2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 折り返し地点 | トップページ | 一人はみんなのため »

2012年7月 1日 (日)

(26)平治の乱 〜武士の覇者は誰か? 平氏×源氏 決戦の時〜

平治元(1159)年12月4日、平 清盛は
その大願成就のために熊野詣でへ旅立ちます。

12月9日、その軍事的空白を狙って
源 義朝はついに動き出します。


京・三条殿──。

緩歌慢舞凝絲竹 盡日君王看不足
漁陽鼙鼓動地來 驚破霓裳羽衣曲
(のびやかな歌や踊り、笛や琴の音も美しく、
王は終日眺めて見飽きることがなかった。
突如、漁陽の陣太鼓が地を揺るがして迫り、
霓裳羽衣の曲を楽しむ日々は砕け散った。)

後白河上皇が高らかと詠み上げ、
お側近くに仕える女たちに講釈をしています。

そこへ、中納言・藤原信頼が駆け込んできます。
「何者かが、この三条殿に攻め寄せて参りまする」

上皇と、上皇の姉である上西門院統子は、
難を避けるために、鎌田正清の導きで
内裏の一本御書所に案内されます。

ただし、“難を避けるため”とは言葉ばかりで
その実は『幽閉』されてしまったわけです。
二条天皇も同様に、黒戸御所に幽閉されておりました。

幽閉が成ったと知るや否や、義朝は
三条殿と信西入道の館に火矢を射させます。

三条殿にいた信西の妻・朝子ですが、
内裏に移る統子たちと正清の会話を漏れ聞いて
三条殿が危ないことを察知。

夜の道を清盛館に駆け、夫の救出を願うわけですが、
清盛は熊野詣でに出ていて不在です。
応対した時子は熊野へ早馬を出させます。


紀伊国切目──。

早馬で清盛を追って来た伊藤忠清は
清盛の耳に京の情勢を伝えます。
「中納言信頼様ならびに、左馬頭義朝殿による謀反の由!」

熊野詣でどころの話ではありません。
義朝の狙いが信西の首であることを知った清盛は
もしものためにと平 家貞が揃えておいた鎧兜を身に付けて
急いで京に取って返します。


山城国田原──。

薄暗い夜の道を、藤原師光と信西は
後ろを振り返りつつ必死に逃げています。

しかし、ふと立ち止まった信西は大きな穴を掘らせ
そこに入ってしばらく隠れることにします。
熊野詣でに行った清盛が、
すぐに戻ってきてくれると見越してのことです。


義朝の軍に参加していた源 頼政は
義朝の戦上手ぶりを讃えますが、
その一方で“いささか浅慮”と落とします。

しかし、坊主の作る世では武士は永遠に浮かばれず
武士は武士らしく、力を持って世に誇示すべしと
義朝は考えています。


12月14日、内裏で除目が行われ
この乱の謀反人でもある信頼は近衛大将の位に就きました。
信頼は、出仕した義朝に「播磨守」を、
そして頼朝には「右兵衛権佐」の位を与えます。

義朝は、信頼に勧められるままに酒をあおりますが、
藤原忠通や美福門院得子は、功績ない者を昇進させるのは
“愚かなこと”だと冷ややかです。

東国から到着した義朝の子・悪源太義平が大軍を率いて
清盛一行の前に立ちはだかるというウワサが流れ、
そのウワサのおかげで清盛はなかなか京に戻れません。

そなた自身にとって、平氏にとって、世にとって
災いとなるも宝となるも、そなた次第よ──。
信西は、悩める清盛に
時に優しく時に冷徹に導いてくれた御仁であります。

清盛としては、何としても信西を助け出したいと同時に
義朝には、最悪でも馬鹿な真似はしないでもらいたいと
友を信じたい気持ちでいっぱいです。

「清盛殿……助けてくれ……」
穴の中の信西が、清盛につぶやいた気がしました。

平 清盛は、断じて友を見捨てはせぬ!
信西救出のため、源氏を蹴散らすつもりで出発です。


清盛を待ち伏せしているというウワサの義平は
実は待ち伏せなどしておりません。
義朝の許可が下りず、京を動いていないわけです。

義朝は、清盛の帰りを待っています。


待ちに待った信西は、意識がもうろうとしていますが
ついに、清盛に助け出されます。

清盛が信西が隠れる穴から引き揚げるべく
手を差し伸べてくれ、
信西は、力ないながらも手を伸ばします。

……と、ふと松明の明かりが相手の顔を照らします。
引き揚げようとしたのが清盛ではなく
源氏方の武将であると分かったわけです。

たちまち引き揚げられた信西は、もはやこれまでと
懐刀で首を掻き切ります。


夜が明けて、京では無数の農民たちが
信西の御首級(みしるし)に手を合わせて
念仏を唱えています。

そこに清盛がようやく戻ってくるわけですが、
信西を失った悲しみで
清盛は肩を揺らして泣きわめきます。


「平 清盛が、京に入った由にござります」
来たか、と義朝は立ち上がります。

いよいよ、両雄対決です。

──────────

平治元(1159)年12月14日、
山城国田原に逃れた信西は、藤原師光(西光)らに命じて
自らを地中に埋めさせて自害する。

治承4(1180)年8月17日、
源 頼朝が挙兵して平氏に反旗を翻すまで


あと20年8ヶ月──。


作:藤本 有紀
音楽:吉松 隆
題字:金澤 翔子
──────────
松山 ケンイチ (平 清盛)
玉木 宏 (源 義朝)
松田 翔太 (後白河上皇)
深田 恭子 (時子)
森田 剛 (平 時忠)
藤本 隆宏 (伊藤忠清)
窪田 正孝 (平 重盛) ※ ピンクレジットなし
──────────
阿部 サダヲ (信西)
宇梶 剛士 (源 頼政)
堀部 圭亮 (藤原忠通)
吉沢 悠 (藤原成親)
塚地 武雅 (藤原信頼)
岡田 将生 (源 頼朝・語り)
──────────
上川 隆也 (平 盛国)
松雪 泰子 (美福門院 得子)
中村 梅雀 (平 家貞)
──────────
制作統括:磯 智明
    :落合 将
プロデューサー:櫻井 壮一
演出:渡辺 一貴


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『平 清盛』
第27回「宿命の対決」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

« 折り返し地点 | トップページ | 一人はみんなのため »

NHK大河2012・平 清盛」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 折り返し地点 | トップページ | 一人はみんなのため »