の度合いを図るために、清盛に
北面の武士に任じてみることにします。

ただ、清盛がそんなことに応じるわけもなく。
忠盛は渋柿を食らうような表情で
清盛を見ているばかりです。


待賢門院 璋子は、上皇が帝に辛く当たるのを見ていられず
愛しいとは思われませぬか? とやんわりと言上しますが、
上皇は、目をむき出しにして激怒します。
「前の院の子である帝を吾が子のように慈しめと申すか!?」

しかし、そこで璋子が狼狽(うろた)えると思ったら大間違いでして、
「それでも、上皇様のお爺さまの子ではございませぬか」と
ニッコリ微笑みます。

その微笑に、Kassyは少なからず背筋の氷る思いをしたわけですが、
もしかしたらそれは、上皇も同様であったかもしれません。

璋子は、少しでも帝に対して愛情を持てるように
上皇から見て大叔父にあたる帝を
“叔父子”と思ってみれば? と提案。

上皇は、席を立ってしまいます。


上皇との対面を取付けた為義は、義朝を伴って御所に赴きますが
お出かけした上皇に会うこと叶わず、ドタキャンを食らいます。
しかも、義朝を北面の武士に取り立てるつもりはない様子で
(というか、藤原家保・家成らが伝えていないだけ?(笑))、
為義にとっては二重のショックであります。

さらにもう一重のショックであることは、
義朝は取り立てられなかったのに、同じ年頃の清盛を
北面の武士に望んでいるということであります。

唇を噛んで、地面をジッと見つめています。


清盛を京に留まらせるために、
検非違使庁の牢屋に人質として身柄を拘束されていた
国松、時松、蝉松の3人を、清盛は助け出します。

初めて見る京の町に彼らは大興奮ですが、
彼らが西海に戻るのはいいとして
清盛が京を離れるのはよろしくないと鱸丸は思っています。

しかし清盛は、あくまでも北面の武士にはならず
西海を目指して再び脱走するつもりです。

そこへ突然姿を表したのは、北面の武士のことで
清盛に相当な嫉妬心を抱く義朝です。

どうやら鱸丸との会話を聞いていたらしく、
いきなり胸ぐらを掴んで問いつめます。
「“北面の武士にはならぬ”とはどういうことだ!?」

清盛は、北面の武士になって朝廷に取り入る生き方よりも
一人の力で生きてみせると胸を張って答えるのですが、
義朝にしてみれば
それがそもそも“甘え”だったりするわけです。

貴様には関わるだけ無駄だ、と
義朝は清盛を突き飛ばし、ひとり歩いていきます。

その間に検非違使たちが3人を発見、
懸命に抵抗するも、たちまち捕らえられてしまいます。


忠盛屋敷に戻った清盛は
今回の脱走事件の責めを一人で負うと申し出ますが、
忠盛は鼻で笑います。

清盛が海賊を退治して民を守っているつもりだったのが、
海賊を退治したことで海賊たちの怨みを買い
その怨みが再び村を襲うことにつながっていたわけで、
結局は民を守ったことにはなっていないのです。

清盛が良かれと思ってやっていたことは、
つまりは海賊と同じことなのであります。

でも、忠盛も第一回放送で海賊たちを懲らしめていたような?(笑)

もし、清盛が言うように一人責めを負うというのなら、
今回の事件とは全く関わりのないように振る舞うことこそが
忠盛が考える“責めを負う”ことになります。

忠盛の弟・忠正は、これをチャンスに
清盛に平氏と縁を切るように迫りますが、
それは忠盛が絶対に許しません。
清盛は、平氏にとってなくてはならぬ男だからです。

正妻で、かつ男子を産んでいながら
どこの誰とも分からぬ白拍子の子を嫡男として育てさせられる、
不要な忍耐を強いられる宗子のことが不憫でならない忠正は
力一杯忠盛に歯向かいますが、頑として自身を曲げません。

それでも、自分の子として認識する宗子に
清盛自身を廃嫡しようとしない忠盛、
その他平氏の家臣団たちが総出で清盛を守って来たわけで、
その事実を身をもって知ったとき、
清盛の目から涙があふれてきました。


清盛は義朝と競べ馬をすることにします。

いち、に……さん!
全力で駆ける2騎。
ほぼ互角の争いです。

しかし途中で清盛が落馬。
負けてしまいます。

赤子のように守られているとも知らずに
思い上がって一人で生きているつもりになって……。
清盛は自分に対して腹立たしく、悔しく感じています。

義朝は、清盛が言った
“武士は王家の犬”という言葉を真っ向から否定し、
こう言い直します。
「武士が王家を守ってやっておる」のだと。

武士がいなければ王家なぞ何もできない。
そのことをいずれ分からせてやるつもりです。
その第一歩として北面の武士を望んだわけですが、
それが叶わず……。

ただ、弱い清盛を抱えた平氏よりも
本当に強い武士は源氏であって、
それが分かっただけでも義朝はとても気分がいいです。


そして清盛は、そんな義朝に影響を受けて
北面の武士となりました。


作:藤本 有紀
音楽:吉松 隆
題字:金澤 翔子
──────────
松山 ケンイチ (平 清盛)
玉木 宏 (源 義朝)
藤木 直人 (佐藤義清)
三上 博史 (鳥羽上皇)
豊原 功補 (平 忠正)
金田 明夫 (鎌田通清)
──────────
檀 れい (待賢門院 璋子)
りょう (堀河局)
岡田 将生 (源 頼朝・語り)
杏 (政子)
伊東 四朗 (白河法皇(回想))
──────────
小日向 文世 (源 為義)
和久井 映見 (宗子)
上川 隆也 (鱸丸)
國村 隼 (藤原忠実)
中村 梅雀 (平 家貞)
中井 貴一 (平 忠盛)
──────────
制作統括:磯 智明
    :落合 将
プロデューサー:櫻井 壮一
演出:渡辺 一貴


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『平 清盛』
第4回「殿上の闇討ち」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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