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2012年7月 7日 (土)

プレイバック義経・(26)修羅の道へ

非業の最期を遂げた木曾義仲の首が
検非違使によって獄門にかけられ、
京の人々の憎しみにさらされます。

数多くのものたちが首目がけて投石する中で、
巴も(“この世にひとり残された”という別の意味で)
義仲を恨んでいます。

巴の存在に気づく源 義経ですが、
巴が刀に手をかけたとき、とっさの機転で
何事もなかったかのように振る舞います。

巴は、義経が義高のお世話役であることを思い出し
義高の身を案じながらその場を後にします。


丹後局に召された義経は
義経率いる鎌倉勢の統制の取れた行軍を褒め讃えますが、
後白河法皇は、その義経を何とか調略して
己の力を復活させたい意向のようです。

後から考えてみれば、義経と法皇の出会いこそが
頼朝・義経兄弟の間に大きな亀裂を走らせることにつながるわけで
ここがいわば“ターニングポイント”ともなりそうです。

丹後局の元から戻った義経は
あかねが来訪していることを知り対面所へ急ぎます。
あかねの隣に平伏しているのが静と分かり、その久々の対面に
最近塞ぎがちだった義経の表情がパッと明るくなります。

屋敷で一緒に暮らしてみては? という駿河次郎の提案に
母の磯禅師に相談してみますが、
母は娘に、何があっても辛抱できる覚悟はあるかと問います。

義経は武士であり、しかも源氏の御曹司でもあるゆえに
静が義経の元へ行っても、妻には一生なれないでしょう。
静は、そのことは覚悟の上だそうです。


鎌倉では、義仲最期の報が届けられますが
それを義高にどう伝えるか、源 頼朝と北条政子は思案します。

結局、北条時政が伝えることになったわけですが、
義仲が行った残虐非道な振る舞いは
確かに滅ぼされるだけの理由に値するものであるものの、
その罪は義仲ひとりのみが負うもので、義高には
これまで通り大姫の婿として過ごすようにという沙汰です。

「ありがたく承りましてございます」
まだ幼いながら、殊勝に振る舞う義高の様子を時政から聞いて
頼朝は、清盛に捕らえられた時のことを思い出していました。

殊勝に振る舞うのは、
子どもには子どもなりの知恵であることを
頼朝自身がよく知っているからです。

「義高様は、どうして泣いておられるのでしょう?」
大姫が、頼朝に訊いてきます。
頼朝は、義高の気持ちを思い、
一方で大姫にはその理由を伝えることができず、
言葉に詰まります。


今の平氏の拠点は、都まであと一歩というところにある
摂津国一ノ谷であります。
一度は都を落ちた平氏ですが、再び力を盛り返し
西国からココまで戻ってきました。

一ノ谷は、前は海、後ろは崖で
水軍を持たない鎌倉軍としては、
西か東からの攻撃しかできないという
言わば天然の要害であります。

源氏に打ち勝つために、平氏は安房水軍に呼びかけて
味方として引き入れております。

頼朝は、法皇からの院宣が
平家が力を盛り返す前に出されるであろうことを見越し、
源氏だけの力で三種の神器を手に入れるよう源 範頼に命じます。
頼朝としては、三種の神器をただで返すつもりは毛頭なく
自らを有利にするための切り札だと考えているようです。


範頼の本軍は、山陽道を進んで一の谷の東・生田へ。
そして搦手の義経軍は、丹波路を進んで
一ノ谷の背後を突くことになりました。

軍議の後、屋敷に戻った義経ですが
うつぼがお徳に命じられて義経の前に現れます。
しかしその隣には、女性の姿が──。

うつぼの気持ちもなんとなく知っている
伊勢三郎や駿河次郎、喜三太たちは
計らずも対面してしまった二人の前で居心地が悪そうです。

うつぼは、静という名を聞いて
遮那王が静を探していた話を聞いていたので、
「幼なじみだから……知ってたよ」と
気丈にも笑顔でいるうつぼです。

ただ、すぐに走って屋敷を出て行ってしまいますがね(^ ^;;)


寿永3(1184)年1月29日、ついに平家追討の院宣が下され
平氏の元にある三種の神器奪還も使命に
範頼と義経がいよいよ出陣することになりました。

静は武運祈願の舞を、義経のためだけに舞います。
華麗に舞い終わり、手をついた静を見て出発する義経。
屋敷を出発しても、手をついたままの静。
静の綺麗な瞳からは、涙がポロポロとこぼれていました。

──────────

寿永3(1184)年1月26日、

後白河法皇は源 頼朝に
平家追討と三種の神器奪還を命じる平家追討の宣旨を出す。

元暦2(1185)年5月24日、
源 義経が兄・源 頼朝に弁明の腰越状を送るまで

あと1年4ヶ月──。


原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
──────────
[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
上戸 彩 (うつぼ)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
宮内 敦士 (佐藤継信)
小池 栄子 (巴)
石原 良純 (源 範頼)
小栗 旬 (梶原景季) ※ ピンクレジットなし
──────────
石原 さとみ (静)
鶴見 辰吾 (平 宗盛)
細川 茂樹 (平 重衡)
賀集 利樹 (平 維盛)
小泉 孝太郎 (平 資盛)
大橋 吾郎 (平 時忠)
塩見 三省 (覚日律師)
床嶋 佳子 (磯禅師)
後藤 真希 (能子)

小澤 征悦 (木曽義仲)
大杉 漣 (源 行家)
白石 加代子 (お徳(語り))
かとう かずこ (領子)
──────────
平 幹二朗 (後白河法皇)

財前 直見 (北条政子)
阿部 寛 (平 知盛)
萬田 久子 (あかね)
草刈 正雄 (平 知康)
夏木 マリ (丹後局)
中尾 彬 (梶原景時)
小林 稔侍 (北条時政)

松坂 慶子 (時子)

中井 貴一 (源 頼朝)

渡 哲也 (平 清盛(回想))
──────────
制作統括:諏訪部 章夫
演出:一木 正恵

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