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2012年9月 8日 (土)

プレイバック義経・(36)源平無常

元暦2(1185)年3月24日、
総大将源 義経率いる源氏軍と、平氏が
命運をかけた一戦「壇ノ浦の合戦」は
平氏滅亡という形で幕を閉じました。

これで源氏は、平氏の所領500ヶ所を手に入れて
東国から西国への広大な領土を支配下に治めることになります。

兄の決起を聞いて、奥州からはるばる
鎌倉の源 頼朝の元へ駆けつけてから、はや5年。

頼朝の、そして義経の夢であった平氏追討は叶いはしましたが、
壇ノ浦の海に広がる無数の兵士たちの亡きがらを見ると、
義経は手放しでは喜ぶ気にはなりません。

あれだけ権勢を誇っていた平氏が滅亡した今、
義経の胸の内に広がるのは……無常感です。

そんな義経の心のうちを慮って、武蔵坊弁慶や佐藤忠信らは
義経にしばらく休むように進言しますが、
取り逃した三種の神器の行方などが気になって
おちおち休んでなどいられません。

戦いが終わってもなお、捜索は続けられました。


顔色が優れぬまま陣に戻った義経は、
平氏の面々で捕らえた人物の報告を受けます。

平 清盛の娘で安徳帝の母・建礼門院徳子、
二位尼時子の弟・平 時忠、
安徳帝の弟・守貞親王、
平 知盛の妻・明子、
平氏方の大将・平 宗盛、
その長男・平 清宗、
平 重衡の妻・輔子、
そして──能子。

異父妹とはいえ、血縁者が生きていたというのは
義経に取っては明るい話題でありますが、
まずは総大将の宗盛から対面していくことが
勝者の総大将の務めであります。

宗盛は水術が達者であったために
鎧の重さがあっても浮いてきてしまったらしく、
そこを息子共々救い上げられたわけですが、
助け出されてもなお、義経に恨み辛みを連発です。

この後我らはどのように? と清宗が恐る恐る尋ねると
「首刎ねらるるしかあるまい!」と珍しく強がる宗盛ですが、
こたびの大将は知盛じゃ! としっかり保身を図っています。

義経は続いて、徳子や明子、輔子と対面しますが、
三者とも豊かな髪はボサボサに乱れ、
恐れおののくような目で義経を見ています。

見つからない三種の神器・宝剣の行方を尋ねた義経は、
二位尼(=時子)や帝とともに海の底に眠っていると聞いて
時子の入水の場面を思い出します。

確かにあの時、左腕で安徳帝を抱き寄せ
右手にしっかりと剣のようなものを握っていました。
「承りましてございます」と
義経は手をつくしかありません。


翌朝、浜辺を歩く義経の目に映ったのは、
岩に腰掛けてため息をつく女の姿。
能子です。

義経は、能子が生まれたときのことを
まるで昨日の出来事であるかのように語ります。

義経は思い切って、自分の側で暮らすように能子を説得しますが、
能子は首を縦に振りません。
義経の妹ながら清盛の娘であって、平氏一門の面々に
背中を見せるような真似はできないというのです。

能子は涙を浮かべながら、義経の元を去っていきます。

──────────

元暦2(1185)年3月24日、
長門国壇ノ浦(現・山口県下関市)で行われた戦いで、
栄華を誇る平家が滅亡した。

元暦2(1185)年5月24日、
源 義経が兄・源 頼朝に弁明の腰越状を送るまで

あと2ヶ月──。


原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
──────────
[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
長谷川 朝晴 (鷲尾三郎)
後藤 真希 (能子)
白石 加代子 (お徳(語り))

鶴見 辰吾 (平 宗盛)
夏川 結衣 (明子)
中越 典子 (建礼門院徳子)
戸田 菜穂 (輔子)
小栗 旬 (梶原景季) ※ ピンクレジットなし
──────────
中尾 彬 (梶原景時)

[回想の出演]
平 幹二朗 (後白河法皇)
勝村 政信 (平 重盛)
阿部 寛 (平 知盛)
上戸 彩 (うつぼ)
今井 翼 (那須与一宗高)
小澤 征悦 (木曾義仲)
大杉 漣 (源 行家)
細川 茂樹 (平 重衡)
賀集 利樹 (平 維盛)
小泉 孝太郎 (平 資盛)
大橋 吾郎 (平 時忠)
三浦 浩一 (平 頼盛)
平野 忠彦 (平 盛国)
森口 瑶子 (経子)
かとう かずこ (領子)
北村 有起哉 (五足)
塩見 三省 (覚日律師)
神木 隆之介 (牛若)
※ 勝村〜神木:ピンクレジットなし
──────────
稲森 いずみ (常磐)
加藤 雅也 (源 義朝)
財前 直見 (北条政子)
小林 稔侍 (北条時政)
松坂 慶子 (時子)
丹波 哲郎 (源 頼政)
中井 貴一 (源 頼朝)
渡 哲也 (平 清盛)
※ 稲森〜小林:ピンクレジットなし
──────────
制作統括:諏訪部 章夫
演出:一木 正恵

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