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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2012年1月14日 (土)

プレイバック源 義経・総集編第一部

このプレイバックシリーズでは
大河ドラマ『新・平家物語』(昭和47年放送)分に引き続き
さらに6年遡った大河作品『源 義経』(昭和41年放送)を
2回にわたってお届け致します。

この作品で共演なさった義経役の尾上菊之助(現・尾上菊五郎)さんと
静役の藤 純子(現・富司純子)さんが、私生活でもめでたく結ばれて
ご結婚なさったというエピソードはあまりにも有名です。
おふたりとも、とにかくお若い!(^ ^)

若いといえば、菊之助(菊五郎)さんは
『義経』(平成17年放送)で主演を務めた滝沢秀明さん、
さらに3年後の『篤姫』(平成20年放送)で主演を務めた
宮崎あおいさんによって記録を塗り替えられるまで、
大河ドラマ史上で最も若く主役を演じられた方でもありました。

そりゃお若く見えるはずですな(^ ^;;)

当然ながらドラマ映像は白黒で、大河ドラマカラー化までは
あと3年の月日を待たねばなりませんが、
そのほとんどがスタジオ収録ながら
現在と比較しても互角の演出で、ちとビックリしました。


──とり忘れられたような古い民家の佇まいの中にも、
昔から様々な伝説、いろいろな書物の中に
伝えられてきた日本人の心の故郷がある。

31年の生涯のうち、
華やかな光を浴びたのはわずか2年に過ぎない
源義経の物語も、この鞍馬の里の風景から始まる。

年に一度の鞍馬の火祭り。
人々は長さ一帖もある松明をかざして鞍馬の山の石段を上る。
今から800年前、少年時代をこの山に過ごしたという義経は
この闇の中の火の行列を見たことがあったであろうか?

少年時代の義経について、信頼できる史料というものは残っていない。
彼の生涯の前半は、この火祭りの火のように神秘的で
闇の中の幻のようにおぼろげである。

ともあれ。
源 九郎義経が正式に歴史の上に登場してくるのは次の瞬間だ。
治承4(1180)年10月、場所は駿河の黄瀬川、兄・頼朝の陣。

この時、源 頼朝は33歳、義経は22歳である──

──────────

『源 義経』総集編第一部


頼朝の陣であります。

中央に座している総大将の源 頼朝(芥川比呂志)は
目をカッと見開き、相手を威圧するほどです。

そこへ、静かに歩を進める武将こそが
この物語の主人公・源 義経(尾上菊之助)。
奥州平泉から平家討伐のため馳せ参じました。

義経は頼朝に人一倍の働きを見せることで
兄に認めてほしい思いで気合い充分なのですが、
「戦の下知するは頼朝ぞ!」とさっそく叱られてしまいます。

物語の冒頭にして、このすれ違い(^ ^;;)

陣の裏手では、
奥州から共にやって来た武蔵坊弁慶(緒形 拳)らが
不安そうに陣をのぞき込んでおります。

かわいい弟であるはずの義経を
頼朝はあくまでも家来として扱うつもりのようで、
「義経かわいそう」「御大将頼朝ゆえに仕方ない」などと
ついてきた家臣たちは口々につぶやいています。


平清盛の死後、平家の大軍は木曾義仲に撃破され
再起をかけるべく都落ちし西国へ下っていきます。
都への一番乗りを果たした義仲は
最初こそ好意的に出迎えられたものの、
いさかいは絶えることなく対立は深まる一方です。
(以上5行はKassy補足)

そんな悪評高い義仲を討伐すべく、頼朝は
義経に兵を預けて京方面へ向かわせることにします。
冒頭の兄弟対面から足かけ4年の歳月が経っていました。

後白河法皇からの院宣は未だに発せられていないので
ある意味フライングスタートではあるのですが、
仮にも院宣が発せられたら、
相手が源氏の血が流れる義仲であっても
ためらわずに討ち取るよう指示します。

ゆえに、義経の入京時には
くれぐれも義仲の二の舞にならぬようにと言い置きます。
さらには、院宣を発する法皇や側近の公家衆には
心を許さぬようにと念を押しておきます。

兄弟対面から足かけ4年、政治的天才である頼朝は
義経の軍事的天才さを見込んで義仲討伐のメンバーに選ぶのですが、
その反面、義経の政治家に向かない純粋さや人情もろさを危ぶんでいて
これらの注文には、その部分が色濃く出ていたのでしょう。

後白河法皇の政治的策謀、公家たちの腹黒さを細かく教え込みますが
戦を前に喜び勇む義経の耳に、果たして届いたかどうか──。


破竹の勢いの義経軍は、
アッという間に義仲軍を破った……のだそうです。
映像なく、単なるナレーションで
あっさりと済まされてしまったので(笑)。

都の治安を取り戻した義経を法皇や公家衆は絶賛しますが、
そんな中、京都奪還を目指す平家軍に向かうべく
義経は京から出陣することにします。

その日の夜、
出陣祝いに舞う静御前(藤 純子)の舞を堪能します。


北は断崖絶壁、南は海で守られた一の谷──。

義経の作戦は、敵の意表をつくものであります。
つまり、陣の北側の断崖から降りて奇襲しようというわけです。

平家軍が慌てるのも無理ありません。
陣を造る最中であったため、
必要最小限の人員しかいなかった一の谷の陣に
次々に突っ込む義経軍。

まさか! というところからの奇襲であったために
戦う気力すら微塵にも感じられず、敗北していきます。


一の谷で平家を破った義経は
後白河法皇から検非違使に任じられますが、
頼朝との約束があったために義経は辞退。

当然ながら、公家たちはそれを問題視します。
鎌倉の頼朝の力というのはかなり増大しており、
それの対抗馬として義経を担ごうというわけです。

頼朝と義経の間には深い溝ができています。
頼朝から見れば 弟には独断の行いが多いと見え、
義経にすれば 問うても答えを与えぬ兄に見える。

法皇と公家衆の願いを受け、
義経はついに検非違使の任を受けることにします。


義経は、頼朝から屋島攻めを命じられます。

屋島に陣を構える平家軍は、源氏水軍が
あくまでも瀬戸内側から攻めかかってくると信じて
それに対する防備に余念がありませんが、

義経はこの時もまた、「まさか」と思えるような
裏手の山からの奇襲作戦に出ます。

この戦いは、全体的に見れば引き分けといったところで
義経は独断で長門まで平家を追う計画を立てます。


長門国豊浦郡にある彦島は、攻めるに難く 守るに易く、
中納言・平 知盛の領地であるココは、
平家にとっては最後の守りともいうべき島であります。
当然ながら、その知盛(市村竹之丞)が大将です。

関門海峡は潮の流れの変化が激しく、
西側から東側へという潮の速い流れに乗って
平家軍は矢を次々に射かけ、海戦に慣れない義経軍を攻撃。

義経軍は関門海峡の東側にある
満珠島・干珠島のあたりにまで追いやられてしまい、
勢いに乗った平氏軍は義経を討ち取ろうと更に攻めかかります。

ただ、途中で阿波重能の水軍300艘が寝返ってしまい、
それによって知盛は冷静さを失っています。

やがて、潮の流れが今までとは逆に東側から西側への流れに変わり、
知盛や能登守教経(山口 崇)らは「しまった!」と口々に叫びますが
時はすでに遅く……。
義経軍はこれに乗じて平氏軍を押しまくります。

壊滅状態になった平氏軍──。

「海に入られた方々、助け参らせよ!」という義経の叫び空しく、
敗北を悟った平氏一門は次々と海上へ身を投じ始めます。

知盛は建礼門院徳子らが乗る船に乗り移り
二位尼は死を決意して、安徳天皇とともに入水。
武将たちも覚悟を定め、次々に入水していきます。

勝敗はついに決しました。


京に凱旋した義経は、
偉大な英雄として都の人気は絶頂に達しています。

しかし、平家との戦いを長期戦だと覚悟していた頼朝にとっては、
それを次々に破った義経を賞賛するどころか
不快に感じてしまっております。

義経を京に派遣する際、
あれだけ言い置いておいたのに……。
このまま義経を放置していては、
頼朝自身の身も危うくする可能性すら秘めています。

勘当するほどの怒りを買っていることを知った義経は
驚いて鎌倉入りしようとしますが、頼朝はそれを許さず。
腰越に留め置かれた義経は、兄の怒りを解くため
切々たる心情を長文にしたためます。

──────────

作:村上 元三

音楽:武満 徹

テーマ演奏:NHK交響楽団
テーマ指揮:外山 雄三
演奏:東京室内楽団

美術考証:新井 勝利
殺陣:林 邦史朗

絵:森村 宣永
  寺田 政明

振付:藤間 勘紫乃
語り:小沢 寅三

──────────
[出演]

尾上 菊之助 (源 義経)

緒形 拳 (武蔵坊弁慶)

藤 純子 (静)

市村 竹之丞 (平 知盛)

中村 竹弥 (熊谷直実)
─────
田中 春男 (伊勢三郎)
尾上 菊蔵 (駿河次郎)
常田 富士男 (喜三太)
服部 哲治 (梶原景季)
市川 門之助 (佐々木盛綱)
岩井 半四郎 (佐藤継信)
青山 良彦 (佐藤忠信)
名和 宏 (鈴木重家)
金光 満樹 (亀井重清)
石井 宏明 (熊井太郎)
草野 大悟 (片岡経春)
尾上 梅五郎 (片岡為春)
内藤 武敏 (常陸坊海尊)
天野 新士 (渡辺 学)
清川 新吾 (畠山重忠)
松本 朝夫 (江田源三)
水島 真哉 (佐々木高綱)
─────
山口 崇 (能登守教経)
加藤 武 (悪七兵衛景清)
鳳 八千代 (建礼門院)
舟木 一夫 (平 敦盛)
市川 男女蔵 (美尾屋十郎国俊)
長島 丸子 (二位の尼)
大塚 周夫 (藤原忠清)
片岡 半蔵 (上総五郎兵衛尉)
─────
北村 和夫 (大江広元)
大塚 道子 (政子)
堀井 永子 (るん)
太刀川 寛 (源 範頼)
中村 歌門 (梶原景時)
渥美 国泰 (和田義盛)
中村 福助 (土肥実平)
山田 晴生 (岡崎義実)
小沢 重雄 (土屋宗達)
須永 宏 (河越重頼)
高木 新平 (佐々木秀義)
─────
中村 又五郎 (九条義実)
坂東 蓑助 (高階泰経)
市村 家橘 (平 知康)
猿若 清方 (藤原成経)
─────
花岡 菊子 (田浦)
皆川 和子 (つる)
鷲尾 真知子 (くう)
新橋 耐子 (立花)
梅沢 昇 (藤五)
辻村 真人 (四郎)
片桐 真 (串崎舟の漁師)
曾我廼家 一二三 ( 〃 )
松崎 真 (太郎時家)
村上 幹夫 (梶取り)
橋爪 功 (頼朝の家来)
渡辺 アーチスト (女官)
─────
若駒冒険グループ
─────
山田 五十鈴 (常磐)

滝沢 修 (藤原秀衡)

辰巳 柳太郎 (平 清盛)

坂東 吉弥 (薩摩守忠度)
御影 京子 (うつぼ)
片山 明彦 (藤原泰衡)
戸田 皓久 (藤原国衡)
田村 正和 (藤原忠衡)
森沢 孝 (東光坊蓮忍)
生井 健夫 (覚日)
井上 和之 (隆恵)
─────
芥川 比呂志 (源 頼朝)

渡辺 美佐子 (あかね)

加東 大介 (金売り吉次)

──────────

制作:合川 明

美術:富樫 直人
フィルム撮影:岩井 禧周
技術:小林 長雄

演出:吉田 直哉

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