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2012年5月16日 (水)

プレイバック義経・(18)清盛死す

京・西八条第 蓬壷──。

大量のよもぎの葉を海に模して作られた、蓬壷。
よもぎを前にして、ここにいれば世間の煩わしさから開放されると
平 清盛はただ黙って座り続けます。


鎌倉・大倉御所──。

源 義経は、源 頼朝の大倉御所の一棟に移り住んでいました。

しかし御家人の中にあって暮らしづらいのか
伊勢三郎と駿河次郎は、弁慶と一緒に
千鳥と杢助が暮らす小屋へ抜け出して行っております。

いざ鎌倉! と奥州からはるばる駆けつけたものの
役目は愚か居場所すらなく、毎日を鬱々と過ごしているのです。
たまには毒づいてうっぷんを晴らさなければ、ですね。


京の紐屋・お徳のところに、あかねがやってきました。

なんでも、鎌倉から逃げ出す手古奈に義経が
京に着いたら金売り吉次を頼るように言っておいたようで、
その手古奈を侍女として雇えるところを斡旋してほしいと
お徳に頼みにきたわけです。

義経の名を聞いて、パッと表情が明るくなるうつぼです。

うつぼは義経のいまを手古奈から教えてもらいますが、
奥方がいるのかを緊張の面持ちで聞くうつぼの表情を見て
何かを感じ取ったか、静の存在は伏せておくことにします。


平 盛国邸で酒を楽しむ清盛は
見たことのない母の夢をよく見る、と話します。

そういえば、この屋敷に来たのも
義経がまだ牛若と名乗っていた時分でありまして、
その頃のことがふと脳裏を巡ったかもしれません。

杯をくいっと傾けた瞬間、それを手から落とし
倒れてしまいます。

病の床についた清盛は、ひどい高熱が続き
病気平癒の祈祷が連日続けられました。
しかし容体は芳しからず。

少し持ち直したある日、清盛は弟・平 時忠を呼び出し
己の死の後は、平 宗盛に万事言いつけているので
共に手を携えてと頼みます。


後白河法皇は、清盛の病気が今度は治らないと予測し
お見舞いにも行かず、何もしないことにします。
それに驚いた平氏方は、
時子が宗盛を御所に派遣することにします。

法皇は、清盛がいなくなった世の中は考えられないと嘆き、
お見舞いに行って清盛が苦しむ姿を見るのが辛いから
お見舞いには行けないと言い逃れます。

しかし、清盛が亡くなった後に当主が宗盛となった時には
法皇を父として崇めるようにだけは言い置いておきます。


清盛の耳役として仕えてきた五足は、
清盛がかねてより肌身離さず持っていた菩提寺の数珠を
福原に忘れてきたということを知って、

その数珠を持っていないから
不吉なことが起こっているのではないかと考え、
福原にそれを取りに行きます。

時子は、数珠を清盛にしっかりと握らせ
最期の言葉を聞きます。
「今生、思い残すことは何もなし──」

平氏の栄華を一代で築き上げた清盛も病魔には勝てず
ついに帰らぬ人となりました。


清盛死去の知らせは、
五足によってお徳の元にも届いておりまして、
はかないものやなぁ、と死を悲しみます。

清盛亡き後、五足の役目は終わったも同然ですが
「まだやらにゃならんことがある」と屋敷に戻っていきます。

生前、清盛が手塩にかけて育て上げた蓬壷が
火災によって燃えました。
時子が声を上げ、延焼を防ぐよう命じますが時すでに遅く。
清盛の思い出がまたひとつ、消えてしまいます。

しかし、その火を放ったのは……あろうことか五足でした。
蓬壷を道連れにという清盛からの直々の遺言で
火をかけたそうです。

その夜、平氏による襲撃を受け五足は惨殺。
清盛の側に近づきすぎたとはいえ、あまりに酷い仕打ちです。


義経は、清盛の死を頼朝から知らされます。

伏し目がちになり、それなりのショックを受けているようですが
頼朝の前では気丈に振る舞い、
今後は源氏の武士として存分に働く覚悟を表明。
頼朝はひとまず安心します。

館に戻った義経は、一心に手を合わせます。

父の仇であるはずの清盛の死を喜べません。
義経の中に、割切れない何かがあるのかもしれません。
清盛が憧れた海を眺めて、義経は何を思うのでしょう。


『仏事はことさら無用、一族打ち揃って東国の反乱を鎮めるべし』
という清盛の遺言がありましたが、
時子は、実はもうひとつの遺言があると言い出します。

『いかにも無念は、源頼朝の首を見ずして死ぬことである──』

新たな、源平の戦いが始まろうとしていました。

──────────

治承5(1181)年閏2月4日、

平清盛が九条河原口の平盛国屋敷で死去。享年64。

元暦2(1185)年5月24日、
源 義経が兄・源 頼朝に弁明の腰越状を送るまで

あと4年3ヶ月──。


原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
──────────
[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
上戸 彩 (うつぼ)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
中島 知子 (千鳥)
白石 加代子 (お徳(語り))
稲森 いずみ (常磐(回想))
宮内 敦士 (佐藤継信)
上原 美佐 (手古奈)
北村 有起哉 (五足)
※ 宮内〜北村:ピンクレジットなし
──────────
阿部 寛 (平 知盛)
夏川 結衣 (明子)
鶴見 辰吾 (平 宗盛)
森口 瑶子 (経子)
細川 茂樹 (平 重衡)
戸田 菜穂 (輔子)
賀集 利樹 (平 維盛)
小泉 孝太郎 (平 資盛)
大橋 吾郎 (平 時忠)
かとう かずこ (領子)
平野 忠彦 (平 盛国)
神木 隆之介 (牛若(回想))
※ 賀集〜神木:ピンクレジットなし
──────────
平 幹二朗 (後白河法皇)

夏木 マリ (丹後局)
草刈 正雄 (平 知康)
萬田 久子 (あかね)
財前 直見 (北条政子)
小林 稔侍 (北条時政)

松坂 慶子 (時子)

中井 貴一 (源 頼朝)

渡 哲也 (平 清盛)
──────────
制作統括:諏訪部 章夫
演出:木村 隆文

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