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2012年7月25日 (水)

プレイバック義経・(29)母の遺言

源 頼朝の命により、京都守護として京に戻った源 義経。
その彼と入れ替わりで、同じく頼朝の命により
源 範頼は梶原景時父子らとともに鎌倉へ戻ることになりました。

義経は、範頼の後を引き継いで
訴訟の裁定や平氏方への内通者の取り締まりなど
かなり多忙であります。

義経への賞賛の声はますます上がるばかりで、
その流れは鎌倉の大倉御所内でも同様であります。
北条時政はじめ、大江広元や善信も恩賞を出すべきとしますが、
頼朝はどうも乗り気ではありません。

源氏内としてはそうないのですが、
朝廷や法皇がことさらに義経を持ち上げることに
頼朝は危機感を抱いているようです。

頼朝は国司として範頼らを推挙していたわけですが、
そこに義経の名前はありませんでした。
頼朝と義経との間に隔たりがあることを感じた後白河法皇は
その兄弟仲を切り裂こうと義経の後ろ盾になるべく動きます。

任官がなかった義経への同情の声が上がるのは
至極当然のことでありまして、弁慶らもかなり悔しがります。

義経は、恩賞がいらないということではないのですが
恩賞のために戦をして働いているわけではないので、
まずは三種の神器を取り返すことが大事と決意を新たにします。


平 清盛の嫡孫・平 維盛が入水して果てました。
今まで数々の戦場に出て失敗を繰り返し、
やはり一の谷の合戦での手痛い敗北が響いたのかもしれません。

人がどんどんいなくなります。

清盛死去後、一族を前に時子が伝えた遺言ですが、
「頼朝の首を墓前に備えよ」というものだけは
自分の口からとっさに出た偽りであったと
平 知盛の妻・明子(あきらけいこ)だけに明かします。

時子にしてみれば、重衡が囚われ維盛が入水したのは
その偽りの遺言があればではないかと
負い目に感じていたようです。

告白を受けた明子は、そのことは誰にも言わず
ひとまず胸に留めておくことにします。


平氏とともに屋島にいる安徳天皇に変わる
新しい天皇の即位がなされますが、
その象徴とも言うべき三種の神器はここにはなく。
正式なものとは言いがたいものでした。

そして8月6日、義経は後白河法皇から
検非違使左衛門少尉に任ずる旨の辞令が出ました。

一時は固辞する義経ですが、
義経への恩賞は頼朝への恩賞でもあると説得を受け
悩んだ挙げ句、受けることにします。

その報告を受けた頼朝でしたが、
ことが見えぬ義経に、忸怩たる思いでいます。


一条長成によれば、常盤の体調が思わしくないようです。

吉次が義経にお見舞いを勧めますが、義経は行きません。
かつて、常盤に「屋敷を訪れてはならぬ」と言われており、
その約束を破りたくないわけです。

その気持ちをくんで、吉次は
常盤の様子について逐一報告することにします。

常盤自身は、義経の恩賞の件を長成に聞いたわけですが、
称賛を浴びれば浴びるほど、恩賞を受ければ受けるほど
それにすり寄ろうとする人間がいることを気がかりに思う長成に、
義経に会いたい、とふと漏らします。


範頼を大将とする鎌倉軍が、再び京に戻ってきました。
今回の戦は西国に下り、平氏を徹底的につぶすことにあるようです。
しかし、義経には出陣の命が下らず、今回は都でお留守番……。

数日後、頼朝の使者が義経屋敷を訪問。
何事かと思えば……義経に正室が遣わされるとのこと。
つまり、義経は頼朝の家来か朝廷の家来かを問うているわけです。

ここは頼朝の話を受けなければなりませんが、
静は、そんな義経の心中を察してか屋敷を去ろうとします。
しかし義経は静を思いとどまらせます。

さらに数日後、義経の正室として萌が到着しました。

母の常盤が義経屋敷を訪問したのは、まさにそんな時です。
病を押して、自ら屋敷に足を踏み入れたわけです。

常盤は、一の谷での活躍も、検非違使任官の話も
そして奥方を娶った話もすべて知っています。

源氏棟梁の妻が敗軍の将の妻となり、未亡人となり、
敵方の愛妾となって……というかつての自分がそうであったように
今の義経も、周囲に流されて生きている。
長成と同じように気がかりに思えてならないようです。

母は「きれいごとだけでは生きては行けぬぞ」と忠告し、
身の処し方、物事を見定めるように言い置きます。


翌日、常盤は亡くなります。

義経には厳しい言葉を投げかけながらも
その実は、意識が混濁する中でも義経の名を呼び
ずっと心配して見守ってきた常盤。

義経の胸に、母とも思い出が去来していきます。

──────────

元暦元(1184)年9月14日、
頼朝の命により河越重頼の娘が源 義経に嫁ぐ。

元暦2(1185)年5月24日、
源 義経が兄・源 頼朝に弁明の腰越状を送るまで

あと8ヶ月──。


原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
語り:白石 加代子
──────────
[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
石原 さとみ (静)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
宮内 敦士 (佐藤継信)
尾野 真千子 (萌)
小栗 旬 (梶原景季)
石原 良純 (源 範頼)

阿部 寛 (平 知盛)
夏川 結衣 (明子)
鶴見 辰吾 (平 宗盛)
森口 瑶子 (経子)
かとう かずこ (領子)
戸田 菜穂 (輔子)
賀集 利樹 (平 維盛)
小泉 孝太郎 (平 資盛)
後藤 真希 (能子)
松尾 貴史 (大江広元)
五代 高之 (善信)
蛭子 能収 (一条長成)
神木 隆之介 (牛若(回想))
※ 松尾〜神木:ピンクレジットなし
──────────
平 幹二朗 (後白河法皇)

財前 直見 (北条政子)
夏木 マリ (丹後局)
草刈 正雄 (平 知康)
市川 左團次 (金売り吉次)
中尾 彬 (梶原景時)
稲森 いずみ (常盤)
小林 稔侍 (北条時政)

松坂 慶子 (時子)

中井 貴一 (源 頼朝)
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制作統括:諏訪部 章夫
演出:黛 りんたろう

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