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2012年6月11日 (月)

プレイバック義経・(22)宿命の上洛(じょうらく)

倶利伽羅峠の戦いで勝利を収めた木曾義仲の軍勢は
その勢いで平 維盛軍を完膚なきまでにつぶしまくり
京に近づきつつありました。

無様な戦いに怒った平 宗盛は
さらなる軍勢を北国に派兵するように命じますが、
平 知盛曰く、もうこれ以上送る兵がおりません。
最後の3万の兵を送った場合、京を守る兵がいなくなるからです。

「官軍がむざむざ負けて何としやる!」
御所に入った宗盛は、丹後局にキンキン声で叱責を受けます。
後白河法皇のお側近くに仕える平 知康も、
冷酷にも宗盛を突き放します。

法皇は何も言わず、こめかみあたりを押さえています。
頭痛の元凶は、宗盛の無様な有様のようです。

一方、経子の元にある男が現れます。
その男は経子の亡き夫・平 重盛の形見の鎧一式を携えておりました。
息子の維盛が身に付けて出陣していったものです。

男は法外な値をふっかけて来たわけですが、
経子にはその支払い能力はありません。
ただ、亡き夫の形見だけに何としても取り戻したく
時子に頭を下げ、黄金と兵糧の借用を願い出ます。


尾張国に到着した源 義経主従は、物見に走った伊勢三郎の報告で
義仲の様子を知ることができました。

ただ、源 頼朝の厳命で容易に動くことができません。
何としても戦を避けたい義経は、再び三郎を物見に走らせ
「鎌倉の兵が動く」とウワサを流させます。

そのウワサを聞いた義仲は、
今は鎌倉にいる嫡男・義高を救出するためには
頼朝よりも早く入京しなければならないという巴の意見に賛同し、
比叡山延暦寺に味方をするのかしないのかの回答を急がせます。


義仲軍が京に近づくに従って
京の町を荒し回る盗賊たちも増え始めますが、
平氏はその盗賊探しに躍起になっております。
そればかりか、盗賊とは無関係の者たちをも次々と捕え
無実の罪を着せて断罪に処すわけです。

組紐屋のお徳は、時子の元に忍んで現れます。
朱雀の翁の圧力で得た、重盛のその形見の鎧を引き換えに、
むやみな盗賊討伐をやめさせるように願い出ます。

今はその鎧の持ち主である維盛がこっそり帰ってきました。
時子はさっそく維盛に取り戻した鎧を披露し、
経子とともに多いに喜ばせます。

しかし宗盛は、ここでも横やりを入れるわけです。
この鎧が平氏代々嫡流たる男子が受け継いだものであって
維盛がその鎧を脱いで兵糧と換えるという不届きは
みずから嫡流の座から下りたも同然で、

この鎧を受け継ぐのは
平氏の後を継いだ自分である、と言い出します。

時子はあまりの突然の言い分に言葉を失い、
経子はよよよと泣き出す始末。

半ば奪い取る形で得た鎧を持ち帰り、
息子に着せては満足げにウハウハ喜ぶ宗盛に
知盛はあきれ果てています。
「戦の場にお出にならぬお方に
維盛の舐めた辛酸、到底お分かりいただけぬ」


義経は、もしこの先の成り行きで仮に義仲を討った時は
義高の敵となってしまうことに不安を感じます。
それこそ、義経自身が歩んできた道と同じであるからです。

義経が討たずとも、
平氏方が義仲を討つという場合があります。
その時は、今度は義経は
子供のころにともに遊んだ知盛や重衡らと戦うことになります。

ためらいではなく、自らの宿命をひしひしと感じます。


義仲軍を迎え撃つにあたって、知盛が対する武将に選ばれますが
味方1,000の兵に対し、
義仲軍が1万余とあっては容易に戦うことはできず、
知盛は兵を惜しんで何もせず、引き揚げることにします。

宗盛はさんざんに愚痴をこぼしますが
皆、言いたいことは一緒です。

そこで思いがけず、知盛が提案します。
「ひとまず都を賊に明け渡してみようではありませぬか」

清盛存命中に、慌ただしく福原遷都したことを思えば、
いったん西国へ移って力を貯えることもできそうな気がします。
宗盛は肩の力をガックリと落とし、うなだれます。

時子ら奥サマ方も、敵に背中を見せるのは反対ですが、
それが時子がとっさについた「頼朝の首を墓前に備えよ」という
ウソの遺言のためと知れば、頷かざるを得ません。


義経主従は、京の町を見下ろせる山の頂に到着しました。
都へ戻るのは、実に12年ぶりのことです。
これから義経を何が待ち受けているのか。
新たな試練の時です。

──────────

原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
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[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
宮内 敦士 (佐藤継信)
小栗 旬 (梶原景季)

小澤 征悦 (木曽義仲)
小池 栄子 (巴)
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森口 瑶子 (経子)
かとう かずこ (領子)
細川 茂樹 (平 重衡)
戸田 菜穂 (輔子)
賀集 利樹 (平 維盛)
小泉 孝太郎 (平 資盛)
梅津 栄 (朱雀の翁)
白石 加代子 (お徳(語り))
大橋 吾郎 (平 時忠)
神木 隆之介 (牛若(回想))
蛭子 能収 (一条長成)
※ 大橋〜蛭子:ピンクレジットなし
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平 幹二朗 (後白河法皇)

夏木 マリ (丹後局)
草刈 正雄 (平 知康)
鶴見 辰吾 (平 宗盛)
夏川 結衣 (明子)
阿部 寛 (平 知盛)

松坂 慶子 (時子)

渡 哲也 (平 清盛(回想))
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制作統括:諏訪部 章夫
演出:柳川 強

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